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2021年卒 学生就職モニター調査 8月の活動状況

就職活動を表す漢字一文字は8年ぶりに「苦」が1位に
7年連続首位だった「楽」は2位に

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2021年卒の学生を対象にした『2021年卒 マイナビ学生就職モニター調査 8月の活動状況』を発表しました。調査結果の概要(一部抜粋)は以下の通りです。

調査概要

内容 2021年卒 マイナビ学生就職モニター調査 8月の活動状況
調査期間 2020年8月25日~2020年8月31日
調査対象 2021年卒業予定の全国大学4年生及び院2年生のモニター会員
調査方法 2021年卒業予定の全国大学4年生及び院2年生のモニター会員に配信し、Web上のアンケートフォームで回収
有効回答数 1,635名

TOPICS

就活の漢字一文字は8年ぶりに「苦」が1位。上位に「耐」「難」などが並ぶ

今年の就職活動を表す漢字の1位は「苦」で、14年卒(2013年)から7年連続1位だった「楽」と入れ替わった。3位に「耐」、5位に「難」、6位に「辛」など、新型コロナウイルス感染症流行の影響を受けた今年の就活を象徴する文字が上位に並んだ。10位には4年ぶりに「運」が入った。文理男女別では、文系男子の同率6位の「勝」、理系男子の5位の「早」、文系女子の同率10位の「無」、理系女子の同率8位の「笑」など、それぞれ特徴のある漢字がランクインした。

今年の就活のテーマ曲1位はOfficial髭男dismの「宿命」。BEST10に嵐が3曲ランクイン

21年卒就活のテーマ曲、1位にはOfficial髭男dismの「宿命」が輝いた。Official髭男dismは9位にも「コーヒーとシロップ」がランクイン。嵐は2位「サクラ咲ケ」、5位「ファイトソング」、7位「Happiness」がランクインした。同率2位のサンボマスター「できっこないを やらなくちゃ」は前年の順位を守った。8位の「紅蓮華」(LiSA)は初のトップ10入り、10位の「ファイト!」(中島みゆき)は15年卒の8位以来の返り咲きとなった。

※調査開始以来4回連続1位だった「負けないで」(ZARD)を「就活ソングの殿堂入り」に認定し、それ以外の曲への投票とした。

<あなたの就活のテーマ曲は?ランキング>
順位 (前年) 曲名 アーティスト名 得票率
1位 (10) 宿命 Official髭男dism 1.50%
2位 (3) サクラ咲ケ 1.53%
2位 (2) できっこないを やらなくちゃ サンボマスター 1.53%
4位 (1) 栄光の架橋 ゆず 1.39%
5位 (12) ファイトソング 1.33%
5位 (6) 終わりなき旅 Mr.Children 1.33%
7位 (9) Happiness 0.99%
8位 ( – ) 紅蓮華 LiSA 0.93%
9位 ( – ) コーヒーとシロップ Official髭男dism 0.86%
10位 (8) 明日も SHISHAMO 0.80%
10位 (22) ファイト! 中島みゆき 0.80%

就活の軸の最多は「人の役に立つ(14.2%)」。2位「自己成長」3位「社会貢献」

「就活の軸」として最も重要だったと思われるフレーズを1つ選んでもらったところ、全体で最も多く選ばれたのは前年同様「人の役に立つ(14.2%)」で、文理男女の各分類でもすべて最も多かった。各分類の2位は、文系男子「自己成長」、理系男子「社会貢献」、文系女子「人と関わる」で、理系女子は「自分らしさ」が同率1位だった。「自分らしさ」は全体では大きく減った。就職活動を通して自分自身が成長できたと思う学生の割合は74.2%だった。成長できたと思う部分では「将来についてよく考えるようになった(59.1%)」と「自分自身に対する理解が深まった(58.4%)」がともに6割近い学生に選ばれた。

「就活の軸」として最も重要だったと思われるフレーズ
文系男子 理系男子 文系女子 理系女子
1 人の役に立つ 2 自己成長 3 社会貢献 4 ワークライフバランス 4 やりがい 6 好きなこと・好きなもの 7 安定 8 人と関わる 9 地元愛 10 お金 1 人の役に立つ 2 社会貢献 3 研究開発 4 やりがい 5 自己成長 6 ものづくり 7 自分らしさ 8 ワークライフバランス 9 好きなこと・好きなもの 10 安定 1 人の役に立つ 2 人と関わる 3 ワークライフバランス 4 自己成長 5 自分らしさ 5 好きなこと・好きなもの 7 社会貢献 8 やりがい 9 地元愛 10 楽しく笑顔で働く 1 人の役に立つ 1 自分らしさ 3 やりがい 4 好きなこと・好きなもの 4 社会貢献 6 ワークライフバランス 7 自己成長 8 安定 9 ものづくり 10 楽しく笑顔で働く

ライフイベントで「育児」を希望する女子は63.7%で2年連続減少。男子は52.7%

ライフイベントで「育児」を希望する女子の割合は63.7%で、2年連続やや減少した。男子では52.7%だった。ライフイベントで「育児」を希望する学生に「育児休業取得後に復帰する際の雇用形態の希望」を聞いたところ、「育児休業が明けたら、当分は正社員で時短勤務をし、子供が大きくなったら元通り働きたい」を選択した女子は71.7%(前年比4.9pt増)で最も多く、また前年より増加した。「人生100年時代の到来に際して、何歳まで働き続けたいか」訊いたところ、男子の平均は67.3歳、女子の平均は62.6歳だった。

有効回答数内訳 文系男子 文系女子 理系男子 理系女子 総計
人数 293 434 440 468 1,635

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