マイナビ キャリアリサーチLab

2023年 アルバイト市場・平均時給の動向と傾向

片山久也
著者
キャリアリサーチLab編集部
HISANARI KATAYAMA

マイナビキャリアリサーチLabでは、これまでにアルバイト市場に関する調査を多く発表している。 

このコラムでは、アルバイト市場の2023年のトレンドがわかるように動向についてまとめている。 最新データが出た際に更新しているので、アルバイト市場の動向把握として活用してほしい。 
※2024年1月更新

2024年のアルバイト市場・平均時給の最新動向は下記をご確認ください。

目次

2023年 アルバイト市場の動向と傾向

2023年のアルバイト市場動向とは?

「2023年11-12月の非正規雇用に関する求職者・新規就業者の活動状況調査」と「2023年11-12月の非正規雇用に関する企業の採用状況調査」より動向を抜粋している。 

※調査は、非正規雇用を対象に実施しておりますが、このコラムでは「アルバイト」のみ抜粋しております。 

非正規雇用に関する求職者・新規就業者の活動状況調査より

  • 2023年11-12月にアルバイトの仕事を探した割合は14.5%。23年9-10月比・22年11-12月比ともに減少。最も探された職種は[オフィスワーク]で27.6%。
  • 2023年11-12月に新しくアルバイトの仕事に就いた割合は6.1%。23年9-10月比で減少、22年11-12月比では増加。新しく就いたアルバイトの職種は[販売・接客・サービス]が23.9%で最も高い。
最新の調査結果はこちらをご確認ください。

非正規雇用に関する企業の採用状況調査より

  • アルバイトの人手不足感がある企業は39.0%
  • アルバイトが担っている仕事が将来的にシステムやAI・ロボットなどのテクノロジーに代替されると思う割合は7割超え
  • 今後、非正規社員・正社員に必要になるスキルは雇用形態による差はなく「新しいデジタルツールの活用スキル」が最多
最新の調査結果はこちらをご確認ください。

【過去調査】非正規雇用に関する求職者・新規就業者の活動状況調査

過去の調査結果はこちらをご確認ください。

【過去調査】非正規雇用に関する企業の採用状況調査

過去の調査結果はこちらをご確認ください。

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2023年 アルバイトの平均時給の推移

全国の平均時給推移

全業種の平均は、2023月12月時点で、1,241円となっている。

全国の平均時給推移
マイナビキャリアリサーチLab「市場データ」より抜粋
最新の市場データ・調査結果はこちらをご確認ください。

アルバイト平均時給(市場データ)

2023年12月1,241円
2023年11月1,234円
2023年10月1,224円
2023年9月1,211円
2023年8月1,202円
2023年7月1,203円
2023年6月1,190円
2023年5月1,194円
2023年4月1,187円
2023年3月1,189円
2023年2月1,177円
2023年1月1,175円
マイナビキャリアリサーチLab「市場データ」より抜粋

アルバイト・パート平均時給レポート

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【属性別】のアルバイト市場動向

高校生・大学生・主婦・シニア・フリーター別のアルバイト市場調査をまとめている。

高校生のアルバイト調査

大学生のアルバイト調査

主婦のアルバイト調査

ミドルシニア/シニア層の非正規雇用就労者実態調査

フリーターの意識・就労実態調査

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アルバイト市場に関するコラム紹介

マイナビキャリアリサーチLabでは、アルバイト市場の動向やアルバイト採用に関するコラムも掲載している。

高校生・大学生におけるタイパの良いSNSを活用したアルバイト探し

情報化社会において、重要な情報収集源であるSNSは、検索性の高さから学生のアルバイト探しに使われることもある。しかし、SNSやインターネット上の掲示板で簡単に高額報酬を得られるなどとうたい、求職者自身も知らないうちに危険な仕事、いわゆる「闇バイト」に加担してしまう事件がメディアでも多く報道され、……

続きはこちらをご確認ください。

飲食宿泊業でアルバイトの人手不足が深刻化する要因と必要な対策はなにかを考える

2023年1-2月時点でアルバイト人材について「不足」と感じている割合がもっとも高かった業種は[飲食・宿泊]で57.5%となり、前年同期比で6.8pt増加し、突出して人手不足に陥っている様子がうかがえる……

続きはこちらをご確認ください。

柔軟な働き方で注目を集めるスポットワーカー採用の現状

2022年にアルバイト人材について「不足としている」と回答した企業は61.9%となり、前年より人手不足を感じている企業は増加した。しかし2022年11-12月にアルバイトの新規採用を行い、必要な人数を確保できた企業は56.9%と2020年7-8月の調査開始以来でもっとも低い水準と……

続きはこちらをご確認ください。

全国最低賃金が2年連続で過去最大の引き上げ、物価高・社会保険適用拡大もある中、働く人は楽になるのか?

2022年8月、すべての都道府県で地域別最低賃金の答申がなされ、全国加重平均額は31円引き上げの961円となった。昨年度の28円の引き上げに続き、1978年に目安制度(※)が始まって以降、2年連続して最高額となっている……

続きはこちらをご確認ください。

大学生が就職活動を意識してアルバイトをすることのメリットとは

アルバイト就業中の大学生の割合は64.4%、アルバイト経験があり現在は非就業の割合は19.9%、これまで一度もアルバイト経験がない割合は15.6%となり、アルバイト就業経験がある割合は84.3%と大半の学生はアルバイトの経験がある。また、大学生に現在力を入れて行っている取り組みを聞いたところ……

続きはこちらをご確認ください。

アルバイトのリファラル採用は定着するのか

企業が2021年にアルバイトの人手不足を感じた割合は58.8%と前年より2.5pt増となり、業種別でみると[警備・交通誘導(セキュリティ等)]が2020年から連続で人手不足を感じた割合がもっとも高くなった。またワクチン接種の拡大や緊急事態宣言の解除による経済活動の再開を受けて[販売・接客(パチンコ・カラオケ・ネットカフェ)]が……

続きはこちらをご確認ください。

企業の採用人材が多様化する中で、アルバイトの服装の自由を認めることに対する賛否と影響を探る

少子高齢化による労働人口の減少に伴い、多様な人材の就業機会拡大に向けて働き方改革が推進されている中、2021年のアルバイト採用では企業の採用人材の多様化がみられた。2021年のアルバイト人材確保のための施策として、「主婦(主夫)層の積極採用」で23.6%……

続きはこちらをご確認ください。

コロナ禍でのアルバイト就業機会の減少が及ぼす大学生への影響

2020年より新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、政府から緊急事態宣言の発令・まん延防止等重点措置による人々への外出自粛要請や企業への休業・営業時間の短縮要請が行われ、生活スタイルや働き方などに変化が起こったが、「大学生のアルバイト実態調査(2021年)」によると……

続きはこちらをご確認ください。

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アルバイト市場以外の調査

マイナビキャリアリサーチLabでは、アルバイト市場動向に限らず多くの調査を実施している。

各種調査・データに関しては、こちらをご確認ください。

その他の調査・データ

今後も新しい調査を公開する際は、情報を更新していく。

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