マイナビ キャリアリサーチLab

2020年卒 学生就職モニター調査 7月の活動状況

「内定ブルー」を経験した学生は52.8%、企業から内々定者へのサポートが重要な結果に

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2020年卒の学生を対象にした『2020年卒 マイナビ学生就職モニター調査 7月の活動状況』を発表しました。調査結果の概要(一部抜粋)は以下の通りです。

調査概要

内容 2020年卒 マイナビ学生就職モニター調査 7月の活動状況
調査期間 2019年7月25日~2019年7月31日
調査対象 2020年卒業予定の全国大学4年生及び院2年生のモニター会員
調査方法 2020年卒業予定の全国大学4年生及び院2年生のモニター会員に配信し、Web上のアンケートフォームで回収
有効回答数 1,972名

TOPICS

「本当にこの会社でいいのか」と不安になったことがある学生の割合は52.8%(前年比1.6pt増)

入社予定企業を決めたあと不安になったことがある学生の割合は52.8%と、前年比1.6pt増だった。不安になった理由で最も多かったのは「この会社できちんと勤まるかどうか」の34.3%だった。不安は解消されたか聞いたところ、解消されたのは36.9%で、残り63.1%の学生は未だ不安を感じている。不安が解消されない学生に「もしこうだったら不安は解消されたのにと思うこと」を聞いたところ、最も割合が高かったのは「待遇面での不満が解消される(22.6%、前年比6.6pt増)」だった。企業側は内々定者が安心して入社できるように、不安を取り除くサポートを行うことが重要である。

▼入社予定企業を決めたあとに、「本当にこの会社でいいのか」と不安になったことがある学生の割合(n=1,646)

▼不安になったことがある学生:不安は解消されたか (n=870)

▼不安になったことがある学生:なぜ不安になったのか(n=870)【複数回答】※上位抜粋

動画エントリーシートの提出を求められたことがある学生は41.5%、実際に提出したことがあるのは25.6%に

動画エントリーシートについて「求められて提出したことがある」割合は25.6%、「求められたが提出しなかった」割合は15.9%で、全体の4割程度が企業から求められた経験があった。新しい選考方法であり、かつ一般的なエントリーシートよりもハードルが高いこともあり、実際に提出した学生は5人に3人程度だった。AI面接については「受けたことがある」割合は4.4%に留まった。

▼動画エントリーシートの提出を求められたことがあるか

流行した『就活用語』第1位は「お祈り」、第2位「ガクチカ」、第3位「サイレント」

「あなたの周りで流行った『就活用語』」については、選考に進めないことや不採用を意味する「お祈り」が1位に。2位は「学生時代に力を入れたこと」の略である「ガクチカ」、3位は選考不合格の際に結果の連絡が来ないことを表す「サイレント」となり、「NTT(無い内定)」、「オワハラ」などの用語が続いた。
上述にもある「内定先に本当に入社していいか不安になる」という気持ちを表す「内定ブルー」の回答もあった。

▼あなたの周りで流行った「就活用語」ランキング ※上位抜粋

▼ランク外で目新しかった用語、特徴的な用語

就職活動に影響したニュースワード第1位は「働き方改革(31.8%)」、第2位「人工知能・AI(21.2%)」、第3位「IoT(17.8%)」

就職活動期間およびその準備期間を通じて、メディアやネットで話題になったニュースワードを挙げ、その中から就職活動に影響したものを選んでもらったところ、全体で最も高い割合となったのは「働き方改革(31.8%)」で、文理男女および理系学部生・院生のすべてのカテゴリーで1位だった。2位の「人工知能・AI(21.2%)」と3位の「IoT(Internet of Things)(17.8%)」もすべてのカテゴリーでトップ5にランクインし、幅広い層に影響があったことがうかがえる。4位の「就活ルール廃止(13.7%)」については、経団連の指針の廃止は21年卒からだが、それが発表されたことにより一定の影響があったことをうかがわせる結果となった。
カテゴリーごとのトップ5で特徴的なものとして、文系男子の5位「地域活性化・地方創生」、理系男子の4位「自動運転技術」、文系女子および理系女子の2位「女性活躍推進」、理系院生の4位「SDGs」などが見受けられた。

▼就職活動に影響したニュースワード・全体【複数回答】※上位抜粋

有効回答数内訳 文系男子 文系女子 理系男子 理系女子 総計
人数 353 475 605 539 1,972

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