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4月末時点の内々定率は40.9%。現行の採用スケジュールとなった2017年卒以来、過去最高に。

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)は、2022年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生(のべ8,408名)を対象に、「マイナビ 2022年卒 大学生 活動実態調査 (4月)」の結果を発表した。

調査概要

内容 マイナビ 2022年卒大学生 活動実態調査(4月)
調査期間 2021年4月25日~4月30日
調査対象 マイナビ2022会員のうち「2022年春」に卒業予定の大学生・大学院生
調査方法 マイナビ2022会員にメール告知・WEBフォームにて回答
有効回答数 のべ8,408名

TOPICS

■2022年卒業予定の大学生・大学院生の4月末時点の内々定率は40.9%、平均内々定保有社数は1.7社。

2022年卒業予定の大学生・大学院生の、4月末時点での内々定率は40.9%(前年比5.7pt増)で、現行の採用スケジュールとなった2017年卒以降、過去最高となった。新型コロナウイルスの影響で選考活動が止まってしまった昨年の内々定率を大きく上回り、新型コロナウイルス感染拡大前の2020年卒からも微増(前々年比1.6pt増)している。平均内々定保有社数は1.7社(前年比0.2社増)であった。
企業の選考実施時期が年々早まっていることや、採用活動のWEB化が進みコロナ禍でも選考が順調に行われていることが、4月時点での内々定率上昇の要因とみられる。現在、緊急事態宣言下の地域もあるが、昨年ほど選考が止まってしまうことはないと考えられるため、5月の内々定率も上昇していくと予想される。【図1、2】


■6月末までに就職活動を終了する予定の学生は72.2%。
選考がスムーズに進んでいることで、21年卒と比べて早く活動を終了する予定の学生が増加。

現在内々定を保有していて就職活動を続ける予定の学生に、いつまで活動を続ける予定か聞いたところ「6月末」という回答が最も多く、44.0%だった。4月末~6月末までと回答した学生を合計すると72.2%となり、21年卒よりも8.9pt高い結果となった。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で選考活動がストップし、学生も活動を止めざるを得なかった21年卒に比べて、22年卒はスムーズに企業の採用活動が行われていることで学生も就職活動を進めることができているため、昨年よりも早い段階で就職活動を終える学生が多いことが予想される。【図3】


■面接を受けたことのある学生の約5割が、コロナ禍の影響で答えづらかった質問があると回答。
最も多かったのは「学業・研究活動・ゼミ活動についての質問」で43.1%。

面接を受けたことがある学生に、面接においてコロナ禍の影響で答えづらかった質問があるか聞いたところ、48.4%が「答えづらかった質問がある」と回答した。答えづらかった質問は「学業・研究活動・ゼミ活動について」が43.1%で最も多く、「アルバイト経験について」が29.5%、「学生時代に打ち込んだことについて」が29.0%と続いた。

2022年卒の学生は、研究活動やゼミ活動が開始・本格化する3年次の授業をオンラインで受けていることが多く、思うように学業に取り組めなかった様子がうかがえる。また、「アルバイト」や「学生時代に打ち込んだこと」などについても、コロナ禍で活動が制限されていたことで、話しやすいエピソードや実績がなく、答えづらいと感じた学生が多かったようだ。【図4、5】


■コロナ禍で答えづらかった質問について、学生が話していて手応えを感じた回答内容は
「コロナ禍で工夫したこと・努力したこと」や「今後・将来の展望」について

コロナ禍の影響で答えづらかった質問に対して、話していて手ごたえを感じた回答内容を聞いたところ、コロナ禍での学業や課外活動への取り組み方を挙げる学生が多かった。
研究活動、サークル、アルバイトなど自身の活動がどのように新型コロナウイルスの影響を受けたのか、どのような目標設定のもと仲間や同僚とどう工夫・努力して状況を改善したのかを論理的に伝えることができた学生は、手応えが感じられた場合が多いように見受けられる。【表1】

また、コロナ禍の影響で取り組むことができなかったことに対して、将来どのように取り組みたいと考えているかを回答したという学生の声も見られた。
具体的にコロナ禍の影響に対して行動をとれた場合でも、今後の展望を考えているだけの段階でも、それまでの自身の経験をもとに自分の人となりや物事の考え方をいかに伝えられるかが重要なことが分かる。【表2】


■インターンシップの参加時期が早い学生ほど内々定を保有している傾向。
夏のインターンシップに参加している学生とインターンシップに参加していない学生との差は40pt以上。

インターンシップに初めて参加した時期別に内々定率を見てみると、最も内々定率が高いのは2020年6~9月に初めてインターンシップに参加した学生で、4月末時点での内々定率は58.5%だった。2020年6月以降に初めてインターンシップに参加した学生を見てみると、参加した時期が早いほどつれて内々定率が高いことが分かる。
2020年5月以前にインターンシップに参加している学生は、学校の授業の一環としてインターンシップに参加している場合もあることから、就職活動の準備として自発的にインターンシップに参加している学生の中では、動き出しが早いほど現時点での内々定率が高い傾向にあることが見て取れる。
また、インターンシップに参加していない学生は、参加経験がある学生に比べて現時点での内々定率が低く、最も内々定率が高い学生(2020年6~9月にインターンシップに参加した学生)と比べると40.9ptの差がみられる。【図6】

学生の属性データ

有効回答数内訳文系男子文系女子理系男子理系女子総計
人数1,6273,9641,3041,5138,408

INDEX

  • 2022年卒業予定の大学生・大学院生の4月末時点の内々定率は40.9%、平均内々定保有社数は1.7社。
  • 6月末までに就職活動を終了する予定の学生は72.2%。選考がスムーズに進んでいることで、21年卒と比べて早く活動を終了する予定の学生が増加。
  • 面接を受けたことのある学生の約5割が、コロナ禍の影響で答えづらかった質問があると回答。最も多かったのは「学業・研究活動・ゼミ活動についての質問」で43.1%。
  • コロナ禍で答えづらかった質問について、学生が話していて手応えを感じた回答内容は「コロナ禍で工夫したこと・努力したこと」や「今後・将来の展望」について
  • インターンシップの参加時期が早い学生ほど内々定を保有している傾向。
    夏のインターンシップに参加している学生とインターンシップに参加していない学生との差は40pt以上。

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