マイナビ キャリアリサーチLab

高校生のアルバイト調査(2022年)

高校生がやってみたい職種は 「飲食・フード(接客・調理)」「イベント」が上位

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、全国の15~18歳の高校1年生~3年生(高専、専門学校は除く)を対象とした「高校生のアルバイト調査(2022年)」の結果を発表しました。

◆ 調査概要

内容 高校生のアルバイト調査(2022年)
調査期間 2022年4月25日~5月2日
調査対象 15~18歳の高校1年生~3年生※高専、専門学校は除く
調査方法 インターネット調査
有効回答数 就業者227サンプル、非就業者66サンプル

◆ TOPICS

現在アルバイトをしている高校生のアルバイト形態は、定期的なアルバイトをしていた割合が65.3%と半数以上を占め、短期・単発のアルバイトをしていた割合が34.5%、・長期休み限定のアルバイトをしていた割合が9.3%となった。【図1】 アルバイトをしている目的は、「貯金をするため」が57.4%と最も高く、次いで「趣味のため」が57.0%、「社会経験を積むため」が34.7%となった。【図2】

【図1】現在しているアルバイトの形態(単一回答)※複数のアルバイトを掛け持ちしている場合は複数選択。※ベース:現在アルバイト就業中、回答数:227

現在しているアルバイトの形態/マイナビ「高校生のアルバイト調査(2022年)」

【図2】アルバイトの目的(複数回答)※上位抜粋 ※ベース:現在アルバイト就業中

アルバイトの目的/マイナビ「高校生のアルバイト調査(2022年)」

高校生が現在アルバイトをしている職種をみると、「飲食・フード(接客・調理)」が39.5%と最も高く、次いで「販売(コンビニエンスストア・スーパーマーケット) 」が17.9%、「軽作業」が7.6%となった。【図3】また、やってみたい職種を聞いたところ、 「飲食・フード(接客・調理)」が36.4%と最も高く、次いで「イベント」が29.7% 、「飲食・フード(販売)」 が20.0%、「レジャー・アミューズメント」が19.0%となり、実態と希望に差がみられた。やってみたい職種について2020年調査と比べると、「イベント」が11.8pt増と最も上げ幅が大きく、次いで「飲食・フード(接客・調理)」が11.4pt増、「レジャー・アミューズメント」が9.0pt増となった。【図4】新型コロナウイルス禍からの経済再開によって、特にコロナの影響を受けやすい職種で2020年より人気が高まった様子がうかがえる。

【図3】現在のアルバイトの職種(単一回答)※ベース:現在アルバイト就業中、※上位抜粋、
※回答数:227

現在のアルバイトの職種/マイナビ「高校生のアルバイト調査(2022年)」

【図4】希望するアルバイトの職種(複数回答)※ベース:現在アルバイト就業中、※上位抜粋 

希望するアルバイトの職種/マイナビ「高校生のアルバイト調査(2022年)」

就職活動を意識してアルバイトをしている高校生は38.5%で、2020年調査より13.1pt増となった。【図5】意識している項目としては、「正しい言葉遣いができるようになる」が44.1%と最も高く、次いで「将来の仕事や職業に役立つような経験をする」が31.2%、 「アルバイトを通じて、相手のニーズを把握し行動できるようになる」 が27.5%となった。2020年調査と比べると、「将来の仕事や職業に役立つような経験をする」が14.3pt増、「相手の立場や価値観の多様性を考慮して対応できるようになる」が10.1pt増と大きく伸びた。【図6】Z世代にあたる現高校生は、変化が速く働き方や価値観が多様化する時代に育ったことで、アルバイトを通じてさまざまな立場の人と関わることで社会経験を積むことや将来の働き方を考える機会を期待していると考えられる。

【図5】就職活動を意識してアルバイトをしているか(単一回答)※ベース:現在アルバイト就業中

就職活動を意識してアルバイトをしているか/マイナビ「高校生のアルバイト調査(2022年)」

【図6】現在アルバイトをする上で意識していること(複数回答)※ベース:現在アルバイト就業中

現在アルバイトをするうえで意識していること/マイナビ「高校生のアルバイト調査(2022年)」

アルバイト選びの際に親の関与があったかを聞いたところ、「アルバイト先を決定する際に、親は関与していない」は17.4%となり、8割以上の高校生はアルバイト選びの際に親の関与があることがわかった。親が関与した内容としては、「アルバイト許可証を発行するために親の許可をもらった」が44.1%と最も高く、次いで「アルバイト先を決めるときに親の許可をもらった」 が32.0%、「アルバイト先を決めるときに親の意見を参考にした」が26.6%となった。【図7】

【図7】現在のアルバイト先を決定する際の親の関与(複数回答)※ベース:現在アルバイト就業中

現在のアルバイト先を決定する際の親の関与/マイナビ「高校生のアルバイト調査(2022年)」

アルバイトをしていない理由としては、 「プライベート(習い事・趣味・社会活動など)を大事にしたい」が33.0%と最も高く、次いで「学校で禁止されている」が28.4%、「学校生活(学業・部活など)との両立が難しい」が27.9%となった。【図8】一方で、今後のアルバイトの就業意向を聞いたところ、学期中では57.0%、長期休み中では72.2%となり、長期休みの就業意向が学期中を15.2pt上回った。【図9】比較的時間のある長期休みにアルバイトをしたいと考える高校生が多いようだ。

【図8】アルバイトをしていない理由(複数回答)※ベース:現在アルバイト非就業、※上位抜粋

アルバイトをしていない理由/マイナビ「高校生のアルバイト調査(2022年)」

【図9】アルバイトの就業意向(単一回答)※ベース:現在アルバイト非就業

アルバイトの就業意向/マイナビ「高校生のアルバイト調査(2022年)」

◆ INDEX

1,高校生のアルバイト就業実態
2,高校生のアルバイト探し
3,高校生の就業意識
4,現在のアルバイト先への意識
5,アルバイトにおける就職活動の意識
6,回答者のプロフィール

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