- 奨学金を借りている学生は36.9% 約7割が返済を自分で全額負担予定
- 奨学金の返済が企業選択に影響を受けた学生は47.7%
- 奨学金があることで注目したポイントは初任給の額(69.6%)
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2026年卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2026年卒 大学生キャリア意向調査6月<奨学金について>」の結果を発表しました。
トピックス
- 奨学金を借りている学生は36.9% 約7割が返済を自分で全額負担予定
- 学生以外の支払いは「親が一部負担」が22.4% 就職先の企業が負担するケースも見られた
- 奨学金の返済が企業選択に影響を受けた学生は47.7% 注目したポイントは初任給の額(69.6%)
- 奨学金があることで受ける企業を選別する、奨学金返済制度のある企業を探したが見つからないという学生の声も見られた
調査詳細
奨学金の受給について
- 奨学金を借りている学生は36.9%
- 約7割が返済を自分で全額負担予定
奨学金の受給有無
奨学金の利用状況について聞いたところ、奨学金を借りている学生は36.9%であった。その内、貸付型の学生は24.6%、給付型の学生は12.3%と貸付型の学生の方が多い割合であった。【図1】
【図1】奨学金の受給有無 / 2026年卒 大学生キャリア意向調査6月<奨学金について>
学生自身による奨学金の支払い予定
奨学金の返済予定について聞くと、学生自身が「全額支払う予定」という回答が66.7%と半数以上を占める結果であった。次いで「一部を支払う予定」が24.3%となっており、9割以上の学生が何らかの形で返済を自身で負担する予定であることが示された。【図2】
【図2】奨学金の返済について / 2026年卒 大学生キャリア意向調査6月<奨学金について>
保護者、就職先企業による奨学金の返済
- 学生以外の支払いとして「親・保護者が一部負担」が22.4%
- 就職先の企業が負担するケースも(10.6%)
親・保護者による返済予定
親・保護者による返済予定を学生に聞いたところ、親・保護者は「支払いをしない」と回答した学生が68.0%と最も多く、次いで「一部支払う」が22.4%であった。【図3】
【図3】奨学金の返済について (学生以外) / 2026年卒 大学生キャリア意向調査6月<奨学金について>
図2学生自身の返済予定を見てみると「一部支払う」と回答した学生は24.3%、親・保護者が「一部支払う」という回答も約2割にのぼっている。これらの結果から、学生が返済を全額負担しない場合には親・保護者と協力して返済を行う意向であることがうかがえる。
就職先の企業による返済予定
就職先の企業による返済負担も聞いたところ、「支払ってもらわない」と回答した学生が9割近くを占めた。【図3】
しかし、「全額支払い(2.0%)」、「一部支払い(8.6%)」という回答もみられ、少数ながらも就職先企業の支援を受ける予定の学生がいることが示された。
奨学金が企業選択へ及ぼす影響
- 奨学金の返済が企業選択に影響を受けた学生は22.2%
- 注目したポイントは初任給の額(69.6%)
奨学金返済の影響
奨学金の返済があることが企業選びに影響をしたのかどうかを聞いたところ、影響があった(※1)と回答した学生は22.0%、影響はなかった(※2)と回答した学生は78.0%であった。【図4】
※1「とても影響があった」「多少は影響があった」の計
※2「あまり影響はなかった」「全く影響はなかった」の計
【図4】奨学金の返済があることによる企業選択への影響 / 2026年卒 大学生キャリア意向調査6月<奨学金について>
奨学金の返済があることで注目した企業選択ポイント
影響があったと回答した学生に対して、奨学金の返済があることで注目した企業選択のポイントを聞いた。その結果、「初任給の額(69.6%)」が最も多く、次いで「福利厚生の充実度(53.5%)」が多かった。
また、奨学金返済支援制度の有無について回答した学生は28.1%と一定の注目があることもわかった。【図4】
【図5】企業を選ぶときに最も注目するポイント/ 2026年卒 大学生キャリア意向調査3月<就職活動・進路決定>
給与や福利厚生については奨学金の有無に関わらず、企業選択において注目の高いものである。【図5】そのため、奨学金の返済があることでより重視するようになっている可能性があげられる。
奨学金の返済があることで注目した企業選択ポイント(自由回答)
- 奨学金があることで受ける企業を選別する学生、奨学金返済制度のある企業を探したが見つからないという学生も
企業選択の際の奨学金の影響を自由回答で募ったところ、「初任給が20万円以下だと返済が難しく感じ、そのような企業には応募しなかった」というように待遇について基準を儲け、企業を選ぶといった意見がみられた。
その他には「奨学金返済制度のある企業を探したがなかった」という意見も寄せられた。日本学生支援機構によると奨学金返済支援制度を導入する企業は増えているが望んでいる学生にはまだ行き届いていないようだ。今後の企業の導入が期待される。【表1】
【表1】奨学金の返済があることによる企業選択への影響 / 2026年卒 大学生キャリア意向調査6月<奨学金について>
調査概要
| 内容 |
2026年卒 大学生キャリア意向調査6月<奨学金について>
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| 調査期間 |
2025年6月25日(水)~2025年6月30日(日) |
| 調査対象 |
2026年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生 |
| 調査方法 |
マイナビ2026会員(退会者含む)にWEB DMを配信し、インターネットアンケートより回収 |
| 有効回答数 |
1,801名 |
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