2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(5月)
大学3年生時点での心境として「就職と学業の両立」や「将来設計」などに焦りを感じている73.5%の学生が学生生活で生成AIを活用した経験あり。
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2026年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生を対象に実施した、「マイナビ2026年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(5月)」の結果を発表しました。
トピックス
- 5月のインターンシップ・仕事体験へ申し込んだ割合は59.2%(前月比15.1pt増加)。インターンシップ・仕事体験先の企業を選ぶポイントは「自分のやりたいことができる会社」が最多。
- 85.0%の学生が大学3年生時点の心境として、学生生活が「もう半分終わってしまった」という焦りを感じている。
- 76.5%の学生がキャリア形成活動を開始する時期について、インターンシップ等が本格化する3年生より前に開始するのがよい。
- 73.5%の学生が学生生活で生成AIを活用したことがある。95.3%の学生が生成AIをうまく活用できたほうがよいと回答。
調査詳細
インターンシップ・仕事体験申し込み率
5月のインターンシップ・仕事体験へ申し込んだ割合は59.2%(前月比15.1pt増加)。
インターンシップ・仕事体験先の企業を選ぶポイントは「自分のやりたいことができる会社」が最多。
26年卒の大学生における5月のインターンシップ・仕事体験の単月での申し込み割合は59.2%で、4月の44.1%より15.1pt増加した。24年卒、25年卒の6月実績が8割に達していたことを踏まえると、今後サマーインターンの時期に向けて申し込みを行う学生が増えることが予想される。【図1】
参加する企業を選ぶポイントでもっとも回答が多かったのは「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」(30.3%)、次いで「安定している会社」(16.8%)「給料の良い会社」(10.9%)となった。
インターンシップ・仕事体験を、自身がやりたい仕事を実際に体験する場として活用する学生が多い一方、会社の基盤や給与面など、実際その企業で働くこともイメージしながらインターンシップ・仕事体験先を選ぶ学生も多いことがうかがえる。【図2】
学校生活が折り返しになった今の気持ち
85.0%の学生が大学3年生時点の心境として、学生生活が「もう半分おわってしまった」と焦りを感じている
大学生生活の半分が終わった大学3年生の5月時点の心境を聞くと、85.0%の学生が「もう半分終わってしまった」と焦りを感じていると回答した。【図3】
理由を自由回答で聞くと、「後2年で社会に出る不安。自分に合った会社を見つけられるのか、受かるのか、という不安が大きい」や「大学の勉強を頑張りたいものの、就職活動が大学3年で本格化してきて少し辛い」など、就職活動や勉強との両立を心配する声が多くあった。自身のキャリアや進路を具体的に考えなければいけない時期に差し掛かり、時間的な余裕が徐々になくなってきていることに焦りを感じている学生が多いことがわかる。【図4】
キャリア形成活動の開始時期について
76.5%の学生がキャリア形成活動を開始する時期について、インターンシップ等が本格化する3年生より前に開始するのがよい。
低学年(大学1、2年)時のキャリア形成活動を開始する時期として「大学2年生から始めるのがよい」がもっとも多く39.7%だった。またインターンシップ等が本格化する3年生より前に開始するのがよいと答えた学生は76.5%(高校生以前+大学1年生+大学2年生)となった。早い時期から自身のキャリア観を形成する機会があったほうがよいと考える学生が多いことがわかる。【図5】
学生生活における生成AIの活用について
73.5%の学生が学生生活で生成AIを活用したことがある。95.3%の学生が生成AIをうまく活用できたほうがよいと回答。
26年卒の学生に学生生活での生成AI活用について聞いたところ、73.5%の学生が生成AIを学生生活で活用していることがわかった。【図6】
また、95.3%の学生が生成AIをうまく活用できたほうがよいと考えており、生成AIの仕組みや危険性、リテラシーを理解していると答えた学生は59.8%だった。生成AIへの関心が高く、活用できたほうがよいと考える学生も多いため、今後のインターンシップ等の活動やこれから始まる就職活動でも活用していく学生が多いのではないかと考えられる。【図7、8】
調査担当者のコメント
インターンシップ・仕事体験に申し込みをする学生が前月44.1%より15.1pt増加しており、インターンシップ・仕事体験の関心が高まっていることがわかります。24年卒、25年卒の学生の傾向からもわかるように、インターンシップ等が本格化する夏に向け、応募、参加ともに増加すると考えられます。
一方で、学生は時間的な焦りや、学業との両立について不安を感じていることがうかがえます。しかし、あくまでさまざまな業界や職種、自身の職業適性を知るための期間として捉え、焦らず自分のペースで臨んでほしいと思います。
また生成AIに関して、テクノロジーを日常で活用する学生が多いことが今回の調査でわかりました。活用する上では最低限のルールやしくみ、危険性を理解した上で活用してほしいと考えます。
調査概要
内容 |
マイナビ 2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(5月) |
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調査期間 | 2024年5月20日~5月31日 |
調査対象 | マイナビ2026会員のうち2026年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生 |
調査方法 | マイナビ2026会員にメール告知・WEBフォームにて回答 |
有効回答数 | 5,290名 |
学生の属性データ
有効回答数内訳 | 文系男子 | 文系女子 | 理系男子 | 理系女子 | 総計 |
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人数 | 811 | 2,349 | 1,057 | 1,073 |
5,290 |
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