【4月更新】2026年卒就職内定率(内々定率)の状況

片山久也
著者
キャリアリサーチLab編集部
HISANARI KATAYAMA

マイナビキャリアリサーチLabでは、毎年、内定率に関する調査を発表している。このコラムでは、2026年卒の内定率についてまとめている。 

なお、マイナビキャリアリサーチLabの中では、10月1日以前の調査では内定率のことを「内々定率」と記載しているが、このコラム内では、文章中の記載を内々定を「内定」、内々定率を「内定率」で統一している。 

最新の調査データを公開する際に情報を更新していくので、2026年卒の内定率の動向把握として活用してほしい。
※2025年4月更新

2026年卒の就職内定率状況(2025年3月時点)

2026年卒の内定率の状況を「大学生キャリア意向調査<就職活動・進路決定>」より紹介する。
※各月ごとの回答者が異なるため、前月調査から数値が減少する場合があります。 

内定率推移

2026年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率は3月末時点で54.6%(前年比7.2pt増)となった。

調査時期内定率
3月末54.6%
3月1日43.1%
大学生キャリア意向調査<就職活動・進路決定>

2026年卒の文理別就職内定率(2025年3月末時点)

2026年卒業予定の大学生・大学院生の3月末時点での内定率を文理別でみると、文系よりも理系のほうが内定率が高いという結果になった。

文理男女別でみると、もっとも数値が高いのは理系男子で68.4%となっている。

調査時期文系男子理系男子文系女子理系女子
3月末43.8%68.4%49.7%64.3%
3月1日38.3%56.4%32.1%54.0%
大学生キャリア意向調査<就職活動・進路決定>

2026年卒の地域別就職内定率(2025年3月末時点)

2026年卒業予定の大学生・大学院生の3月末時点の内定率を地域別でみると、もっとも数値が高いのは関西で58.1%となっている。

調査時期北海道東北関東甲信越東海北陸関西中国四国九州
3月末50.9%57.2%58.0%48.9%51.8%50.4%58.1%50.4%46.6%41.7%
3月1日40.0%42.1%46.2%48.0%44.8%35.2%45.2%36.7%26.9%32.0%
大学生キャリア意向調査<就職活動・進路決定>

2026年卒の月別内定率に関する調査

2026年卒の内定率の推移は下記にまとまっている。

2026年卒の内定率に関する調査結果はこちらをご確認ください。

2025年卒の月別内定率に関する調査

2025年卒の内定率の推移は下記にまとまっている。

2025年卒の内定率に関する調査結果はこちらをご確認ください。

2024年卒の月別内定率に関する調査

2024年卒の内定率の推移は下記にまとまっている。

2024年卒の内定率に関する調査結果はこちらをご確認ください。

2023年卒の月別内定率に関する調査

2023年卒の内定率に関する調査は、こちらをご覧ください。

上記以前の調査はこちら

内定率(内々定率)とは

内定率とは?

内定率とは、就職を希望する人数に対して内定者(内定を得た人)の数の割合のことである。
計算式としては、

内定率=内定者数÷就職を希望する人数×100

となる。

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続きはこちらをご覧ください。

内定率以外の調査

マイナビキャリアリサーチLabでは、内定率に限らず多くの調査を実施している。
各種調査・データに関しては、こちらをご確認ください。

今後も新しい調査が公開されるときに更新していく。 

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