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2018年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況

前年より早いペースで活動が進み、1次面接を受けた学生が半数超

新卒学生向け就職サイト「マイナビ」の運営をはじめ、各種就職・転職情報サービスを行う株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2018年卒の大学生・大学院生を対象に、2017年3月から2017年8月まで「マイナビ学生就職モニター調査」を実施致します。月ごとの学生の活動状況や活動量、心境についての定点調査と、発表回毎に異なった追加調査の結果を2017年4月から2017年9月まで毎月発表。今回は「2018年卒マイナビ学生就職モニター調査3月の活動状況」の調査結果を発表致します。

調査概要

内容マイナビ 2018年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況
調査期間2017年3月27日~2017年3月31日
調査対象2018年卒業予定の全国大学4年生及び院2年生
調査方法Web上のアンケートフォームより入力
有効回答数2,182名

TOPICS

エントリーシートが通過した学生は61.3%(前年比7.8pt増)、1次面接を受けた学生は53.3%(前年比8.0pt増)

広報活動開始月の3月の活動状況を前年と比較すると、企業にエントリーした学生の割合は、3月前半こそ前年並みだが、後半は減少した。個別企業セミナーに参加した学生の割合は、前半が増加し、後半は減少した。エントリーシートを取り寄せた学生の割合は「前半は増加したが、後半は減少」、提出した学生の割合は「前半こそ増加したものの、後半は前年並み」、通過した学生の割合は「前半・後半とも増加」だった。1次面接を受験した学生の割合と最終面接を受験した学生の割合も、それぞれ前半・後半とも増加した。早いペースで個別企業セミナー参加以降の活動を進めている学生が、前年より増えている。3月中にエントリーシートが通過した学生の割合は61.3%と6割を超え(前年より7.8pt増加)、1次面接を受けた学生の割合は53.3%と半数を超えた(前年より8.0pt増加)。

3月にかかった「就活費用」は36,598円。全体合計は前年より減ったが、交通費・宿泊費は前年より増加

就活費用は全体では前年よりやや減少したが、交通費・宿泊費は増加しており、個別企業セミナーや面接などに足を運ぶ学生の割合が増えていることを反映しているようだ。

個別企業セミナーに参加しやすい曜日は理系は平日より土日、文系は土日より平日。時間帯は午後1時台~3時台

理系の学生に個別企業セミナーに参加しやすい曜日と研究室に行く曜日を聞いた。月~金の平日は学部生の5割弱、院生の8割強が研究室に行き、セミナーに参加しやすいという回答は学部生で35%前後、院生で4割強だった。土日は研究室に行く学生が学部生では1割を切り、院生では4割を切り、5割から6割の学生がセミナーに参加しやすいと回答している。なお、文系学生は月~金の方が土日より参加しやすいという割合が高かった。
研究室に行く曜日と行かない曜日とで個別企業セミナーに参加しやすい時間帯と就職情報サイトを見ていることがある時間帯を聞いた。セミナーに参加しやすいと回答した割合が高いのは、午後1時台から午後3時台で、研究室に行く曜日より行かない曜日の方が2割~3割程度高い割合となっている。就職情報サイトを見ている割合は研究室にいる時間帯より夜遅い時間帯の方が高い。

エントリーする基準は「少しでも興味が湧いた」が減少「志望度の高い業界の中で幅広く」が増加

エントリーする際の気持ちでは「選考試験を受けたい(15.8%、前年比2.2pt増)」「入社したい(9.4%、前年比2.1pt増)」が増えた。エントリーする基準では「少しでも興味が湧いた企業(37.5%、前年比3.2pt減)」が減り、「志望度の高い業界の中で幅広く(34.7%、前年比4.1pt)」が増えた。

「働きがい」や「やりがい」を感じるのは「成長したと感じられる」職場という回答が40.6%

「働きがいや、やりがいを感じる職場」については、前年同様「成長したと感じられる(40.6%、前年比3.5pt増)」が最も高く、割合も前年より増加した。2番目に多く選択されたのは前年同様「興味があることを仕事に出来る(32.4%、前年比0.1pt減)」で、3番目も前年同様「社会に貢献していると感じられる(27.3%、前年比4.6pt減)」だったが、前年よりやや割合が減少した。社会貢献よりも自分の成長を重視する傾向が見られるようだ。

インターンシップに3社以上参加した学生のエントリー社数平均は31.3社。インターンシップに参加していない学生の平均エントリー社数より6.7社多い

インターンシップに不参加の学生と1社のみ参加の学生、2社参加した学生、3社以上参加した学生で活動量を比較したところ、不参加の学生と1社のみ参加の学生では大きな差はないが、3社以上参加の学生はすべての行動量において他の分類を上回っているという結果となった。多くの企業のインターンシップに参加する学生は、より多くの企業のセミナーに参加し、より多くの企業の選考を受ける傾向にあるようだ。


学生の属性データ

有効回答数内訳文系男子文系女子理系男子理系女子総計
人数4505705506122,182
   

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