23年1月の全国平均時給は1,175円となり、前年同月比は5ヵ月連続で増加
エリア別では全エリア前月比は減少、前年同月比は4ヵ月連続増。三大都市圏の平均時給は1,211円

株式会社マイナビ（本社：東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員：土屋芳明）は、「2023年1月度 アルバイト・パート平均時給レポート」を発表しました。本調査は、アルバイト・パート求人情報サイト『マイナビバイト』（https://baito.mynavi.jp/）に掲載された求人広告データを集計したものです。

◆調査概要

◆ TOPICS

• 23年1月の全国平均時給は1,175円で、前年同月比は5カ月連続で増加するも、前月比では4カ月ぶりに微減。
  
  
• エリア別では、全7エリアで前月比が減少、前年同月比は4カ月増加。「甲信越・北陸」「九州・沖縄」では、前年同月比80円以上の増加。
  
  
• 三大都市圏の平均時給は1,211円となり、前月比は減少、前年同月比は5カ月連続増。［アパレル・ファッション関連］では前年同月比101円の増加。
  

◆ 調査詳細

＜全国概要＞
23年1月の全国平均時給は1,175円（前月比：-2円、前年同月比：+48円）で、前年同月比は5カ月連続の増加となった。最低賃金改定があった22年10月から過去最高額の更新を続けていたが、年末年始の採用活動もひと段落したことから、前月比は4カ月ぶりの減少に転じたものと考えられる。【図1】

【図1】＜全国＞平均時給推移

職種（大分類）別では、［工場・倉庫・建築・土木］が1,265円（前月比：-33円、前年同月比：+128円）、［アパレル・ファッション関連］が1,085円（前月比：+9円、前年同月比：+102円）で、前年同月比100円以上の増加。また、［工場・倉庫・建築・土木］の求人件数は前年同月比で約1.6倍に増加した。
職種（大分類）別の平均時給の前月比は全16職種中、4職種が増加、12職種が減少。前年同月比は、全16職種中11職種が増加、5職種が減少となった。【図2、3】

【図2】＜全国＞職種（大分類）別平均時給

【図3】＜全国＞前年同月求人件数の増加率が高い職種TOP5

エリア別平均時給をみると、全7エリアすべてで前月比は減少、前年同月比は増加した。
「甲信越・北陸」では1,126円（前月比：-3円、前年同月比：+86円）、「九州・沖縄」では1,058円（前月比：-1円、前年同月比：+81円）となり、前年同月比で80円以上の増加。
また、「北海道・東北」が1,054円（前月比：-10円、前年同月比：+74円）、「中国・四国」が1,042円（前月比：-6円、前年同月比：+70円）で、前年同月比は70円以上の増加となった。【図4】

【図4】＜全国＞エリア別平均時給表

＜三大都市圏※2概要＞
23年12月の三大都市圏の平均時給は1,211円となり、前月比5円の減少、前年同月比36円の増加（増減率：+3.1%）で、前年同月比は5カ月連続で増加した。【図5】

【図5】＜三大都市圏＞平均時給推移

職種（大分類）別では、［アパレル・ファッション関連］が1,115円（前月比：+7円、前年同月比：+101円）、［配送・引越・ドライバー］が1,161円（前月比：+11円、前年同月比：+41円）と、2職種で前月比・前年同月比ともに増加した。また、前年同月比で求人件数が最も増加したのは［工場・倉庫・建築・土木］で1.9倍増となった。
そのほか、職種（大分類）別の平均時給の前月比は全16職種中、3職種が増加、13職種が減少。前年同月比は、全16職種中11職種が増加、5職種が減少となった。【図6、7】

※2:三大都市圏：日本の三大都市（東京・名古屋・大阪）が位置する首都圏・東海・関西の総称

【図6】＜三大都市圏＞職種（大分類）別平均時給

【図7】＜三大都市圏＞前年同月求人件数の増加率が高い職種TOP5

◆ INDEX

1.全国概要
2.都道府県別平均時給
3.エリア別詳細（職種別平均時給、月別平均時給推移）