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2021年卒大学生活動実態調査(8月)

2021年卒の8月末時点の内々定率は77.6%で前年との差は縮小傾向に
コロナ禍の就職活動で重要度が高くなったのは、変化に柔軟に対応できる「企業の安定性

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2021 年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象とした「 2021 年卒マイナビ大学生 活動実態調査(旧名称:内定率調査) 」 8月末時点の結果を発表しました。 本調査は、幅広い層の学生から内定率を調査することを目的として、2010 年 3 月より開始し、今年で 11 年目です。

調査概要

内容 マイナビ 2021年卒 大学生活動実態調査(8月)
調査期間 2020年8月26日~8月31日
調査対象 マイナビ2021会員のうち「2021年春」に卒業予定の大学生・大学院生
調査方法 2マイナビ2021会員にメール告知・WEBフォームにて回答
有効回答数 6,466名

TOPICS

2021年卒業予定の大学生・大学院生の8月末時点の内々定率は77.6%(前年比5.0pt減)、平均内々定保有社数は2.1社(前年比0.3pt減)

 2021年卒業予定の大学生・大学院生の8月末時点の内々定率は77.6%(前年比5.0pt減)、平均内々定保有社数は2.1社(前年比0.3pt減)。
21年卒の内々定率は、2020年5月では大きく前年を割り込んでいたが、6月以降は前年との差を縮め、回復傾向が見られる。【図1、2、3】

2021年卒大学生活動実態調査(8月)
2021年卒大学生活動実態調査(8月)
2021年卒大学生活動実態調査(8月)

コロナ禍の就職活動を通して、就職活動を開始する前と比べて重要度が高くなった企業選びのポイントを聞いたところ、およそ2人に1人が「安定している会社」と回答した。
 安定している会社を選択した理由として「多少不景気になったとしても売上が安定していれば立て直しができ、WEB面接など新しいものを導入出来る力があると感じたため」、「コロナにより需要があったものでも突然発注が停止する事があると知り、どの状況でも必要となる業界へ行きたいと思った」などの声が挙がった。‟安定している”という言葉には「予期せぬ変化が起きた際にも安定を保てる」、「安定を保てるよう変化に柔軟に対応できる」という意味があることが推察される。【図4、5】

2021年卒大学生活動実態調査(8月)
2021年卒大学生活動実態調査(8月)

就職活動をいつまで続ける予定か聞いたところ、「9月末まで」と回答する割合が最も高く、31.4%。年内まで活動を続ける割合は82.3%と前年よりも10.4pt増加した。【図6】

2021年卒大学生活動実態調査(8月)

有効回答数内訳 文系男子 文系女子 理系男子 理系女子 総計
人数 1,301 2,848 1,159 1,158 6,466


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