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2022年卒 学生就職モニター調査 4月の活動状況

4月中に最終面接を受けた割合は44.3%で前年より増加。面接を受けた社数も増加

新卒学生向け就職サイト「マイナビ」の運営をはじめ、各種就職・転職情報サービスを行う株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)は、2022年卒の大学生・大学院生を対象に、2021年2月から2021年8月まで「マイナビ学生就職モニター調査」を実施する。月ごとの学生の活動状況や活動量、心境についての定点調査と、発表回ごとに異なった追加調査の結果を2021年3月から2021年9月まで毎月発表。今回は「マイナビ 2022年卒 学生就職モニター調査 4月の活動状況」の調査結果を発表する。

◆ 調査概要

内容 マイナビ 2022年卒 学生就職モニター調査 4月の活動状況
調査期間 2021年4月26日~4月30日
調査対象 2022年卒業予定の全国大学4年生及び院2年生(調査時点)
調査方法 Web上のアンケートフォームより入力
有効回答数 2,228名

◆ TOPICS

 4月の活動状況では、1次面接を受けた割合(67.7%、前年同月比4.2pt増)、最終面接を受けた割合(44.3%、前年同月比14.0pt増)、内々定を得た割合(33.7%、前年同月比8.2pt増)が、それぞれ前年より増加し、前年より早く選考が進んでいるようだ。面接を受けた社数平均は3.1社(前年同月比0.8pt増)で前年4月より増えたが、前々年4月の社数(4.1社)には及ばなかった。4月までの累計の面接を受けた社数は7.6社で、前年4月までの5.8社より1.8社増えており、ここまでは前年より活発に活動できていると言えそうだ。

マイナビ22年卒学生モニター調査4月・4月の活動状況
  
マイナビ22年卒学生モニター調査4月・4月のエントリーシート社数、面接社数
  

就活生が4月後半に受けた面接のうち、WEB面接は81.8%で、前年同時期より低く、5回に1回は対面式に

 4月に就活生が受けた面接のうち、WEB面接が占める割合は、4月前半が84.7%(前年同時期比2.1pt増)、4月後半が81.8%(前年同時期比12.8pt減)で、4月後半では最初の緊急事態宣言下だった前年同時期より低くなった。面接に関する企業の対応について、最終面接については「対面式の面接が適切」という意見が61.6%となっていることもあり、前年よりは対面式の面接も行われていたようだ。

マイナビ22年卒学生モニター調査4月・WEB面接が占める割合
  

現時点で就職活動に不安がある学生の割合は60.1%で、前年4月の72.4%よりかなり減少

 現時点で就職活動に不安がある学生は60.1%で、前月より16.1pt減少し、前年同月比でも12.3pt低かった。不安に思う要因では「志望企業から内々定をもらえるかどうか(69.2%、前年同月比10.2pt増)」が最も高い。また「企業の採用スケジュール(計画)がはっきりしない(21.7%、前年同月比29.3pt減)」を選んだ学生の割合が前年よりかなり減少した。

 この時期最も注力している就職活動の内容では「面接対策(47.4%、前年比1.6pt増)」が最も高く、次いで「活動終了 または 注力している(頭を悩ませている)ことはない(24.1%、前年比3.3pt増)」だった。

マイナビ22年卒学生モニター調査4月・就職活動に不安がある学生の割合
  

入社予定先のインターンシップのうち「社員や人事の人柄が魅力的だった」のは48.7%

 内々定先のインターンシップに参加した割合は62.8%(前年同月比6.7pt減)、入社予定先の企業に絞ると66.3%(前年同月比7.0pt減)で、前年同月より減った。また、入社予定先のインターンシップに参加した学生のうち、42.7%がその企業のインターンシップに2回以上参加していた。内々定先のインターンシップにあてはまるものを聞いたところ、「社員や人事の人柄が魅力的だった」の割合が最も高く、内々定先のインターンシップの35.8%があてはまると回答した。入社予定先のインターンシップに絞ると48.7%と約半数があてはまると回答した。入社予定先のインターンシップの満足度を5段階で聞いたところ、「満足度5(最高)」の割合は、対面参加(63.9%)のほうがオンライン参加(52.9%)より高く、対面とオンラインの両方で参加した場合(71.4%)はさらに高かった。

マイナビ22年卒学生モニター調査4月・内々定先/入社予定先のインターンシップにあてはまるもの
  

個別企業セミナーの参加・視聴経験がある割合は、対面式42.0%、ライブ形式87.8%、録画71.9%

 個別企業セミナーの参加経験がある学生は、対面式が42.0%(前年比21.8pt減)で前年より大きく減少し、ライブ形式のWEBセミナーが87.8%(前年比14.5pt増)で前年より増加した。録画のWEBセミナーの視聴経験があるのは71.9%(前年比4.0pt減)だった。録画のWEBセミナーを視聴して思ったことでは「一時停止してメモを取れるのが良い(51.0%)」の割合が最も高かった。ライブ形式のWEBセミナーに参加して思ったことでは「対面式では質問しづらいこともチャット形式なら聞ける(37.3%、前年比3.4pt増)」の割合が前年よりやや増加した。また「ライブ形式のWEBセミナーに参加した後、録画も見たい」学生は50.0%でちょうど半数だった。

個別企業セミナーの参加・視聴経験がある割合
  

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学生の属性データ

有効回答数内訳文系男子文系女子理系男子理系女子総計
人数4025785996492,228
   

詳細は下記よりPDFにてご覧ください。

  

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