2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)
学生情報を採用選考に利用するインターンシップに「すぐにでも参加したい」学生が4割超
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2025年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生(1,743名)を対象に実施した、「マイナビ 2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)」の結果を発表しました。
調査概要
内容 | マイナビ 2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月) |
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調査期間 | 2023年9月20日~9月30日 |
調査対象 | マイナビ2025会員のうち2025年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生 |
調査方法 | マイナビ2025会員にメール告知・WEBフォームにて回答 |
有効回答数 | 1,743名 |
目次
TOPICS
9月時点のインターンシップ・仕事体験への累計参加率は85.0%
25年卒学生の9月単月のインターンシップ・仕事体験への参加割合は69.6%(前年比2.1pt増)、9月までの累計参加割合は85.0%(前年比0.3pt増)となり、いずれも前年を上回った【図2】
参加したキャリア形成支援活動の内容の変遷
オープン・カンパニー、キャリア教育を含むキャリア形成支援活動について月ごとに内容を聞いたところ、徐々に就業体験を含むプログラムへの参加が増えていた。
25年卒向けでは「インターンシップ」という呼称を使うためには「5日以上」という実施要件があるが、「期間が「5日以上(1週間程度)」の就業体験のあるプログラム」に注目したところ、全体としては割合は多くないものの、8月で11.1%、9月で15.4%となっており、夏季休暇に当たる時期で参加割合が増加していることがわかる。【図3】
インターンシップ・仕事体験で他の学生と交流して感じたこと
インターンシップ・仕事体験への参加時に他の学生と交流して感じたことを聞くと、「他の学生が優秀に見えて、焦りを感じた」が最多で55.8%、次いで、「他の学生の姿をみて自分もやる気が出た」が53.1%、「普段の生活では会えないタイプのひとと知り合えて新鮮だった」が39.8%となった。
プログラムに参加することで、学生自身のキャリア観や職業観が醸成されることはもちろんだが、学生同士の交流の場として、刺激を受けたようだ。また「他の参加学生の雰囲気がよかったので、企業への印象もよくなった」が38.5%となっており、参加学生同士の交流機会や良い雰囲気づくりが重要であることが示唆された。【図4】
インターンシップ・仕事体験の「参加時期」「自分の準備状況」について感じたこと
9月までにインターンシップ・仕事体験に参加経験のある学生に対して、その「参加時期」「(参加にあたっての)自分の準備状況」についてどう感じるか聞いたところ、 「参加時期」については「適切なタイミングで参加できた」が最多で58.8%(対前年比0.7pt増)【図5】、「自分の準備状況」については「活動に困るほどではなかったが事前の準備が足りないと感じた」が最多で50.2%(対前年比1.1pt増)となった。【図6】全体的には前年と同じような傾向となった。
25年卒ではインターンシップの定義が改正され、一定の条件を満たすプログラムの場合は、参加したときの情報を採用選考に利用できることとなったが、そのために事前準備などを不安視する声も見られた※。参加時期としては適切だという認識が多いようなので、来年度以降は、9月までの時期に「準備ができていた」と認識できる状況にしていく必要があると考えられる。
※「マイナビ2025年卒インターンシップ・就職活動準備実態調査(6月)」
『(29) 25年卒からインターンシップの定義が改正されました。そのことについてどのように感じますか。(FA) 』参照
9月時点の「就活準備レベル」
「現在の就活準備レベル」について5段階に分けて点数化して聞いたところ、24年卒では「21点~40点」が最多で37.0%だったのに対し、25年卒では「41点~60点」が最多で40.3%となった。【図7】
平均点を出すと、25年卒は前年から2.4点増の40.6点だったことから、就活準備レベルとしては向上しているようだ。
学生情報を採用選考に利用するインターンシップへの参加意向
インターンシップ参加時の学生の情報を企業が採用選考に利用できることになっているプログラムへの参加意欲を聞いたところ、「すぐにでも参加したい」が最多で42.9%となった。6月調査でも同様の質問をしているが、そのときは「自信がついてから参加したい」が最多で42.7%だった。【図8】
6月から9月にかけて、この2つの項目が入れ替わる形となっている。インターンシップ・仕事体験など、様々な経験を経て、自信を持てるようになった学生が増えていると推察される。
【調査者コメント】
夏季休暇(8~9月)を経て、8割以上の学生がインターンシップ・仕事体験に参加したと回答しており、その内容も、徐々に就業体験を含むプログラムが増えています。それに伴い、キャリア観・職業観が醸成されてきているようで、インターンシップに参加した学生の情報を採用選考に利用するプログラムに「すぐにでも参加したい」という学生が6月から大幅に増えました。今回はプログラムに参加した他の学生の印象についても聞いているのですが、普段の友人関係にはいない学生との交流も大きな刺激になっている様子が分かりました。何か行動を起こすとそれに伴い、人脈が広がったり、精神的に成長したりすることもあると思います。就職活動の準備としても重要ですが、人生経験のひとつとして、こうした機会を生かしていただきたいと思います。
学生の属性データ
有効回答数内訳 | 文系男子 | 文系女子 | 理系男子 | 理系女子 | 総計 |
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人数 | 388 | 894 | 478 | 528 |
2,288 |