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2025年卒大学生活動実態調査(10月中旬)

  • 2025年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率は90.5%(前年比4.5pt増)
  • 学生の3人に1人が社会人になってお金を稼ぐ理由は“将来に備えるため”という回答に

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2025年卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象に実施した、「マイナビ 大学生 活動実態調査(10月中旬)」の結果を発表しました。

トピックス

  • 2025年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率は90.5%(前年比4.5pt増)
  • 6割以上の学生が10月1日の内定式に参加 内定式のオンライン開催は1割以下となる
  • 対面で内定式に参加した学生による内定式の感想は「同期と実際に会えてよかった」が最多78.5%
  • 学生の3人に1人が社会人になってお金を稼ぐ理由は“将来に備えるため”という回答に
  • 2026年卒の就職活動生へのアドバイスは「早めに自己分析を」「まずは行動してみる」

調査詳細

2025年卒の10月中旬の就職活動状況

  • 2025年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率は90.5%(前年比4.5pt増)
  • 未内定者は今後の活動において企業規模や勤務地といった要件を柔軟にする可能性も

内々定保有率の推移

2025年卒業予定の10月中旬時点での内々定率は90.5%と昨年から4.5pt増加した。【図1】

【図1】内定保有率の推移/ マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(10月中旬)
【図1】内定保有率の推移 / マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(10月中旬) 

今後の活動の方向性

今後の活動の方向性を聞いたところ、未内定者も内定をもちつつ活動を継続する学生も今まで通り進めるという回答が最も高いが、未内定者のほうが企業規模や勤務地といった要件の幅を広げるという回答が多くみられた。【図2】

【図2】今後の活動の方向性/ マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(10月中旬)
【図2】今後の活動の方向性/ マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(10月中旬)

2025年卒の内定式について

  • 6割以上の学生が10月1日の内定式に参加 内定式のオンライン開催は1割以下となる
  • 対面で内定式に参加した学生による内定式の感想は「同期と実際に会えてよかった」が最多78.5%

内定式の参加日程・形式について

内定式について内定をもっている学生に聞いたところ、66.5%の学生が10月1日に内定式があり参加したという回答となった。【図3】

【図3】内定式に参加した/ マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(10月中旬)
【図3】内定式に参加したか / マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(10月中旬)

内定式の形式については「直接対面形式で実施され、全員集まって参加した」形式が85.1%とほとんどの学生が対面形式にて参加したことがわかった。反対に「オンライン形式で実施され、全員オンラインで参加した」形式は昨年が12.5%であったが、今年は8.7%と1割にも満たなかった。【図4】コロナ禍以降のオンライン開催も落ち着き、対面回帰となっていることがわかる。

【図4】内定式にはどのように参加したか/ マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(10月中旬)
【図4】内定式にはどのように参加したか / マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(10月中旬)

内定式に参加した感想

内定式に対面で参加した学生に参加した感想を聞いたところ、「同期と実際に会えてよかった(78.5%)」が最多であり、次に「来年からその会社で働く実感がわいた(59.0%)」となった。【図5】

【図5】内定式に参加してみてどう感じたか / マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(10月中旬)
【図5】内定式に参加してみてどう感じたか / マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(10月中旬)

内定式に参加することで解消された不安は「他の内定者と仲良くなれるか(60.1%)」が最多であり、対面での参加が内定者の不安感へのフォローとなっていることが想定される。【図6】

【図6】内定式に出席するまでに抱いていた不安などで、出席して解消・軽減したもの/ マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(10月中旬)
【図6】内定式に出席するまでに抱いていた不安などで、出席して解消・軽減したもの / マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(10月中旬)

学生が社会人になってお金を稼ぐ理由

  • 学生の3人に1人が社会人になってお金を稼ぐ理由は“将来に備えるため”という回答に

学生に対して社会人になって最低限の金額以上に稼ぐ目的を聞いたところ、最も回答が多かったものは「自分の生活を豊かにするため(82.6%)」であったが「将来の資産を増やすため(39.9%)」「老後のために貯金をしたいから(34.4%)」といった将来に備えるための回答も多くみられた。【図7】

【図7】社会人になって最低限の金額以上に稼ぐ目的は何か(複数回答)/ マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(10月中旬)
【図7】社会人になって最低限の金額以上に稼ぐ目的は何か(複数回答) / マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(10月中旬)

2025年卒大学生活動実態調査(9月)にて学生の将来への不安を調査したところ、「老後の貯蓄(生活費)が足りない(39.4%)」が最多であったが、このような不安感からくる将来への備えが最低限以上の金額を稼ぐ目的になっていることが示された。

※2025年卒大学生活動実態調査(9月):https://career-research.mynavi.jp/reserch/20241008_87018/

2026年卒の就職活動生へのアドバイス

  • 2026年卒の就職活動生へのアドバイスは「早めに自己分析を」、「まずは行動してみる」

2025年卒の学生に就職活動で後悔したことやアドバイスを聞いてみたところ、「自己分析を早めにやっておけばよかった」といった後悔や「まずは行動をしてみること」といったアドバイスが寄せられた。【表1】

【表1】2026年卒の就職活動生に向けて、自身の後悔やアドバイス(自由記述)/ マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(10月中旬)
【表1】2026年卒の就職活動生に向けて、自身の後悔やアドバイス(自由記述)/ マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(10月中旬)

企業選択や選考過程での自己PRにおいて自分自身を理解しておく必要性を強く感じた経験から早めに自己分析することを勧めるアドバイスが多くみられた。

さらには「とりあえず行動してみる」といった就職活動生の背中を押すようなアドバイスでは、企業へのエントリーや説明会への参加など、興味を元に積極的に行動をすることを勧める内容も多く、2025年卒の学生が就職活動を振り返った際に行動量も重要に感じていることが伺える。

調査概要

内容

2025年卒 大学生活動実態調査(10月中旬)

調査期間 2024年10月10日~10月14日
調査対象 マイナビ2025会員のうち2025年3月卒業の全国の大学生、大学院生
調査方法 Web上のアンケートフォームより入力
有効回答数 2,145名

詳しくは「PDFデータをダウンロードする」をご覧ください

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