2025年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況
- 2ヶ月連続で「就活疲れを感じる」が8割を超えるも、理由が「面接」や「選考」に変化
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2025年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2025年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況」の結果を発表しました。
目次
トピックス
- 就活疲れの理由が前月から変化。「面接に緊張」「選考結果に一喜一憂」など、選考に関する回答が増加
- 入社したいと最初に強く思ったタイミングは「インターンシップ・仕事体験参加時」で、35.1%と最多
- 大手企業中心に活動する学生が2年連続で増加
- 待遇面への意識が高まる背景は、出世や高収入ではなく「生活の安定」
調査詳細
就活疲れとその理由
- 就活疲れの理由が前月から変化
- 「面接に緊張」「選考結果に一喜一憂」など、選考に関する回答が増加
就活疲れを感じたことはあるか
2月、3月で「就活疲れ」(就活準備を含む)を感じたことがあるかを聞いたところ、2月が81.3%、3月は80.5%の学生が「(かなり+やや)感じた」と回答した。【図1】
就活疲れを感じた活動
就活疲れを感じた活動は、「最終面接を受けた(28.9%/前月比0.8pt増)」のみ増加し、全体的に減少した。また、「就活疲れ」の理由としてあてはまるものを上位3つまで聞いたところ、「選考結果に一喜一憂してしまう(23.7%/前月比4.0pt増)」「面接を受けるのに緊張してしまう(37.4%/前月比3.5pt増)」の回答が増加したが、「自己PRが思いつかない、うまくプレゼンできない(26.9%/前月比4.0pt減)」「周りの学生に圧倒されてしまう(17.3%/前月比3.7pt減)」「進みたいキャリアが決まらない(15.0%/2.6pt減)の回答は減少した。【図2】
就活疲れの理由としてあてはまるもの
「就活疲れ」を感じていること自体は2月までと変わらないが、その理由が具体的な選考に関するものとなり、選考を経験する中で進みたいキャリアが決まり自分の軸を持つことができる学生が増えているようだ 。【図3】
入社したいと最初に強く思ったタイミング
- 入社したいと最初に強く思ったタイミングは「インターンシップ・仕事体験参加時」で、35.1%と最多
内々定獲得企業の中から入社予定先を決めている割合
内々定を得ている学生のうち、入社予定先を決めている学生は前年から3.9pt増加し、49.2%となった。【図4】
入社予定先のインターンシップ・仕事体験に参加した割合
さらに入社予定先企業のインターンシップ・仕事体験に参加した割合は85.7%となり、入社したいと最初に強く思ったタイミングは、「インターンシップ・仕事体験参加時(35.1%)」が最も高かった。【図5,6】
活動の中心である企業規模
- 大手企業中心に活動する学生が2年連続で増加
現在の活動の中心である企業規模
現在の就職活動の中心である企業規模について5段階で聞いたところ、「大手企業中心(+どちらかといえば)」は56.5%(前年比2.7pt増)と2年連続で増加した。【図7】
企業を選ぶときに特に注目するポイント
また、企業を選ぶとき特に注目するポイントを3つまで選択してもらったところ、「福利厚生制度が充実している(39.3%)」が前年2位から1位に、「給与や賞与が高い(32.3% )」が前年4位から3位に順位を上げた。【図8】
社会人として働くことで得たいもの
- 待遇面への意識が高まる背景は、出世や高収入ではなく「生活の安定」
どのような職場であれば働きがいややりがいを感じるか
どのような職場であれば「働きがい」や「やりがい」を感じるか聞くと、今年は「仕事に見合った報酬や対価が得られる(23.0%、)」の回答が最多となり、前年最も回答の多かった「興味があることを仕事に出来る(21.9%)」を上回った。【図9】
社会人として働くことで得たいもの
一方、社会人として働くことで得たいものを聞くと、「高収入(42.7%)」「出世・地位(15.4%)」の回答は減少し、「生活の安定(70.2%)」が最多となった。報酬や対価等といった待遇面への意識が高まっているが、その理由は単に高収入を得たいということより、あくまで生活の安定のためといった考えが強そうだ。【図10】
調査概要
内容 |
マイナビ 2025年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況 |
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調査期間 | 2024年3月27日(水)~3月31日(日) |
調査対象 | 2025年卒業予定の全国大学3年生及び院1年生(調査時点) |
調査方法 | マイナビ2025の会員に対するWEBアンケート |
有効回答数 | 1,706名 |
【修正】
20240501
P36:グラフタイトルに誤植がありましたため修正しております。
20240725
P.9:表の前年同月との比較増減に誤植がありましたため修正しております。
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