2025年卒 大学生 活動実態調査 (4月)
25年卒の内々定率は、前年比12.3pt増の64.3%
就職活動の継続については未内々定者・内定保有活動継続者ともに「6月末」が最多
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2025年3月卒業予定の全国の大学4年生、大学院2年生(3,605名)を対象に実施した、「マイナビ 2025年卒大学生活動実態調査」の結果を発表しました。
調査概要
内容 |
マイナビ 2025年卒大学生活動実態調査 |
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調査期間 | 2024年4月25日~4月30日 |
調査対象 | マイナビ2025会員のうち2025年3月卒業見込みの全国の大学4年生、大学院2年生 |
調査方法 | マイナビ2025会員にメール告知・WEBフォームにて回答 |
有効回答数 | 3,605名 |
トピックス
- 2025年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率は64.3%(前年比12.3pt増)
- 就職活動の継続については未内々定者・内定保有活動継続者ともに「6月末」が最多
- 学生が大手企業の選考に参加した決め手としては「福利厚生の手厚さ」が最多
調査詳細
内々定率と内定保有社数
25年卒業予定の大学生・大学院生の4月末時点の内々定率は64.3%(前年比12.3pt増)
25年卒学生の4月時点での内々定率は64.3%(前年比12.3pt増)で、前回調査に引き続き、前年を大きく上回って推移している。【図1】 また、内々定保有者に限定した活動を継続する(※1)割合は49.0%だった。前年から11.0pt減少しているものの、半数近い学生が活動を継続する意向があることがわかった。【図2】
※1:「内々定先に不満なので続行する」「内々定先に不満ではないが、他の企業も見たいので続行する」「その他」の合計
就職活動の継続について
就職活動の継続については未内々定者・内定保有活動継続者ともに「6月末」が最多
学生に今後の就職活動の終了タイミングを聞いたところ、「6月末」予定が最多の34.5%であった。また、学生を未内々定者と内定保有活動継続者に分けて見たところ、どちらも「6月末」が最多であった。選考タイミングが早まっている現状においても学生の活動終了タイミングについては例年と大きな変更がないことがわかった。
大手企業の選考に参加した理由と福利厚生について
学生が大手企業の選考に参加した決め手としては「福利厚生の手厚さ」が最多
大手企業の選考に参加した学生に選考に参加する決め手となったものを聞いたところ「福利厚生が手厚い」が最多で51.5%であった。【図4】
学生の就職する企業にあったら嬉しい、または求める勤務制度や福利厚生については休暇制度(特別休暇、リフレッシュ休暇、介護・看護休暇など)が最多(58.2%)であった。続いて諸手当(住宅手当、子ども手当、食事手当など)が55.3%、フレックスタイム制(時差出勤・オフピーク通勤も含む)54.7%であった。【図5】
過去の調査(※)にて新卒で入社する企業で定年まで働きたいと考える学生は20.1%と少なくはない。長期的に勤務することを視野に入れ、働きやすい環境を求めていることが伺える。
※2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(11月)より
調査担当者のコメント
4月末時点での内々定率は64.3%と前年に比べると大きく上回って推移しています。しかし、その内の約半数は活動を継続すると回答しており、就職活動を行っている学生は現在でも多くいる状況と思われます。さらに活動終了タイミングを聞いたところ、6月末が最多と近年の傾向と変わりがないため、これからも就職活動は活発に行われることが予想されます。
また、学生が大手企業の選考に参加した決め手を調査したところ、「福利厚生が手厚い」という大手企業のイメージに沿った理由が最もあげられましたが、学生が求める福利厚生を聞いたところ「休暇制度」「諸手当」といった安定志向の高い回答が多い一方で、「スキルアップ支援」を求める学生も多くいました。そのため、学生は安定という土台がある上で向上心を持って働ける環境を求めているのかもしれません。
※(2024/06/27)記事内にて対象学生の表記に誤りがございましたので修正しております。
(誤)マイナビ2025会員のうち2025年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生
(正)マイナビ2025会員のうち2025年3月卒業見込みの全国の大学4年生、大学院2年生
詳しくは「PDFデータをダウンロードする」をご覧ください
学生の属性データ
有効回答数内訳 | 文系男子 | 文系女子 | 理系男子 | 理系女子 | 総計 |
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人数 | 652 | 1400 | 789 | 764 |
3,605 |