マイナビ キャリアリサーチLab

2022年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況

3月中にWEB面接(ライブ形式)を受けたのは68.8%
WEBでの就活が定着

新卒学生向け就職サイト「マイナビ」の運営をはじめ、各種就職・転職情報サービスを行う株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)は、2022年卒の大学生・大学院生を対象に、2021年2月から2021年8月まで「マイナビ学生就職モニター調査」を実施致します。月ごとの学生の活動状況や活動量、心境についての定点調査と、発表回毎に異なった追加調査の結果を2021年3月から2021年9月まで毎月発表。今回は「マイナビ 2022年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況」の調査結果を発表致します。

◆ 調査概要

内容マイナビ 2022年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況
調査期間2021年3月25日~2021年3月31日
調査対象2022年卒業予定の全国大学3年生及び院1年生(調査時点)
調査方法Web上のアンケートフォームより入力
有効回答数2,309名

◆ TOPICS

広報活動開始月である3月の活動状況を見てみると、感染対策を取った上で合同企業説明会が開催され、全体の44.0%が参加し、コロナ禍前の前々年3月の割合(68.6%)には及ばなかったが、前年3月(15.3%)から大幅に増加した。エントリーシートの取り寄せ・提出・通過はほぼ前年並みだった。1次面接を受けた割合(69.2%、前年同月比2.8pt増)、最終面接を受けた割合(33.2%、前年同月比5.5pt増)は前年より増加し、やや早く選考が進んでいるようだ。なお、3月中にWEB面接(ライブ形式)を受けた就活生は68.8%で、前年一気に広まったWEBでの就活が定着しつつあるようだ。

3月中に受けた面接のうちWEB面接だったのは85.7%
緊急事態宣言下の前年4月に近い数字に

WEBセミナーやWEB面接について今年3月の活動状況を見ていく。3月中にライブ形式のWEBセミナーに参加した割合は前年同月を上回る80.0%(前年同月比7.3pt増)だった。録画されたWEBセミナーを視聴した割合は67.1%(前年同月比9.5pt減)だった。3月中に受けたWEB面接の平均社数は2.0社(前年同月比1.3pt増)で前年同月の3倍弱だった。3月中に受けた面接のうちWEB面接だった割合は85.7%で、前年同月の37.3%を大幅に上回り、緊急事態宣言下の前年4月(87.9%)に近い数字となった。

マイナビ 2022年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況/受けた面接のうちWEB面接が占める割合

3月中にかかった就活費用は平均1万491円で、前年半減したところからさらに半減

今年3月の1ヶ月間にかかった就活費用の平均金額は1万491円(前年同月比1万2,144円減)で、前々年同月比で半減だった前年同月の金額から、さらに半分以上減った。また、前年は関東地区とその他地区(関東、東海、関西以外の地区)で1万3,693円あった差が今年は3,947円となり、地域差が大幅に縮まった。WEBでの就活が一般的となり交通費の負担が減る状況が全国的に広まっているようだ。

マイナビ 2022年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況/3月にかかった就職活動の費用

現在の志望業種で「鉄道・航空」が前年から大きく減少
最も増加したのは「住宅・インテリア」

現在の志望業種を聞き、前年同月と比較したところ、いくつかの業種で志望割合の大きな変化が見られた。文系で最も志望割合が増えたのは「住宅・インテリア」だった。文系男子で最も増えたのは「自動車・輸送用機器」、文系女子では「ソフトウエア・情報処理・ネット関連」だった。文系で志望割合が最も減ったのは「鉄道・航空」で、文系女子では「ホテル・旅行」も大きく減った。これらの業種はコロナ禍による影響が大きく採用数が減ったため、学生は志望変更を余儀なくされたと考えられる。なお、文系男子で最も志望割合が減ったのは「ソフトウエア・情報処理・ネット関連」で、文系女子と逆の結果となっている。一方、理系で最も増えたのは「ソフトウエア・情報処理・ネット関連」と「自動車・輸送用機器」で、理系女子で最も増えたのは「給食・フードサービス」だった。理系で最も減ったのは文系と同じく「鉄道・航空」で、理系女子で最も減ったのは「薬品・化粧品」だった。

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学生の属性データ

有効回答数内訳文系男子文系女子理系男子理系女子総計
人数4216375936582,309
   

詳細は下記よりPDFにてご覧ください。

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