2022年9月度 アルバイト・パート平均時給レポート
2022年9月の全国平均時給は1,140円で、前月比は減少・前年同月比は増加。 [飲食・フード]が1,038円で過去最高額を更新
エリア別平均時給が調査開始以来はじめて全エリア1,000円以上に
株式会社マイナビ（本社：東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員：土屋芳明）は、「2022年9月度 アルバイト・パート平均時給レポート」を発表しました。本調査は、アルバイト・パート求人情報サイト『マイナビバイト』（https://baito.mynavi.jp/）に掲載された求人広告データを集計したものです。
調査概要
| 調査期間 | 2022年9月1日～9月30日 |
|---|---|
| 集計対象 | 弊社アルバイト情報サイト『マイナビバイト』に掲載された求人情報から、除外対象データを除き集計。※除外対象：給与区分が時給以外、給与金額が3,001円以上、雇用形態がアルバイト・パート以外 |
| エリア区分 | 全国47都道府県 関東：東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県 関西：大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県 東海：愛知県、静岡県、岐阜県、三重県 北海道・東北：北海道、宮城県、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県 甲信越・北陸：新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県 中国・四国：広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県、香川県、徳島県、愛媛県、高知県 九州・沖縄：福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
TOPICS
＜全国概要＞
22年9月の全国平均時給は1,140円（前月比：-2円、前年同月比：+5円）で、前月比は減少、前年同月比は増加（増減率：+0.4%）となった。【図1】
【図1】＜全国＞平均時給推移
職種（大分類）別でみると［飲食・フード］が1,038円（前月比：+16円、前年同月比：+62円）で過去最高額を更新し、求人件数は前年同月比で2.2倍に増加した。
一方で、飲食業界は原材料費の高騰や人手不足による人件費増加に加え、10月からは過去最大幅の最低賃金の引き上げ※1の影響もあり、採用人数抑制などのコスト調整に向けた施策を打つ可能性も考えられる。
職種（大分類）別の前月比は全16職種中、10職種が増加、6職種が減少。前年同月比は、全16職種中9職種が増加、7職種が減少となった。【図2、3】
※1 2022年8月1日 中央最低賃金審議会 小委員会による決定。全国の最低賃金を都道府県ごとの労働者数で重みづけした全国過重平均額は961円で、22年は過去最大の最低賃金額引き上げとなった。10月より適用。
【図2】＜全国＞職種（大分類）別平均時給
【図3】＜全国＞前年同月求人件数の増加率が高い職種TOP5
エリア別平均時給をみると、「北海道・東北」が1,017円で前月比8円の増加、前年同月比34円の増加（増減率：+3.5%）となり、4カ月連続で平均1,000円以上となり、過去最高額を2カ月連続で更新した。
また、「中国・四国」が1,008円（前月比：+14円、前年同月比：+31円）で過去最高額を更新し、2020年1月の調査開始以来、はじめて全7エリアすべてで平均時給1,000円以上となった。【図4】
【図4】＜全国＞エリア別平均時給表
＜三大都市圏※2概要＞
22年9月の三大都市圏の平均時給は1,182円となり、前月比で3円の減少、前年同月比で3円の増加（増減率：+0.3%）となった。【図5】
【図5】＜三大都市圏＞平均時給推移
職種（大分類）別でみると[飲食・フード]が1,072円となり、前月比で16円の増加、前年同月比で63円の増加（増減率：+6.2%）で過去最高額となった。また、求人件数は前年同月比で2.2倍に増加した。
［アパレル・ファッション関連］の平均時給は1,033円となり、前月比で3円の増加、前年同月比で39円の増加（増減率：+3.9%）で、求人件数は前年同月比の2.6倍に増加した。
その他、全16職種の平均時給を前月比でみると、10職種が増加、6職種が減少。前年同月比では、全16職種中10職種が増加、6職種が減少となった。【図6、7】
※2:三大都市圏：日本の三大都市（東京・名古屋・大阪）が位置する首都圏・東海・関西の総称
【図6】＜三大都市圏＞職種（大分類）別平均時給
【図7】＜三大都市圏＞前年同月求人件数の増加率が高い職種TOP5
INDEX
1.全国概要
2.都道府県別平均時給
3.エリア別詳細（職種別平均時給、月別平均時給推移）