2024年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況
- 3月中に「最終面接を受けた」学生は39.5%
- 前年よりやや早く選考が進んでいる学生が存在
新卒学生向け就職サイト「マイナビ」の運営をはじめ、各種就職・転職情報サービスを行う株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2024年卒の大学生・大学院生を対象に、2023年2月から2023年8月まで「マイナビ学生就職モニター調査」を実施する。
月ごとの学生の活動状況や活動量、心境についての定点調査と、発表回ごとに異なった追加調査の結果を2023年3月から2023年9月まで毎月発表。今回は「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況」の調査結果を発表する。
調査詳細
3月の就職活動状況
- 「企業にエントリーシートを提出した」は75.6%、「適性検査や筆記試験を受けた」は71.6%
- いずれも高い割合で、前年よりやや減ったものの活発に活動
3月の活動状況を見ると「企業にエントリーシートを提出した」は75.6%(前年同月比3.8pt減)、「適性検査や筆記試験を受けた」は71.6%(前年同月比6.3pt減)といずれも高い割合で、前年よりやや減ったものの活発に活動していた。
面接についても「1次面接を受けた」は63.4%(前年同月比1.8pt減)で前年並みだが、「最終面接を受けた」は39.5%(前年同月比5.6pt増)で、前年よりやや早く選考が進んでいる学生がいるようだ。
個別企業セミナー参加社数と採用面接を受けた社数
- 個別企業セミナー参加社数平均の3月までの累計は5.3社
- 採用面接を受けた社数平均の3月までの累計は5.5社、採用面接については前年より増加
個別企業セミナー(WEBセミナーを除く)に参加した社数は平均2.3社(前年同月比0.6pt減)で前年よりやや減ったが、3月までの累計では平均5.3社(前年同月比増減なし)で前年と同じだった。採用面接(WEBを含む)を受けた社数は平均で2.8社(前年同月比0.4pt増)、3月までの累計では5.5社(前年同月比0.6pt増)でそれぞれ前年をやや上回った。
WEB面接の割合
- 3月に受けた採用面接のうちWEB面接の割合は78.1%、前年より下がったものの大半の面接はWEB面接で実施
3月に受けた採用面接のうちWEB面接だったものの割合は78.1%(前年同月比7.2pt減)で、前年より割合が下がったものの依然として大半の面接はWEB面接で行われている状況だ。
ただし、WEB面接だった割合は2月までは86.5%だったが、3月前半は80.2%、3月後半は75.8%と徐々に下がっており、今後選考が進むにつれ、面接が対面で行われる割合が上がっていくと思われる。
3月の就職活動費用
- 3月の1か月の就活費用は平均1万2,782円
- うち交通費・宿泊費は平均8,178円で前年3月より3,343円増加
3月の1か月間にかかった就活費用の平均は1万2,782円で前年同月より2,873円上がった。特に交通費・宿泊費(8,178円、前年同月比3,343円増)の増加分が大きくなっている。地区別に見ると、関東以外の地区で交通費・宿泊費が前年同月より大きく増加しており、関西で4,800円増の8,242円、その他地区で4,922円増の1万2,868円となっている。
企業に公開してほしいデータ
- 企業に公開してほしいデータ上位3つ
- 「基本給」62.2%「月平均の残業時間」58.6%「年間休日数」55.5%
企業に公開してほしいデータの上位3つは「基本給(各種手当てを含まない給料)(62.2%、前年比5.4pt増)」「月平均の残業時間(58.6%、前年比3.2pt増)」「年間休日数(55.5%、前年比5.4pt増)」だった。
企業の情報やデータを知って志望度が下がった経験があるのは62.8%(前年比0.4pt増)で、志望度が下がった理由では「自分に合わないと思った(40.0%、前年比0.9pt減)」が最も高い割合で、「給料が安かった(40.0%、前年比2.9pt増)」「勤務地や転勤などの条件が合わなかった(32.4%、前年比5.2pt増)」がそれに続いた。
転勤がある企業についてどう思うか
- 転勤がある企業に「就職したくない」+「できるだけ避けたい」は合わせて35.1%で前年よりやや増加
転勤がある企業について聞いたところ「就職したくない(13.4%)」と「できるだけ避けたい(21.7%)」は合わせて35.1%(前年比3.7pt増)で前年よりやや増えた。経年での変化を見ると、3年連続の増加となっている。
一方、「キャリアアップにつながるなら転勤があってもよい」と回答した割合は17.6%(前年比4.1pt減)で、前年より減少し、経年で見ると3年連続の減少となった。「企業に公開してほしい情報」として「勤務地」を挙げた割合(54.6%、前年比4.3pt増)も前年より増加しており、「どこで働くことになるのか」を重視する傾向がやや強くなっているようだ。
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有効回答数内訳 | 文系男子 | 文系女子 | 理系男子 | 理系女子 | 総計 |
人数 | 309 | 571 | 461 | 534 | 1,875 |
調査概要
内容 | マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況 |
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調査期間 | 2023年3月27日~2023年3月31日 |
調査対象 | 2024年卒業予定の全国大学3年生及び院1年生(調査時点) |
調査方法 | Web上のアンケートフォームより入力 |
有効回答数 | 1,875名 |
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