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【10月更新】2025年卒就職内定率(内々定率)の状況

片山久也
著者
キャリアリサーチLab編集部
HISANARI KATAYAMA

マイナビキャリアリサーチLabでは、毎年、内定率に関する調査を発表している。このコラムでは、2025年卒の内定率についてまとめている。 

なお、マイナビキャリアリサーチLabの中では、10月1日以前の調査では内々定率と記載しているが、このコラム内では、文章中の記載を内々定を「内定」、内々定率を「内定率」で統一している。 

最新の調査データを公開する際に情報を更新していくので、2025年卒の内定率の動向把握として活用してほしい。
※2024年10月中旬更新

2025年卒の就職内定率状況(2024年10月中旬時点)

2025年卒の内定率の状況を大学生活動実態調査より紹介する。
※各月ごとの回答者が異なるため、前月調査から数値が減少する場合があります。 

内定率推移

2025年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率は10月中旬時点で90.5%(前年比4.5pt増)となった。また、学生の3人に1人が社会人になってお金を稼ぐ理由は“将来に備えるため”という回答。

調査内定率
10月中旬90.5%
9月末89.8%
8月末89.8%
7月末85.5%
6月末81.7%
6月15日80.8%
5月末74.4%
4月末64.3%
3月末47.4%
3月1日34.3%
大学生活動実態調査

2025年卒の文理別就職内定率(2024年10月中旬)

2025年卒大学生活動実態調査(10月中旬)

2025年卒業予定の大学生・大学院生の10月中旬時点での内定率を文理別でみると、理系よりも文系のほうが内定率が高いという結果になった。

文理別かつ男女別でみると、文系女子が91.7%でもっとも高くなっている。

文理別内定率
文系男子89.6%
文系女子91.7%
理系男子89.6%
理系女子91.3%
大学生活動実態調査

2025年卒の地域別就職内定率(2024年10月中旬)

2025年卒大学生活動実態調査(10月中旬)

2025年卒業予定の大学生・大学院生の10月中旬時点の内定率を地域別でみると、もっとも数値が高いのは甲信越で96.6%となっている。

地域内定率
北海道93.4%
東北89.2%
関東90.1%
甲信越96.6%
東海90.8%
北陸91.1%
関西91.0%
中国87.9%
四国84.0%
九州91.0%
大学生活動実態調査

2025年卒の月別内定率に関する調査

2025年卒の内定率の推移は下記にまとまっている。

2025年卒の内定率に関する調査結果はこちらをご確認ください。

2024年卒の月別内定率に関する調査

2024年卒の内定率の推移は下記にまとまっている。

2024年卒の内定率に関する調査結果はこちらをご確認ください。

2023年卒の月別内定率に関する調査

2023年卒の内定率に関する調査は、こちらをご覧ください。

上記以前の調査はこちら

内々定率(内定率)とは

内定率とは?

内定率とは、就職を希望する人数に対して内定者(内定を得た人)の数の割合のことである。
計算式としては、

内定率=内定者数÷就職を希望する人数×100

となる。

内々定率との違いは?

まず、「内定」とはなにか。

内定とは、応募者に対して企業から口頭もしくは書面にて「採用の通知」が出されている状態のことである。経団連の「採用選考に関する指針」の中の「採用内定日の遵守」という項目中で、「正式な内定日は、卒業・修了年度の10月1日以降とする」という記載がある。

そのため、10月1日以前までの口約束の状態を「内々定」ということが一般的だ。マイナビキャリアリサーチLabの中でも10月1日以前の調査では、内々定率と記載しているが、このコラム内では、文章中の記載を内々定を「内定」、内々定率を「内定率」で統一している。 

新卒採用市場に関するコラムを紹介!

マイナビキャリアリサーチLabでは、新卒採用市場に関するコラムも掲載している。

生成AIがもたらす就職活動の変化~2024年卒から2025年卒の変化について

AIの技術発展は目覚ましく、経済成長や社会課題解決への貢献が期待されており、日本においても人手不足解消などを目的としてAIの積極的な活用が求められている。その中でも文章や画像、音声などさまざまな…

続きはこちらをご覧ください。

2026年卒夏インターンシップ前の学生を振り返る~キャリア形成活動の第一歩を踏み出した学生の心情と期待~

大学3年生の4~6月はキャリア形成活動を開始したばかり、もしくはまだ開始していない学生がほとんどだろう。これからの活動の中で自身のキャリアパスを探求し、将来に向けて一歩を踏み出す大事な時期といえ…

続きはこちらをご覧ください。

新卒採用の「早期化」は何が問題なのか

2024年3月、いよいよ25年卒の新卒採用がスタートした。3月1~3日時点で内々定率は前年から16.2pt増の34.3%となった。新卒採用については、政府からの要請 により、以下のように決められているが、特に2025年卒の新卒採用においては、3月より前に採用選考が実施されるケースが増えていたようだ…

続きはこちらをご覧ください。

今後のインターンシップのあり方を探る

国際的な市場競争の結果、先進諸国の雇用システムの多様化が進んでいる。また、雇用システムの多様化が進むことで、学校と職業との接続的役割を担うインターンシップにも変化が求められている。2回に分けて欧州と日本の雇用システムの違いを確認し、今後のインターンシップのあり方について議論している…

続きはこちらをご覧ください。

25年卒から変更されたインターンシップー三省合意改正の影響を考える

昨今、新卒採用が売り手市場となっており、企業が学生との接点をつくるうえで重要度が増している「インターンシップ」。企業の実施率も学生の参加率も上がってきており、双方の注目が集まっている中、今年実施される25年卒対象のインターンシップから、かつて経済産業省・文部科学省・厚生労働省によって制定された「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(=通称「三省合意」)が改正され、インターンシップの在り方が変化…

続きはこちらをご覧ください。

「売り手市場」だからといって決して楽なわけではない!24年卒学生の就職活動を振り返る。

客観的な指標だけを見ると、いずれも学生の売り手市場を示す内容になっている。しかし、必ずしも就職活動生が「楽」であるか、というとそういうわけでもない。本コラムでは24年卒の就職活動で見えてきた以下の特徴を踏まえて振り返りつつ、そこから見えてきた課題を明らかにしていきたい…

続きはこちらをご覧ください。

就職活動と新入社員生活を象徴する「漢字一文字」とは?

マイナビキャリアリサーチLabでは、学生就職モニター調査という調査で就職活動時期の学生に「あなたの就職活動を漢字一文字で表すと?」という質問を、入社半年後調査という調査で「新入社員生活を漢字一文字で表すと?」という質問を、それぞれ行っている。

続きはこちらをご覧ください。

キャリア形成活動の発展に向けて(第7回学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード開催報告)

2024年で7回目の開催となった「学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード」は学生の社会的・職業的自立に貢献したインターンシップやキャリア形成支援に係る取り組みを表彰するアワードだ。学生の職業観涵養を促進する効果的な取り組みを周知することで、プログラムの質的向上および実施企業数の増加を実現し、学生と企業のより精度の高いマッチングを目指している…

続きはこちらをご覧ください。

内定率以外の調査

マイナビキャリアリサーチLabでは、内定率に限らず多くの調査を実施している。
各種調査・データに関しては、こちらをご確認ください。

今後も新しい調査が公開されるときに更新していく。 

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