2019年卒大学生インターンシップ調査
インターンシップ参加率は72.2%で初の7割超。参加社数は平均2.7社でともに過去最高
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、『マイナビ2019』に登録している大学生・大学院生を対象とした「2017年度マイナビ大学生インターンシップ調査」の結果を発表しました(回答数:4,993名)。なお、本調査は今年で4回目となります。概要は以下の通りです。
調査概要
内容 | 2017年度(19年卒)マイナビ大学生インターンシップ調査 |
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調査期間 | 2017年9月29日~10月13日 |
調査対象 | 2019年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生 |
調査方法 | 『マイナビ2019』全会員にWEB DMを配信 |
有効回答数 | 4,993名 |
TOPICS
インターンシップの参加率は前年比12.5pt増の72.2%、経験者の参加社数は平均2.7社でともに調査以来過去最高
調査実施時(9月~10月)までに、インターンシップに参加したことがある学生は、前年比12.5pt増の72.2%で、2014年の調査開始以来最高で初めて7割を超えた。
参加経験者の平均参加社数は、前年の「2.1社」より0.6社増加した「2.7社」で、こちらも調査以来過去最高の結果となった。企業側のインターンシップ実施の活発化(※)により、学生の参加率・参加社数ともに上昇している。
※2017年夏もしくは秋以降にインターンシップを実施した、もしくは実施予定の企業は56.7%(前年比5.0pt増)で、2012年卒調査以来、過去最高の結果に(弊社実施「2018年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」より)
これまでにインターンシップに参加したことがあるか
<経年(全体)>
参加しやすい期間は秋以降の参加予定時期は、「10月」「11月」が前年より増加し、秋開催のインターンシップの参加意欲の上昇が見られる「1日」が最多で、短期間のインターンシップに複数社参加する傾向。一方、長期インターンシップも印象に残りやすい(図②)
今後参加する(したい)時期(複数回答)は、「12月(64.6%)」がトップで、「2月(63.8%)」、「1月(58.2%)」が続いた。また特徴的なのは、「10月(33.8%)」が前年より5.8pt増えたほか、「11月(50.9%)」も前年比2.3pt増となり、本年は企業の秋期インターンシップが活発化し、学生も前年よりも早く参加する傾向が見てとれる。
今後、インターンシップに参加する(したい)時期 【複数回答】
参加しやすい期間も参加した期間も「1日」が最多で、学生が短期間のインターンシップに複数社参加する傾向に
最も参加しやすい期間は「1日(50.0%:前年比8.9pt増)」が最多となった。経年比較でも「1日」は年々増加している。「2~3日(36.8%:前年比5.6pt減)」と合わせ、約9割の学生が「1~3日」の短期インターンシップを参加しやすいと感じている。また、実際に参加した期間についても(「最も印象に残った企業」について質問)、「1日(44.0%:前年比7.2pt増)」が最も多かった。参加社数の増加もかんがみると、参加しやすさも相まって学生は短期のインターンシップに複数社参加していると推察される。
「興味があるプログラム」は「実際の現場での仕事体験(37.7%)」である一方、「実際に参加したプログラム(「最も印象に残った企業」について質問)」は、「グループワーク(56.6%)」が最多となった。実際の現場でのインターンシップは、受入部署の協力が必要となるため、導入のハードルが高いこともあり、学生の希望と実施内容とのギャップが見られる。
最も参加しやすいと思うインターンシップの期間と実際の参加期間
※実際に参加した期間については「最も印象に残った企業」について質問
最も興味を持つ内容と実際に参加した内容
※実際に参加した内容については「最も印象に残った企業」について質問
(交通費や昼食代以外の)報酬が出る有償インターンシップの参加率は21.1%
(交通費や昼食代以外の)報酬が出る“有償インターンシップ”への興味と参加経験の有無を今回初めて質問したところ、参加経験がある学生は21.1%だった。一方、参加経験・未経験問わず、「興味がある」と答えた学生は82.6%で、興味関心は高いものの、有償プログラムへの実際の参加は2割程度に留まったことが分かった。
有効回答数内訳 | 文系男子 | 文系女子 | 理系男子 | 理系女子 | 総計 |
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人数 | 1,126 | 2,078 | 1,028 | 761 | 4,993 |