2024年卒 学生就職モニター調査 6月の活動状況
- 6月に入社予定先を決めて就職活動を終了した割合は34.0%で前月の25.3%よりも増加
新卒学生向け就職サイト「マイナビ」の運営をはじめ、各種就職・転職情報サービスを行う株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2024年卒の大学生・大学院生を対象に、2023年2月から2023年8月まで「マイナビ学生就職モニター調査」を実施する。
月ごとの学生の活動状況や活動量、心境についての定点調査と、発表回ごとに異なった追加調査の結果を2023年3月から2023年9月まで毎月発表。今回は「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 6月の活動状況」の調査結果を発表する。
目次
調査詳細
6月の就職活動状況
- 全体の約3分の1が6月に入社予定先を決めて就職活動を終了
- 前月(5月)は全体の約4分の1が就職活動を終了
6月に1次面接を受けた割合は19.5%(前月比15.1pt減、前年同月比3.0pt減)、1次面接の結果通知を受けた割合は19.0%(前月比15.9pt減、前年同月比2.8pt減)、最終面接を受けた割合は22.7%(前月比8.5pt減、前年同月比2.2pt減)でいずれも前年同月よりわずかに減った。
入社予定先を決めて就職活動を終了した割合は34.0%(前月比8.7pt増、前年同月比1.2pt増)で全体の3分の1をやや上回り、前月(25.3%)よりもさらに多くの学生が就職活動を終えた。
企業からの交通費や宿泊費の支給と支給金額
- 内々定を得る前に企業から交通費や宿泊費を支給されたことがあるのは約6割
- 平均金額は4万円弱
6月までにかかった就活費用の累計額は3万934円(前年同月比2,717pt減)で前年同月よりやや下がった。就活費用の捻出方法を聞いたところ、平均でアルバイト代・給料から43.2%(前年比0.6pt減)捻出していた。
就職活動で、応募した企業から内々定を得る前に交通費や宿泊費を支給されたことがあるのは全体の約6割(59.4%)だった。支給されたことがある人の支給金額合計の平均は3万9,459円、1社あたりの金額の平均は1万5,966円だった。どのような機会に支給されたか聞いたところ、「最終面接を受けるとき」が71.7%で最も多く、次は「インターンシップ・仕事体験に参加するとき」で45.5%だった。
入社予定先から内々定を得た時期
- インターンシップ・仕事体験参加の入社予定先の内々定は早まったが、不参加の場合の内々定時期は変化なし
入社予定先のインターンシップ・仕事体験に参加した割合は55.0%(前年同月比3.5pt増)だった。インターンシップ・仕事体験に参加した入社予定先から内々定を得た時期の分布は、3月以前の割合(52.6%、前年同月比10.1pt増)が増加するなど、全体的に前年よりやや早くなっていたが、インターンシップ・仕事体験に参加しなかった入社予定先から内々定を得た時期の分布は前年とあまり変わりなく、特に早くなってはいなかった。
最終面接は対面式かWEB面接
- 内々定先企業の最終面接は対面式が66.0%で前年より大きく増加、WEB面接の33.7%を大きく上回る
就活生が内々定を得た企業について(1人あたり最大4社)、最終面接が対面式だったかWEB面接だったか聞いたところ、対面式だった割合は66.0%(前年比13.0pt増)で前年より増加した。
従業員規模で見ると前年同様規模が大きい企業ほど対面式の割合が低い。また、すべての規模で前年より対面式の割合がより高くなり、最も規模が大きい従業員数5,000人以上でも55.1%(前年比18.7pt増)と半数以上の内々定先で最終面接が対面式だった。
録画形式のWEB面接を受けて感じたこと
- 「ひとりでカメラに向かって話すのが難しい」が43.3%
ライブ形式のWEB面接を受けたことがある人に、受けて感じたことを聞いたところ「移動時間がかからなくてよい(55.9%、前年比0.2pt増)」の割合が最も高かった。また受けるにあたって行った準備や工夫では「顔がよく映るよう光の方向や強さを調整した(44.2%、前年比1.0pt減)」の割合が最も高く、次に高かったのは「部屋を片付けた(38.5%、前年比1.1pt増)」だった。
対面式の面接を受けたことがある人に受けて感じたことを聞いたところ「移動時間がかかる(45.5%、前年比0.2pt増)」の割合が最も高かった。録画形式のWEB面接を受けたことがある人に受けて感じたことを聞いたところ「ひとりでカメラに向かって話すのが難しい(43.3%)」「何度も撮り直すことになり、時間がかかりすぎる(40.8%)」「面倒だ(39.6%)」といった回答が多かった。
面接で不適切な質問と面接官からのパワハラ
- 「両親や保護者の職業」13.2%「尊敬する人物」7.3%、ともに前年より減少
面接で聞くことが不適切だとされる12の質問について、それぞれ面接で聞かれたことがあるか聞いたところ「両親や保護者の職業」は13.2%(前年比3.6pt減)、「兄弟姉妹や親族について」は12.9%(前年比4.3pt減)、「尊敬する人物」は7.3%(前年比3.4pt減)が聞かれたことがあると答えたが、いずれも前年より割合が減っている。
面接の場での面接官からのパワーハラスメントについて定義を示し、それに該当するのではないかと思うような行為を受けたことがあるか聞いたところ、受けたことがあると答えたのは4.7%(前年比1.1pt減)で前年よりやや減った。
※面接の場での面接官からのパワーハラスメントとは
(1)面接官の優越的な立場を背景とした発言や行動で、
(2)面接官としての業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、
(3)面接を受ける側の環境が害されるもの
なお、客観的にみて、面接官としての職務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な発言や行動については、面接の場でのパワーハラスメントには該当しません。
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有効回答数内訳 | 文系男子 | 文系女子 | 理系男子 | 理系女子 | 総計 |
人数 | 300 | 577 | 471 | 533 | 1,881 |
調査概要
内容 | マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 6月の活動状況 |
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調査期間 | 2023年6月26日~2023年6月30日 |
調査対象 | 2024年卒業予定の全国大学4年生及び院2年生 |
調査方法 | Web上のアンケートフォームより入力 |
有効回答数 | 1,881名 |
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