2022年10月度 アルバイト・パート平均時給レポート
- 2022年10月の全国平均時給は1,152円で過去最高額を更新
- 調査開始以来はじめて全職種で平均1,000円超え
- 求人件数は前年同月比1.7倍となり、企業の採用意欲は上昇傾向
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、「2022年10月度 アルバイト・パート平均時給レポート」を発表しました。本調査は、アルバイト・パート求人情報サイト『マイナビバイト』(https://baito.mynavi.jp/)に掲載された求人広告データを集計したものです。
調査詳細
全国の平均時給
2022年10月の全国平均時給は1,152円(前月比:+12円、前年同月比:+15円)で、前月比・前年同月比ともに増加し過去最高額を更新した。【図1】
【図1】<全国>平均時給推移
職種別の平均時給
職種(大分類)別では、2020年1月の調査開始以来はじめて全16職種で平均1,000円を超えた。特に[アパレル・ファッション関連]では1,023円(前月比:+24円、前年同月比:+59円)となり、過去最高額を更新。求人件数は前年同月比で2.7倍に増加した。10月に最低賃金が過去最大の上げ幅で改定されたことが、全職種1,000円超に繋がったものと考えられる。
物価高も重なり、企業のコスト増から採用人数の抑制が懸念されたが、全体の求人件数は前年同月比1.7倍に増加、コロナ禍以前の2019年10月比では約1.3倍に増加しており、最低賃金改定と物価上昇が重なる状況においても、企業の採用意欲は高い様子がうかがえる。
その他、職種(大分類)別の平均時給の前月比は全16職種中、10職種が増加、6職種が減少。前年同月比は、全16職種中10職種が増加、6職種が減少となった。【図2、3】
【図2】<全国>職種(大分類)別平均時給
【図3】<全国>前年同月求人件数の増加率が高い職種TOP5/2019年10月比 求人件数増加率
エリア別の平均時給
エリア別平均時給をみると、「九州・沖縄」が1,041円(前月比:+25円、前年同月比:+40円)で、6カ月連続平均1,000円以上で推移し、過去最高額を更新した。
また、「北海道・東北」が1,028円(前月比:+11円、前年同月比:+32円)、「中国・四国」が1,017円(前月比:+9円、前年同月比:+23円)、「東海」が1,115円(前月比:+6円、前年同月比:+24円)となり、全7エリア中4エリアで過去最高額を更新した。【図4】
【図4】<全国>エリア別平均時給表
三大都市圏の平均時給
2022年10月の三大都市圏の平均時給は1,193円となり、前月比11円の増加、前年同月比で13円の増加(増減率:+1.1%)となり、2021年12月以来10カ月ぶりに過去最高額を更新した。【図5】
【図5】<三大都市圏>平均時給推移
職種(大分類)別でみると[アパレル・ファッション関連]が1,058円となり、前月比で25円の増加、前年同月比で61円の増加(増減率:+6.1%)で過去最高額を更新。求人件数では、前年同月比で2.9倍に増加した。
その他、全16職種の平均時給は、前月比・前年同月比ともに9職種が増加、7職種が減少となった。【図6、7】
※2:三大都市圏:日本の三大都市(東京・名古屋・大阪)が位置する首都圏・東海・関西の総称
【図6】<三大都市圏>職種(大分類)別平均時給
【図7】<三大都市圏>前年同月求人件数の増加率が高い職種TOP5
調査概要
調査期間 | 2022年10月1日~10月31日 |
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集計対象 | 弊社アルバイト情報サイト『マイナビバイト』に掲載された求人情報から、除外対象データを除き集計。※除外対象:給与区分が時給以外、給与金額が3,001円以上、雇用形態がアルバイト・パート以外 |
エリア区分 | 全国47都道府県 関東:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県 関西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県 東海:愛知県、静岡県、岐阜県、三重県 北海道・東北:北海道、宮城県、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県 甲信越・北陸:新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県 中国・四国:広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県、香川県、徳島県、愛媛県、高知県 九州・沖縄:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
レポート内目次
1.全国概要
2.都道府県別平均時給
3.エリア別詳細(職種別平均時給、月別平均時給推移)
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