マイナビ キャリアリサーチLab

2024年卒インターンシップ就職活動準備実態調査(7月)

7月末時点でこれまでにインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加したことのある割合は前年より9.5pt増の53.9%

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2024年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生(4,251名)を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)」の結果を発表しました。

調査概要

内容 マイナビ 2024年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)
調査期間 2022年7月20日~7月31日
調査対象 マイナビ2024会員のうち2024年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生
調査方法 マイナビ2024会員にメール告知・WEBフォームにて回答
有効回答数 4,251名

TOPICS

7月末時点でインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加したことのある割合は前年比9.5pt増の53.9%

これまでにインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加したことがある割合を聞いたところ、7月末時点で53.9%(対前年比9.5pt増)だった。7月単月でも43.3%(対前年比9.2pt増)となっており、24年卒学生は前年以上に積極的にインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加していることがわかった。【図1、2】

インターンシップに参加したことのある割合(累計・今月)/マイナビ「2024年卒インターンシップ就職活動準備実態調査(7月)」
左【図1】これまでにインターンシップに参加したことのある割合、右【図2】今月インターンシップに参加した割合 / 2024年卒インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)

インターンシップ・ワンデー仕事体験に参加して得られたことは「特定の企業のことをよく知ることができた」が最多で58.3%

インターンシップ・ワンデー仕事体験に参加して得られたと思うことを聞いたところ「特定の企業のことをよく知ることができた」が最多で58.3%、次いで「視野を広げられた」が55.8%となっていた。半数を超えていたのはこの2項目だが、インターンシップ参加が「志望企業の絞り込み(キャリアの焦点化)※」と「志望対象を拡大(キャリアの展望化)※」の両方に役立っていることがわかる。【図3】

また、自由記入で回答したもらった内容には「他大学の人と交流するなかで自分を客観視することができた」や「社会人を疑似体験できた」などの意見がみられた。【表1】

※「キャリアの焦点化」「キャリアの展望化」についての解説はこちらをご覧ください。
学生が選ぶインターンシップアワード第2回クロージングキーノート

インターンシップに参加して得られたと思うことは何か/マイナビ「2024年卒インターンシップ就職活動準備実態調査(7月)」
【図3】インターンシップに参加して得られたと思うこと / 2024年卒インターンシップ就職活動準備実態調査(7月)
インターンシップに参加して得られたと思うこと/マイナビ「2024年卒インターンシップ就職活動準備実態調査(7月)」
【表1】インターンシップに参加して得られたと思うこと(自由記入)/ 2024年卒インターンシップ就職活動準備実態調査(7月)

夏季休暇の間に特に時間を取りたいと思っていることは「インターンシップ・ワンデー仕事体験への参加」が最多で74.6%

多くの大学で8月から夏季休暇に入っているが、その間にしたいことを聞いたところ「インターンシップ・ワンデー仕事体験への参加」が最多で74.6%だった。また、「インターンシップ・ワンデー仕事体験への参加準備」が48.3%となっており、多くの学生が夏季休暇を利用してインターンシップ・ワンデー仕事体験に関する活動を予定しているようだ。それ以外では「アルバイト(55.7%)」や「資格取得のための勉強(47.1%)」など様々な活動を予定しており、忙しく過ごしている様子がうかがえる結果となった。【図4】

大学の夏季休暇をどのように過ごしたいか/マイナビ「2024年卒インターンシップ就職活動準備実態調査(7月)」
【図4】夏季休暇はどのように過ごしたいか / 2024年卒インターンシップ就職活動準備実態調査(7月)

現在の就活準備レベルの自己採点はに前年よりも向上、今後の方針を考えている人の割合も増加した

現在の就活準備レベルについて自己採点してもらったところ、「21~40点(あまりできていない)」が最多で40.8%だった。全体的には前年と同様の傾向だが、平均点は5.4点増加しており、準備レベルは向上しているといえる。【図5】

また、就職活動に関する今後の方向性については、「就職活動の方向性は検討中」が最多で62.9%、「就職活動の方向性が固まっている」が34.5%と前年よりもわずかに増加していた。わずかではあるが、24年卒学生のほうが就職活動についてすでに考えている人の割合が高い結果となっていた。【図6】

就活準備レベル/マイナビ「2024年卒インターンシップ就職活動準備実態調査(7月)」
【図5】就活準備レベル/ 2024年卒インターンシップ就職活動準備実態調査(7月)
就職活動に関する今後の方向性/マイナビ「2024年卒インターンシップ就職活動準備実態調査(7月)」
【図6】就職活動に関する今後の方向性について/ 2024年卒インターンシップ就職活動準備実態調査(7月)

【調査担当者コメント】
7月時点ですでに半数以上の人がインターンシップに参加しており、低学年時も含めて、早い段階でキャリア観醸成のための活動をしてきていることがわかります。夏季休暇の予定でもインターンシップ関連の活動が目立ち、今後も積極的に活動する学生が増えていくと思います。就活準備レベルの自己採点については前年より向上していました。こうしたインターンシップの参加経験が後押ししていると思われます。しかし経験すればいいという話しでもありません。学生の方がコメントされてましたが、重要なのは、この経験から何を学ぶかです。

また、まだインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加したことがない方も決して遅いわけではありません。最近は短期間で気軽に参加できるプログラムも増えています。未参加の方はまず経験してみてください。自由な時間が増える夏季休暇をぜひ生かしていただきたいと思います。

学生の属性データ

有効回答数内訳 文系男子 文系女子 理系男子 理系女子 総計
人数 710 1,874 754 913

4,251



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