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2019年卒 学生就職モニター調査 6月の活動状況

45.4%が6月中に活動終了、3人に1人が入社予定先のインターンに参加

新卒学生向け就職サイト「マイナビ」の運営をはじめ、各種就職・転職情報サービスを行う株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2019年卒の大学生・大学院生を対象に、2018年3月から2018年8月まで「マイナビ学生就職モニター調査」を実施致しました。月ごとの学生の活動状況や活動量、心境についての定点調査と、発表回毎に異なった追加調査の結果を2018年4月から2018年9月まで毎月発表。今回は「2019年卒マイナビ学生就職モニター調査 6月の活動状況」の調査結果を発表致します。

調査概要

内容マイナビ 2019年卒 学生就職モニター調査 6月の活動状況
調査期間2018年6月25日~2018年6月30日
調査対象2019年卒業予定の全国大学4年生及び院2年生
調査方法Web上のアンケートフォームより入力
有効回答数2,114名

TOPICS

45.4%が6月中に活動終了、3人に1人が入社予定先のインターンに参加

6月中に最終面接を受けた学生は45.5%(前月比1.7pt減)と、ほぼ前月並みだったが、「入社予定先を決めて就職活動を終了した」学生が45.4%となり、半数近くが6月中に活動を終えている。すでに入社予定先を決めている学生に入社の意思を固めた時期を訊いたところ、約4割が5月以前の時期を回答した。入社予定先のインターンシップに参加したかを訊いたところ、約3人に1人(35.3%、前年同月比8.8pt増)が参加したと回答した。インターンシップでの就業経験を経て入社予定先を決めた学生は、内々定先への満足度も比較的高かったようだ。一方、就職活動の感触では全体の半数が「厳しい」と回答し、厳しいと回答した学生の6割が理由として「なかなか内々定を得られない」を挙げている。

就職活動にかかったお金は3月~6月の累計で10万6,647円。約4割をアルバイト代・給料から捻出

6月までの就活費用の累計額は10万6,647円で、前年同月を5,126円上回っている。関東・関西・東海以外のその他地区では累計額は15万2,465円に達している。就活費用の捻出方法は、平均で40.2%が「アルバイト代・給料」から。「保護者から就活で使うためにもらったお金」は平均で19.1%だった。

個別企業セミナー参加社数累計は前年よりかなり減少したが、面接受験社数累計は小幅減にとどまる

「個別企業セミナー参加」「エントリーシート提出・通過」「面接受験」「内々定獲得」の3月~6月までの累計をグラフ化したところ、個別企業セミナー参加社数は前年よりかなり減少したが(2.8社減)、面接受験者数は小幅減にとどまった(0.5社減)。

その企業に入社したいと最初に強く思ったタイミング、理系の2割超が「インターンシップ」と回答

内入社予定先企業に入社したいと最初に強く思ったタイミングで最も割合が高かったのは「1次面接~最終前面接受験時(18.8%)」で次は「インターンシップ参加時(17.5%)」だった。「インターンシップ参加時」を選んだ割合は、理系男子(20.0%)、理系女子(22.7%)では最も高く、それぞれ2割を超えた。

理系の入社予定先への応募方法は8割が自由応募。学校推薦、教授推薦の割合は減少

理系学生の6月の活動状況では、企業の選考を受けた割合が前月より10pt強下がったが、まだ5割を超えており、選考は続いていたようだ。前年同月と比較すると、前年よりやや割合が高かった。推薦状を提出した経験があるのは30.3%(前年比4.7pt減)で、前年よりやや割合が減った。初めて提出した時期は、学校推薦や教授推薦で今年3月頃の割合が前年よりやや高く、提出時期が一部で早まっていたようだ。入社予定先企業に応募した方法では、自由応募の割合が80.6%(前年比4.5pt増)で前年よりやや高かった。

面接経験者のうち「WEB面接」を受けたことがある割合は11.5%

面接官とのやり取りの中で「ぜひこの企業に入社したい」と思ったことがあるか聞いたところ、「ある」と回答したのは67.0%(前年比21.8pt増)で、前年よりかなり高い割合だった。面接を受ける前と受けた後での志望度変化を聞いたところ、志望度が上がった企業の割合は平均で34.7%だった。志望度が上がった理由では「話をしっかり聞いてくれた(41.1%)」が最も割合が高く、「リラックスできる環境を整えてくれた(37.5%)」「自分の考えを受け入れてもらったと感じた(27.6%)」がそれに続いた。WEB面接を受けたことがある割合は、面接経験者の11.5%だった。

採用ホームページを見る際最もよく使うツールはスマートフォンが年々増加し42.6%

企業の採用ホームページについて聞いたところ、見ようと思ったきっかけは「就職情報サイトで発見して(43.9%)」が最も高い割合だった。見る際に最もよく使うツールは「自宅のPC(46.0%、前年比3.5pt減)」が前年より減少し、「スマートフォンから(42.6%、前年比4.5pt増)」が増加した。スマートフォンで企業の採用HPを見る場合、どこで見ることが最も多いかでは「移動中の電車やバス(56.3%、前年比3.6pt増)」がやや増加し、「自宅(32.8%、前年比1.7pt減)」がやや減少した。

学生の属性データ

有効回答数内訳文系男子文系女子理系男子理系女子総計
人数4345205775832,114
   

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