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非正規雇用に関する求職者・新規就業者の活動状況調査(2024年9-10月)

  • 2024年9-10月にアルバイトの仕事を探した割合は14.0%。アルバイトの仕事で最も探された職種は[販売・接客・サービス]
  • 2024年9-10月に新しくアルバイトの仕事に就いた割合は6.2%新しく就いたアルバイトの職種で最も多かったのは[販売・接客・サービス]

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、全国の15~69歳の男女(中学生を除く)(有効回答数:スクリーニング調査15,940名、本調査1,605名)を対象に実施した「非正規雇用に関する求職者・就業者の活動状況調査(2024年9-10月)」の結果を発表。
※非正規雇用:アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託社員

トピックス

  • 2024年9-10月にアルバイトの仕事を探した割合は14.0%。2024年7-8月比、2023年9-10月比ともに減少。最も探された職種は[販売・接客・サービス]【図1、2】
  • 2024年9-10月に新しくアルバイトの仕事に就いた割合は6.2%。2024年7-8月比で増加、2023年9-10月比で減少。新しく就いたアルバイトの職種は[販売・接客・サービス]がトップ【図3、4】
  • 適正だと思う最低賃金の全国平均時給は1,200円台が27.4%で最も多く、平均は1,297円。2024年10月に改訂された最低賃金(全国加重平均1,055円)とは200円以上のマイナスギャップがある【図5】

調査詳細

アルバイトの仕事の求職率

  • 2024年9-10月にアルバイトの仕事を探した割合は14.0%
  • 2024年7-8月比、23年9-10月比ともに減少
  • アルバイトの仕事で最も探された職種は[販売・接客・サービス]で28.7%

2024年9-10月にアルバイトの仕事を探した人は14.0%(2024年7-8月比:0.4pt減、2023年9-10月比:2.2pt減)となり、今後の予定(現在アルバイトの仕事を「すでに探している」+「探すことを検討している」)は16.9%となった。【図1】

【図1】アルバイト求職率の推移 回答ベース:全国15-69歳(中学生除く)男女15,940名(今回調査の回答数)
【図1】アルバイト求職率の推移 回答ベース:全国15-69歳(中学生除く)男女15,940名(今回調査の回答数)

アルバイトの仕事で探した上位10職種

探した職種は[販売・接客・サービス]28.7%、[オフィスワーク]26.5%、[軽作業]18.7%がTOP3。2024年7-8月比で増加した職種は、[販売・接客・サービス]1.5pt増、[配送・引越し・ドライバー] 0.9pt増など計4職種。また、2023年9-10月比で増加した職種は、[配送・引越し・ドライバー]0.2pt増の1職種。【図2】

【図2】アルバイトの仕事で探した上位10職種(複数回答)
【図2】アルバイトの仕事で探した上位10職種(複数回答)

アルバイトの仕事の新規就業率

  • 2024年9-10月に新しくアルバイトの仕事に就いた割合は6.2%
  • 2024年7-8月比で増加、2023年9-10月比で減少
  • 新しく就いたアルバイトの職種は[販売・接客・サービス]が25.3%で最も高い

2024年9-10月に新しくアルバイトの仕事に就いた割合は6.2%(2024年7-8月比:0.3pt増、2023年9-10月比:0.8pt減)となった。【図3】

【図3】アルバイト新規就業率の推移 回答ベース:調査時点での就業者10,344名
【図3】アルバイト新規就業率の推移 回答ベース:調査時点での就業者10,344名

新しく就いたアルバイトの上位10職種

新しく就いたアルバイトの職種は、[販売・接客・サービス]25.3%、[飲食・フード]19.0%、[オフィスワーク]16.0%がTOP3。

2024年7-8月比で増加した職種は、[工場・倉庫・建築・土木]3.6pt増、[オフィスワーク]2.7pt増など計6職種。2023年9-10月比で増加した職種は、[配送・引越し・ドライバー]3.1pt増、[レジャー・アミューズメント]2.9pt増など計8職種。【図4】

【図4】新しく就いたアルバイトの上位10職種(複数回答)
【図4】新しく就いたアルバイトの上位10職種(複数回答)

2024年最低賃金改定

  • 適正だと思う最低賃金の全国平均時給は1,200円台が27.4%で最も多く、平均は1,297円
  • 2024年10月に改訂された最低賃金(1,055円)と適正だと思う最低賃金の全国平均時給は200円以上のマイナスギャップがある

アルバイト就業者に適正だと思う最低賃金の全国平均時給を聞いたところ、[1,200~1,299円]が27.4%で最も高く、次いで[1,500~1,599円]が19.4%、[1,000~1,099円]が17.4%となった。適正だと思う最低賃金の全国平均時給は平均1,297円となり、現在の最低賃金の全国平均1,055円とは242円の差がある。【図5】

【図5】適正だと思う最低賃金の全国平均時給 ※回答ベース:2024年11月時点のアルバイト就業者
【図5】適正だと思う最低賃金の全国平均時給 ※回答ベース:2024年11月時点のアルバイト就業者

調査概要

内容 非正規雇用に関する求職者・就業者の活動状況調査(2024年9-10月)
調査期間 2024年11月1日~11月6日
調査対象 ・スクリーニング調査:全国の15~69歳の男女(中学生を除く)
・本調査:全国の15~69歳の男女(中学生を除く)のうち、該当期間に非正規雇用の仕事探しをした人
調査方法 外部パネルによるインターネット調査
有効回答数 スクリーニング調査:15,940名 本調査:1,605名

レポート内目次

  1. 求職状況
  2. 今後の求職予定
  3. 新規就業状況
  4. 現在のアルバイト時給/理想のアルバイト時給
  5. 適正だと思う「最低賃金」の全国平均時給
  6. 現在のアルバイト時給の納得感/最低賃金改定後の全国平均1,055円に対する納得感
  7. エリア別集計
  8. 職種区分について

詳しくは「PDFデータをダウンロードする」をご覧ください

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