マイナビ キャリアリサーチLab

2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)

夏季休暇中の予定は「インターンシップ・仕事体験への参加」が最多で73.3%

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2025年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生(2,700名)を対象に実施した、「マイナビ 2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)」の結果を発表しました。

調査概要

内容 マイナビ 2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)
調査期間 2023年7月20日~7月31日
調査対象 マイナビ2025会員のうち2025年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生
調査方法 マイナビ2025会員にメール告知・WEBフォームにて回答
有効回答数 2,700名

TOPICS

7月時点でこれまでにインターンシップ・仕事体験に参加したことのある割合は52.0%(対前年比1.9pt減)

25年卒学生が7月単月でインターンシップ・仕事体験に参加した割合は42.3%(対前年比1.0pt減)だった。【図1】7月時点でこれまでにインターンシップ・仕事体験に参加したことのある割合は52.0%(対前年比1.9pt減)だった。【図2】 

【図1】これまでにインターンシップ・仕事体験に参加したことのある割合の推移、【図2】今月インターンシップ・仕事体験に参加した割合の推移/2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)

夏季休暇の予定は「インターンシップ・仕事体験への参加」が前年に引き続き最多で73.3%。前年から5.0pt以上増加したのは「趣味」「旅行」

夏季休暇の予定を聞いたところ「インターンシップ・仕事体験への参加」が最多で73.3%だった。また、前年から5.0pt以上増加したのは「趣味」(43.1%、対前年比6.1pt増)、「旅行」(30.2%、対前年比5.3pt増)だった。新型コロナウイルスの5類感染症への移行に伴い行動制限がなくなったことを受け、インターンシップ・仕事体験へ参加しつつ、休暇を楽しむ活動も予定しているようだ。【図3】 

【図3】大学の夏季休暇中はどのように過ごしたいか(特に時間を取りたいと思っているもの)/2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)

一方で、インターンシップ・仕事体験参加のために帰省・遠征する必要がある人もいる。全体では「現住所エリアで参加するため帰省の必要がない(41.3%)」が最多だが【図4】、地域によって差は大きい。関東、関西、東海以外の地域では「インターンシップ・仕事体験に参加するために帰省・遠征する(予定含む)」という回答が多くなっている。【図5】

【図4】<夏季休暇中に限定して>インターンシップ参加のための帰省・遠征について/2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)
【図5】(地域別)<夏季休暇中に限定して>インターンシップ参加のための帰省・遠征について/2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)

インターンシップ・仕事体験の選考で聞かれたことは「自身の強みや特長について」が最多、前年から増えたのは「サークル活動・部活動・ボランティア活動について」で5.9pt増

これまでにインターンシップ・仕事体験の選考を受けたことがある人に選考(ES・面接)で聞かれたことを尋ねたところ、「自身の強みや特長について」が最多で82.6%だった。直近3ヵ年で比較すると、大きな傾向は変わらないが、「サークル活動・部活動・ボランティア活動について」「アルバイトについて」の増加が目立った。コロナ禍で行動制限があった際には学生に聞きづらいとされていた質問が25年卒に対しては徐々になされているようだ。【図6】

【図6】インターンシップ・仕事体験の選考(ES・面接)で聞かれたこと/2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)

現在の就活準備レベルの自己採点は「21~40点(あまりできていない)」が最多だが、点数は年々上昇傾向

現在の就活準備レベルについて0点を「何も準備をしていない状態」、100点を「十分できている」として自己採点してもらったところ、「21~40点(あまりできていない)」が前年に引き続き最多で37.3%(対前年比3.5pt減)となった。61点以上(ある程度できている+十分できている)とした割合は13.2%とそれほど高くはないが、全体的に就活の準備レベルの点数は年々上昇傾向にある。【図7】 

なお、就職活動に関する今後の方向性について聞いたところ、「就職活動の方向性は検討中」が最多で60.1%だったが、直近3ヵ年の推移をみると徐々に減少し、一方で「就職活動の方向性が固まっている」が増加している。【図8】 

【図7】現在の就活準備レベルはどれくらいか/2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)
【図8】就職活動に関する今度の方向性について/2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)

社会人になったときの理想の働き方は「自身の都合に合わせて出社かリモートワークかを選べるといい」が最多

社会人になったときの理想の働き方を聞いたところ、前年と同様に「自身の都合に合わせて出社かリモートワークかを選べるといい」が最多で53.6%だった。「毎日リモートワークがいい」は前年から0.8pt減の1.8%である一方で、「毎日出社型がいい」は0.6pt増の19.7%だった。【図9】 リモートワークへの関心は高いようだが、出社と組み合わせて利用したいと考えているようだ。

【図9】社会人になったとき(2025年4月以降)、どのような働き方が理想か/2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)

【調査者コメント】

夏季休暇に入る大学が多い時期であるため、本調査では休暇中の過ごし方について聞きました。三省合意のなかでも、5日以上の長期インターンシップの実施は学業の妨げにならないよう、長期休暇中の実施が推奨されており、多くの学生が夏季休暇中にインターンシップ・仕事体験への参加を予定しているようです。一方で、「趣味」や「旅行」といった休暇を楽しむ予定の学生も増加していました。インターンシップ・仕事体験の選考時に聞かれた質問では「サークル活動・部活動・ボランティア活動について」が前年から増加するなど、行動制限がないことを前提とした質問が徐々に増えているようです。ガクチカを意識しつつ、学生のうちしかできない活動を楽しんでいただきたいと思います。


学生の属性データ

有効回答数内訳 文系男子 文系女子 理系男子 理系女子 総計
人数 452 1,057 580 611

2,700 



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