2017年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況
8割以上が個別企業セミナー参加・エントリーシート提出を経験
新卒学生向け就職サイト「マイナビ」の運営をはじめ、各種就職・転職情報サービスを行う株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2017年卒の大学生・大学院生を対象に、2016年3月から2016年8月まで「マイナビ学生就職モニター調査」を実施致します。月ごとの学生の活動状況や活動量、心境についての定点調査と、発表回毎に異なった追加調査の結果を2016年4月から2016年9月まで毎月発表。今回は「2017年卒マイナビ学生就職モニター調査3月の活動状況」の調査結果を発表致します。
調査概要
内容 | マイナビ 2017年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況 |
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調査期間 | 2016年3月28日~2016年4月1日 |
調査対象 | 2017年卒業予定の全国大学4年生及び院2年生 |
調査方法 | Web上のアンケートフォームより入力 |
有効回答数 | 1,467名 |
TOPICS
8割以上が個別企業セミナー参加・エントリーシート提出を経験
広報活動開始から1ヶ月時点での活動状況を前年と比較すると、自己分析や業界・仕事・企業研究、企業へのエントリーは、ほぼ前年と同じ程度である。企業への個別企業セミナー参加・エントリーシート提出・通過・適性検査や筆記試験を受ける等の活動をしている学生の割合は大きく増加しており、選考スケジュールの前倒しの影響が表れている。特に、エントリーシートの提出、適性検査・筆記試験を受けた割合については前年4月(活動開始から数えて2ヶ月目)並みとなった。人事担当者と会った、1次面接を受けた割合についても増加しており、前年よりも早く具体的な選考活動を経験している学生が増加していることが分かる。
3月にかかった「就活費用」は37,294円で前年よりも8,000円以上増加
エントリー社数の単月平均は前年比4.4社減の30.6社で、2年連続で大きく減少した。エントリー社数以外に行動量が減少したのは、合同企業説明会への参加と合同企業説明会内で訪問した合計社数だった。選考フェーズ上で合同企業説明会より後にある項目については、「内々定を受けた(0.0社)」以外の全てにおいて前年を上回った。合同企業説明会での訪問社数の減少数よりも、個別企業セミナーへの予約、参加社数が増加していることも特徴的で、学生が企業の早い活動に合わせ、活発に情報収集をしていることをうかがわせる。さらにエントリーシートの取り寄せに関しては、前年の3月~8月累計の15.0社の半数に迫る7.1社、また提出についても前年同月の2倍以上である4.1社と、前年より早く多く活動が進んでいることが分かる。就活費用については、全体で37,294円(前年比8,510円増)と、交通費を中心に増加しており、個別企業への具体的活動増加を表していると言える。
90.9%が就職活動について現時点で不安が「ある」と回答。最も不安に思うことは「就職できるかどうか」
現時点での不安の有無については、90.9%が「ある」と回答し、前年同様であった。不安に思う要因としては、「就職できるかどうか」が前年比2.5pt増の69.8%で最も高いが、最も増加した項目は「エントリーシートなどの負担が大きい(59.7%、前年比7.9pt増)で、学生が不安に思う要因も、学生の実際の行動内容に影響を受けて変化しているようだ。
回答割合が10%以上変化したものを見ていくと、「企業の採用スケジュールがはっきりしない」が17.0pt減の30.9%であった。
企業を選ぶときに最も注目するポイントは「企業経営が安定している」
企業選択の際、特に注目するポイント(ベスト3まで選択)では「社員の人間関係が良い(36.7%)」が前年同様最も選ばれた。最も注目するポイントのみでは、「企業経営が安定している」が最も選ばれた。
エントリーする際に見ている項目は、「事業内容」「仕事内容」
エントリーする際に見ている項目では、「事業内容」「仕事内容」が6割以上選択され、上位であった。3位以下の項目については、文理差、男女差がはっきりと出た。エントリー後に志望度を高めた情報は、前年とほぼ同様で「仕事内容」「働く人について」「事業内容」が4割以上であるが、企業との接触が増加していることから「選考などのアドバイス」が前年より5.2pt増加している。個別企業セミナーの予約がすぐできることは、企業へのエントリーをするかどうかに影響するか聞いたところ、68.2%が「影響する(大いに影響する+影響する)」と回答した。
75%以上の学生が「新卒で入社する会社で長く勤めたい」
学生の希望する働き方については、「新卒で入社する会社で長く勤めたい」が1.5pt減の75.7%、「キャリアを優先して転職もいとわない」が1.5pt増の16.6%となり、前年から大きな変化はなかった。また、就職先に対して「働きがい」や「やりがい」を求める学生の割合も、前年とほぼ同じであった。社会人として働くことで得たいものとしては、「生活の安定」(75.1%)と「やりがい・充実感」(74.1%)が多く選ばれた。「働きがいや、やりがいを感じる職場」については、「成長したと感じられる(37.1%)」、「興味があることを仕事に出来る(32.5%)」、「社会に貢献していると感じられる(31.9%)」、「仕事に誇りが持てる(25.2%)」という項目が上位であった。生活の安定を求めながら、自身が納得し、また周囲への影響を感じられることに、やりがいや働きがいを見出している学生が多いことは、前年と変わらないようだ。
学生の属性データ
有効回答数内訳 | 文系男子 | 文系女子 | 理系男子 | 理系女子 | 総計 |
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人数 | 253 | 348 | 427 | 439 | 1,467 |