- 中途採用担当者の約8割が夏場の採用選考時のクールビズに肯定的【詳しくはこちら】
- 一方、「Tシャツ」のみの服装には懸念も【詳しくはこちら】
- 選考時の服装の自由度が高い業種は[医療・福祉・介護]など【詳しくはこちら】
株式会社マイナビは、全国の中途採用担当者829名を対象に実施した「【中途採用担当者に聞いた】夏場の採用選考時の服装に関する調査」を発表した。
中途採用担当者に聞いた夏場の採用選考時の服装
- 中途採用担当者の約8割が、夏場の採用選考時の求職者の服装としてクールビズに肯定的
- 32.0%が半袖などの軽装を指定
求職者のクールビズ(軽装)について
企業の中途採用担当者に、「夏場の中途採用選考において、求職者のクールビズ(軽装)は受け入れられると思うか」を聞いたところ、「受け入れられる計」は79.9%となり、多くの企業がクールビズ(軽装)に理解を示していることがうかがえた。【図1】
【図1】クールビズ(軽装)は受け入れられると思うか/【中途採用担当者に聞いた】夏場の採用選考時の服装に関する調査
中途採用選考時の服装指定の有無
また、中途採用選考時の服装指定の有無について、「服装指定がある計」は51.4%だった。夏場の中途採用選考時の応募者の服装について聞くと、「軽装(半袖など)を指定している」割合は32.0%だった。
一方で、服装指定がない企業では「応募者は軽装(半袖など)で参加することが多い」が28.1%、「応募者はフォーマルな服装(ジャケットなど)で参加することが多い」が20.5%となり、応募者の服装が軽装とフォーマルな服装に分かれる傾向がみられた。【図2】
【図2】中途採用選考時の服装指定の有無/【中途採用担当者に聞いた】夏場の採用選考時の服装に関する調査
夏場の選考時の具体的な服装について
- 中途採用担当者の8割超が、選考時の服装において「半袖シャツ」「ジャケットなし」に肯定的
- 一方、「Tシャツ」のみは評価が分かれる結果に
夏場の中途採用選考において、具体的にどのような軽装であれば「選考で受け入れられると思うか」を聞いたところ、「受け入れられる計」は、「半袖シャツ(ワイシャツ・ブラウス)」が83.7%で最も高く、次いで「ジャケットなし(上着を着用しない)」が82.1%だった。
一方で、今回聞いた服装のうち「Tシャツ」のみは「受け入れられない計」が47.9%となり、唯一「受け入れられる計(46.4%)」を上回った。中途採用の選考においてクールビズへの理解は進んでいる一方で、服装によって企業の受け止め方には差がみられることが分かった。【図3】
【図3】受け入れられると思う具体的な服装/【中途採用担当者に聞いた】夏場の採用選考時の服装に関する調査
【業種別】夏場の採用選考時の服装
- 業種別でみたクールビズへの理解は[医療・福祉・介護]が約9割でトップ
- [医療・福祉・介護]は「Tシャツ」の受け入れられると思う割合も他業種より高い傾向
【業種別】求職者のクールビズ(軽装)について
夏場の中途採用選考においてクールビズ(軽装)を受け入れられる割合を業種別でみると、 [医療・福祉・介護]が87.2%で最も高く、[不動産・建設・設備・住宅関連(84.0%)]、[運輸・交通・物流・倉庫(83.3%)]と続いた。これらの業種では、現場業務を中心に日常的にスーツを着用しない職種が多いことから、中途採用選考においても他業種と比べて服装の形式に捉われにくい可能性が考えられる。【図4】
【図4】業種別_クールビズ(軽装)は受け入れられると思うか/【中途採用担当者に聞いた】夏場の採用選考時の服装に関する調査
【業種別】具体的な服装について
軽装の具体例では、いずれの業種でも「半袖シャツ(ワイシャツ・ブラウス)」「ジャケットなし」「ノーネクタイ」の受け入れ率が高い傾向がみられた。また、「Tシャツ」の受け入れ率は全体では46.4%だったが、[医療・福祉・介護(60.0%)]においては他業種と比べて高い結果となった。【図5】
【図5】業種別_受け入れられると思う具体的な服装/【中途採用担当者に聞いた】夏場の採用選考時の服装に関する調査
【業種別】中途採用選考時の服装指定の有無
- 夏場の中途採用選考時に服装指定がある業種は[IT・通信・インターネット]が最多
- 「軽装(半袖など)を指定している」業種は「運輸・交通・物流・倉庫」がトップ
夏場の中途採用選考時の服装指定について業種別にみると、「服装指定がある計」は[IT・通信・インターネット(63.5%)]が最も高かった。「軽装(半袖など)を指定している」割合では[運輸・交通・物流・倉庫(40.0%)]で最も高い結果となっている。また、[医療・福祉・介護]は「服装指定がある計」の割合が37.2%と他業界より比較的低い結果となった。【図6】
【図6】業種別_服装指定について/【中途採用担当者に聞いた】夏場の採用選考時の服装に関する調査
調査担当者コメント
今回の調査から、夏場の中途採用選考においてもクールビズが受け入れられている可能性が示された。実際に、3割以上の企業が夏場の採用選考時に「軽装(半袖など)を指定」しており、クールビズを想定した服装全般についても、約8割が「選考で受け入れられると思う」と回答している。
一方で、服装ごとの受け入れ率をみると、「半袖シャツ(ワイシャツ・ブラウス)」や「ジャケットなし」「ノーネクタイ」は高い割合で受け入れられていたのに対し、「Tシャツ」のみは、「受け入れられない」が「受け入れられる」を上回った。この結果から、企業はクールビズそのものには理解を示しつつも、面接の場にふさわしい一定のビジネスフォーマルさを求めている可能性が考えられる。
また、当社が実施した「転職動向調査2026年版」では、転職者の転職経験回数は「1回」が最多となっている。転職活動中の求職者の中には、新卒以来など久しぶりに面接を受ける方も多いと考えられ、服装に不安を感じる方もいるのではないだろうか。近年は夏場の暑さが厳しく、熱中症などの健康リスクも懸念されるなか、企業側が選考時の服装について事前に案内することで、応募者が安心して選考に臨みやすくなると考えられる。
マイナビキャリアリサーチLab研究員 朝比奈 あかり
調査概要
| 内容 |
【中途採用担当者に聞いた】夏場の採用選考時の服装に関する調査 |
| 調査期間 |
2026年6月1日~5日 |
| 調査対象 |
従業員数3名以上の企業に所属している全国の経営者・役員または会社員で、中途採用業務を担当している人のうち、前月採用活動を行った人、今後3か月で採用活動を行う予定の人 |
| 調査方法 |
外部パネルによるインターネット調査 |
| 有効回答数 |
829件
※調査結果は、端数四捨五入の関係で合計が100%にならない場合がある
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