マイナビ キャリアリサーチLab

2021年2月度
正社員の求人件数・応募数推移レポート

2月の掲載数は前年同月比99.4%、応募数は前年同月比96.7%。「IT系」への応募が増加、未経験求人の応募倍率は高まる

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)が運営する総合転職情報サイト『マイナビ転職』は、「2021年2月度 正社員求人掲載数・応募数推移レポート」を発表した。本調査は、総合転職情報サイト『マイナビ転職』(https://tenshoku.mynavi.jp/)に掲載された求人の「掲載数」「応募数」の推移を調査している。

◆ 調査概要

調査期間 2021年2月1日(月)~2021年2月28日(日)
集計対象 <掲載数>
該当月における、弊社総合転職情報サイト「マイナビ転職」に掲載開始された求人情報から、下記除外対象データを除き集計
※除外対象:雇用形態が正社員以外

<応募数>
該当月における、弊社転職情報サイト「マイナビ転職」内の応募数から、下記除外対象データを除き集計。
※除外対象:雇用形態が正社員以外

計算方法 月次推移:調査月の前年月の値を100%とし、各月の増減率を算出
 前年同月比:各月の前年同月を100%とし、増減率を算出
本社所在地
設定方法
マイナビ転職の求人内において、本社窓口として設定された県をもとにエリア区分を行った(不明分を除く)。
エリア区分 全国47都道府県
関東:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県
関西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県
東海:愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
北海道・東北:北海道、宮城県、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県
甲信越・北陸:新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県
中国・四国:広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県、香川県、徳島県、愛媛県、高知県
九州・沖縄:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

◆ TOPICS

2021年2月の掲載数は、前年同月(2020年2月)比99.4%で、2021年2月の応募数は前年同月比96.7%だった【図1】。

【図1】<全国>各月の前年同月を100%とした掲載数・応募数の月次推移

<全国>各月の前年同月を100%とした掲載数・応募数の月次推移

2018年の年間平均を100%とすると、2021年2月は前月(2021年1月)と比較して掲載数は7.2pt増加、応募数は1.0pt減少した【図2】。

【図2】<全国>2018年の年間平均を100%とした掲載数・応募数の月次推移

<全国>2018年の年間平均を100%とした掲載数・応募数の月次推移

業種別の掲載数では、業種大分類12業種のうち、6業種が前年同月と比べて増加した。中でも「公的機関・その他(※)」が前年同月比154.5%と最も高く、次いで「コンサルティング」が145.5%、「不動産・建設・設備」が122.8%となった。
応募数は、業種大分類12業種のうち、4業種が前年同月と比べて増加。中でも「IT・通信・インターネ ット」が前年同月比119.9%と最も高く、次いで「不動産・建設・設備」が115.2%、「流通・小売・フード」が105.2%となった【図3】。
※「公的機関・その他」には、警察・消防・自衛隊、官公庁、公益・特殊・独立行政法人、生活協同組合、農業協同組合 (JA金融機関含む)、農林・水産が含まれている

【図3】<業種別>【掲載数】【応募数】の増加率(2021年2月度)

<業種別>【掲載数】【応募数】の増加率(2021年2月度)

職種別の掲載数では、職種大分類16職種のうち、9職種が前年同月と比べて増加した。中でも「コンサルタント・金融・不動産専門職」が前年同月比141.9%と最も高く、次いで「建築・土木」が139.5%、「企画・経営」が120.9%だった。
応募数は、職種大分類16職種のうち、7職種が前年同月と比べて増加。中でも「WEB・インターネット・ゲーム」が前年同月比150.4%と最も高く、次いで「ITエンジニア」が136.9%、「コンサルタント・金融・不動産専門職」が127.1%となった【図4】。

【図4】<職種別>【掲載数】【応募数】の増加率(2021年2月度)

<職種別>【掲載数】【応募数】の増加率(2021年2月度)

応募数が前年同月比で最も増加した「IT・通信・インターネット」の掲載数・応募数は、2018年の年間平均を100%とすると、2021年2月の掲載数は117.7%で、応募数は142.9%だった。2018年に比べ、IT・通信・インターネット業界の求人掲載数、応募数は増加しており、応募数の上昇率は特に大きい【図5】。

【図5】2018年の年間平均を100%とした【IT・通信・インターネット】の月次推移

2018年の年間平均を100%とした【IT・通信・インターネット】の月次推移

また、「IT・通信・インターネット」は経験者求人の割合が58.3%(※)で、全12業種のうち最も割合が高かった。経験者を求める傾向がほかの業種より強い一方で、応募数のうち、未経験求人・経験者求人のどちらに応募したか比率を調べたところ、全体のうち63.1%が未経験求人への応募だった【図6】。

※「2021年2月度 正社員の平均初年度年収推移レポート」より

【図6】「IT・通信・インターネット」業界の未経験求人、経験者求人のどちらに応募したか(2021年2月度)

「IT・通信・インターネット」業界の未経験求人、経験者求人のどちらに応募したか(2021年2月度)

コロナ禍においてテレワークが浸透しIT環境の整備が行われるなど、IT業界の需要は高まっている。成長業界としての注目もあり応募数も増加しているため、未経験求人の倍率はほかの業界よりも高いと考えられる。

◆ INDEX

  1. 概要
  2. 業種別
  3. 職種別
  4. 本社所在地別
  5. 業種PICK UP

詳しくは下のPDFデータをご覧ください

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