2023年卒 学生就職モニター調査 4月の活動状況
- 半数以上の学生が活動中だが、入社予定先を決めた学生も増えてきている状況
新卒学生向け就職サイト「マイナビ」の運営をはじめ、各種就職・転職情報サービスを行う株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2023年卒の大学生・大学院生を対象に、2022年2月から2022年8月まで「マイナビ学生就職モニター調査」を実施する。
月ごとの学生の活動状況や活動量、心境についての定点調査と、発表回ごとに異なった追加調査の結果を2022年3月から2022年9月まで毎月発表。今回は「マイナビ 2023年卒 学生就職モニター調査 4月の活動状況」の調査結果を発表する。
目次
トピックス
- 4月中に1次面接を受けた割合は60.5%で前年より減少。最終面接は42.2%で前年よりわずかに減少
- 先輩と比較して自分たちの就職活動が「楽になる」と思う学生が「厳しくなる」と思う学生を上回る
- WEBの研究所・工場見学の参加した理系学生の半数以上が「WEBでの見学でもあったほうがよい」と回答
- 個別企業セミナーの参加経験がある割合、対面式が37.0%、ライブ形式のWEBセミナー82.8%
- 対面式の個別企業セミナーに参加して思ったこと「緊張する」3割強、「疲れた」3割弱
調査詳細
4月の就職活動状況
- 4月中に1次面接を受けた割合は60.5%で前年より減少
- 最終面接は42.2%で前年よりわずかに減少
今年の4月の活動状況を見ると、半数を超える学生がエントリーシートの提出(53.6%、前年同月比7.4pt減)や通過(56.1%、前年同月比8.0pt減)を経験していたが、前年同月より割合が下がった。1次面接を受けたのはほぼ6割(60.5%、前年同月比7.2pt減)、最終面接を受けたのは4割強(42.2%、前年同月比2.1pt減)で、これらも前年同月よりやや割合が下がった。
内々定を得た割合(34.5%、前年同月比0.8pt増)はほぼ前年並みで、入社予定先を決めて就職活動を終了した割合(20.4%、前年同月比2.2pt増)は前年同月よりやや増えた。半数以上の学生が活動中ではあるが、入社予定先を決めた学生も増えてきているようだ。
先輩と自分たちの就職活動を比較
- 先輩と比較して自分たちの就職活動が「楽になる」と思う学生が「厳しくなる」と思う学生を上回る
先輩と比較して、自分たちの就職活動が楽になると思うか、それとも厳しくなると思うか聞いたところ、「(かなり+多少)楽になる」と回答した学生は22.3%(前月比4.3pt増、前年同月比12.1pt増)、「(かなり+多少)厳しくなる」と回答した学生は20.9%(前月比5.7pt減、前年同月比37.8pt減)で、「楽になる」が「厳しくなる」をわずかに上回った。
また、「変わらない」と回答した学生は56.7%(前月比1.2pt増、前年同月比25.6pt増)だった、「楽になる」と思う理由では「企業がコロナ禍での採用活動に対応してきているから(56.6%)」が最も高い割合だった。
WEBを使った研究所・工場見学録画を視聴した割合
- WEBの研究所・工場見学の参加した理系学生
- 半数以上が「WEBでの見学でもあったほうがよい」と回答
理系学生の4月の活動状況では「企業の採用選考を受けた」割合は理系学部生の61.5%、理系院生の68.3%だった。これまでにジョブマッチングを受けた経験がある割合は、理系学部生で10.4%(前年比2.1pt増)、理系院生で36.4%(前年比1.2pt増)だった。
理系院生のジョブマッチングの内容では「研究・開発部門の仕事内容の紹介(45.5%、前年比13.5pt増)」「配属希望先のヒアリング(36.4%、前年比5.9pt増)」の割合が前年より増加した。WEBを使った研究所・工場見学の参加経験を聞いたところ、オンラインインターンシップで理系学部生の21.7%(前年比2.8pt増)、理系院生の37.9%(前年比3.1pt増)、ライブ形式で理系学部生の14.7%(前年比1.0pt増)、理系院生の27.2%(前年比4.1pt増)が参加したことがあると回答し、それぞれ前年より増加した。
参加してどのように感じたかでは「WEBでの見学でもないよりはあったほうがいい(理系学部生51.7%、理系院生56.3%)」の割合が最も高かった。形式別の満足度では、理系院生で録画の満足度がオンラインインターンシップやライブ形式よりやや低かった。
個別企業セミナーの参加・視聴経験
- 個別企業セミナーの参加経験がある割合、 対面式が37.0%、ライブ形式のWEBセミナー82.8%
個別企業セミナーの参加経験については、ライブ形式のWEBセミナーが82.8%(前年比5.0pt減)と、多くの学生が参加経験があるのに対し、対面式は37.0%(前年比5.0pt減)で、参加したことがない学生のほうが多いという状況だ。
録画のWEBセミナーの視聴経験があるのは63.9%(前年比8.0pt減)で、そのうち「いつも早送りしながら見る」学生が46.7%と半数近くいるため、早送りでも見やすいように作成する必要がありそうだ。
対面式の個別企業セミナーに参加して思ったこと
- 「緊張する」3割強、「疲れた」3割弱
「対面式の個別企業セミナーに参加して思ったこと」では、「企業の雰囲気を感じ取ることができる(46.8%)」「社員の人柄に触れることができる(42.8%)」といった好意的な感想の割合が高い反面、「緊張する(30.2%)」「疲れた(28.2%)」など、慣れない機会にストレスを感じる学生もある程度の割合いるようだ。
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有効回答数内訳 | 文系男子 | 文系女子 | 理系男子 | 理系女子 | 総計 |
人数 | 354 | 530 | 484 | 611 | 1,979 |
調査概要
内容 | マイナビ 2023年卒 学生就職モニター調査 4月の活動状況 |
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調査期間 | 2022年4月25日~2022年4月30日 |
調査対象 | 2023年卒業予定の全国大学4年生及び院2年生(調査時点) |
調査方法 | Web上のアンケートフォームより入力 |
有効回答数 | 1,979名 |
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