- 2026年卒の内々定率は43.1%で前年比8.8pt増
- 内々定率が高まる一方、就職活動を継続する学生は8割以上
- 学生が内々定を得られると思う社数は平均2.6社
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2026年卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2026年卒 大学生キャリア意向調査3月1日<就職活動・進路決定>」の結果を発表しました。
トピックス
- 2026年卒の内々定率は43.1%で前年比8.8pt増。理系学生は55.5%と過半数が内々定を保有
- 内々定率は高まるも、就職活動を継続する学生は8割以上。第一志望企業の選考状況は「まだ選考を受験していない(35.4%)」が最多
- 学生に聞く「内々定社数の見込み」は平均2.6社。現時点での未内々定者も平均2.4社の内々定を得られると見込んでいる
調査詳細
2026年卒3月上旬の内々定率
- 2026年卒の内々定率は43.1%で前年比8.8pt増
- 理系学生は55.5%と過半数が内々定を保有
内々定保有率の推移・経年比較
3月上旬の内々定の保有率は前年から8.8pt増加し、43.1%となった。【図1】
【図1】内々定保有率の推移・経年比較 / 2026年卒 大学生キャリア意向調査3月1日<就職活動・進路決定>
内々定保有率の推移・文理別
文理別にみると、いずれも前年より増加傾向であるが、特に理系学生の増加率が高く、55.5%(前年比15.2pt増)と半数を超えた。【図2】
【図2】内々定保有率の推移・文理別 / 2026年卒 大学生キャリア意向調査3月1日<就職活動・進路決定>
採用充足率と内々定者満足度の年次推移
前年(2025年卒)の企業の採用充足率は70.0%※1と、現在の採用スケジュールとなった2017年卒以降最低となり、2026年卒の採用については一層厳しくなると考える企業が増えている。
こうしたことから、競合他社よりも早く優秀な学生と出会いたいと考える一部の企業で、政府の定めるスケジュール※2に先駆けた採用選考が行われ、内々定率の上昇に影響していると考えられる。【図3】
【図3】「採用充足率」と「内々定者満足度」の年次推移 / 2025年卒 企業新卒内定状況調査
活動継続率
- 内々定率は高まるも、就職活動を継続する学生は8割以上
- 第一志望企業の選考状況は「まだ選考を受験していない(35.4%)」が最多
現時点で内々定を保有しながらも就職活動を継続する学生は前年から4.8pt増加し、29.4%だった。未内々定者も含めた学生全体の活動継続率は8割を超え、依然として高い水準となっている。 【図4】
【図4】活動継続率 / 2026年卒 大学生キャリア意向調査3月1日<就職活動・進路決定>
第一志望の企業の選考状況
また、第一志望の企業の選考状況を聞くと「まだ選考を受験していない(35.4%)」が最も多い。 【図5】
【図5】第一志望の企業の選考状況 / 2026年卒 大学生キャリア意向調査3月1日<就職活動・進路決定>
今後選考を受験する予定の社数
さらに今後選考を受験する予定の社数は全体で平均9.6社だった。すでに内々定を保有する学生も今後、平均7.6社の選考に参加する予定であることから、就職活動が本格化するのはこれからであると言える。【図6】
【図6】今後選考を受験する予定の社数 / 2026年卒 大学生キャリア意向調査3月1日<就職活動・進路決定>
内々定の見込み
- 学生が考える「内々定社数の見込み」は平均2.6社
- 現時点での未内々定者も平均2.4社の内々定を得られると見込んでいる
内々定を得られると思う社数を学生に聞いたところ、全体で平均2.6社となった。その中でも、内々定保有者は最終的に平均2.8社の内々定を得られると見込んでおり、現状の保有社数の平均1.8社から、追加でさらに1社の内々定を得られると考えているようだ。
また、未内々定者も平均で2.4社と、2社以上の内々定を得られると見込んでいる。学生は複数の内々定企業を比較検討し、最終的な入社予定先となる1社を絞る考えのようだ。【図7】
【図7】見込み内々定社数・平均 / 2026年卒 大学生キャリア意向調査3月1日<就職活動・進路決定>
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調査概要
| 内容 |
2026年卒 大学生キャリア意向調査3月1日<就職活動・進路決定>
|
| 調査期間 |
2025年3月1日(土)~2025年3月3日(月) |
| 調査対象 |
2026年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生 |
| 調査方法 |
マイナビ2026会員(退会者含む)にWEB DMを配信し、インターネットアンケートより回収 |
| 有効回答数 |
2,684名 |
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