マイナビ キャリアリサーチLab

2024年卒 学生就職モニター調査 2月の活動状況

合説などオンライン以外の活動が前年よりも増加
これまでの活動にかかった費用は4万円弱

新卒学生向け就職サイト「マイナビ」の運営をはじめ、各種就職・転職情報サービスを行う株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2024年卒の大学生・大学院生を対象に、2023年2月から2023年8月まで「マイナビ学生就職モニター調査」を実施する。月ごとの学生の活動状況や活動量、心境についての定点調査と、発表回ごとに異なった追加調査の結果を2023年3月から2023年9月まで毎月発表。今回は「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 2月の活動状況」の調査結果を発表する。

調査概要

内容 マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 2月の活動状況
調査期間 2023年2月24日~2023年2月28日
調査対象 2024年卒業予定の全国大学3年生及び院1年生(調査時点)
調査方法 Web上のアンケートフォームより入力
有効回答数 2,304名

TOPICS

多くの学生を集めて実施されるガイダンスや
イベントに参加した学生の割合が前年より増加

 2月までの活動状況を聞いたところ、多くの学生を集めて実施される「大学主催の就職ガイダンスに出席した(43.0%、前年比10.1pt増)」や「合同企業説明会に参加した(56.5%、前年比6.2pt増)」が前年より増加した。活動の進捗については「企業からエントリーシートを入手した(53.2%、前年比24.3pt増)」が大きく増加している。また「面接以外で人事担当者に会った(35.6%、前年比10.2pt増)」といった個別企業との接触機会も増えているようだ。

2月までの活動状況 【複数回答】
24年卒就活生の2月までの活動状況 /マイナビ2024年卒学生就職モニター調査2月の活動状況
  

インターンシップ・仕事体験に参加した学生の平均参加社数8.9社のうち
オンライン以外で参加した社数は平均2.7社で前年より増加

 インターンシップ・仕事体験に参加した学生の参加社数平均は8.9社(前年比0.7pt増)で、そのうちオンラインは平均6.2社(前年比0.5pt減)だった。オンライン以外での参加は平均2.7社(前年比1.2pt増)で前年より増えた。オンラインでインターンシップ・仕事体験に参加して思ったことでは「交通費や移動時間の節約になるのは助かる(62.8%)」が最も高い割合で、「発言するタイミングが難しい(46.2%)」「グループワークがやりづらい(43.8%)」といった意見も多かった。「ウイルス感染症のリスクがない(23.8%、前年比16.0pt減)」は前年より大きく減った。

インターンシップ・仕事体験参加社数平均
オンラインで参加した社数平均・オンライン以外で参加した社数平均
*オンライン参加が0社の人を含む n=1,925
グラフ上太数字はインターンシップ・仕事体験参加社数平均
インターンシップ・仕事体験参加社数平均・オンラインで参加した社数平均・オンライン以外で参加した社数平均/マイナビ2024年卒学生就職モニター調査2月の活動状況
  

インターンシップ・仕事体験に参加して感じたことで
最も志望度が上がる割合が高かったのは「自分に合っていると感じた」

 学生が回答したインターンシップ・仕事体験の様々な属性について、「志望度の変化(上がったか下がったか)」で比較した。その企業のインターンシップ・仕事体験に1回だけ参加した場合、志望度が上がったのは64.1%だが、2回以上参加した場合は約8割(79.9%)志望度が上がった。「参加して感じたこと」では「自分に合っていると感じた」場合に92.1%志望度が上がった。また「将来の自分のキャリアプランが見えた」や「将来自分が成長できそうだと思えた」ではそれぞれ88.8%志望度が上がった。学生はインターンシップ・仕事体験に参加して自分の将来に展望が見えた時、その企業の志望度が上がることが多いようだ。

インターンシップ・仕事体験参加企業6,024社の分布
インターンシップ・仕事体験に参加して感じたこと × 志望度の変化
志望度が上がった割合が高い順
インターンシップ・仕事体験に参加して感じたこと × 志望度の変化/マイナビ2024年卒学生就職モニター調査2月の活動状況
  

インターンシップ・仕事体験に参加して「自分に合っている」と思った点
最多は「仕事が面白そう、やってみたい」56.7%

 インターンシップ・仕事体験に参加したことによる志望度の変化に大きく関わっている「自分に合っているかどうか」について、「自分に合っている」と思ったのはどういった点か聞いたところ、最も割合が高かったのは「仕事が面白そう、やってみたい(56.7%)」だった。一方、「自分に合ってない」と思った点では「仕事に興味が持てない(44.5%)」の割合が最も高かった。

インターンシップ・仕事体験に参加して「自分に合っている」と
思ったのはどういった点か【複数回答】 n=1,291 ※上位抜粋
インターンシップ・仕事体験に参加して「自分に合っている」と思ったのはどういった点か/マイナビ2024年卒学生就職モニター調査2月の活動状況
  
インターンシップ・仕事体験に参加して「自分に合ってない」と
思ったのはどういった点か【複数回答】 n=560 ※上位抜粋

インターンシップ・仕事体験に参加して「自分に合ってない」と思ったのはどういった点か/マイナビ2024年卒学生就職モニター調査2月の活動状況  

満足度5のインターンシップ・仕事体験に参加して感じたこと 
最多は「楽しかった、面白かった」55.6% 
満足度への影響が大きいのは「社員や人事の人柄が魅力的だった」

 22年卒の入社半年後調査では、インターンシップ・仕事体験に参加して満足度が5段階の5(最高)だった企業に入社した場合、入社後も高い満足度が得られるという結果が出ていた。そこで、満足度5のインターンシップ・仕事体験に参加した場合、どのように感じることが多いかについて集計したところ、「楽しかった、面白かった」が55.6%、「説明が丁寧でわかりやすかった」が48.8%、「参加することで学べたことがあった」が48.5%で、それぞれ満足度1~3や満足度4のインターンシップ・仕事体験よりも高い割合だった。また「社員や人事の人柄が魅力的だった」は満足度5の場合は48.4%と高いが、満足度1~3の場合は8.5%とかなり低く、満足度4の場合の27.3%とも大きな差がついており、「人柄の魅力」が満足度に大きく影響することが分かった。

インターンシップ・仕事体験参加企業6,024社の分布
インターンシップ・仕事体験満足度× 参加して感じたこと【複数回答】
満足度が5のインターンシップ・仕事体験での割合が高い順 ※一部抜粋
/マイナビ2024年卒学生就職モニター調査2月の活動状況
  

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インターンシップ・仕事体験に参加してどう感じたら志望度が上がる割合が高いのか
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学生の属性データ
有効回答数内訳 文系男子 文系女子 理系男子 理系女子 総計
人数 385 688 573 658 2,304

詳細は下記よりPDFにてご覧ください。

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