22年1-2月に新しくアルバイトに就いた割合は27.6%。
新型コロナウイルスの影響で退職した人は3割弱、20-29歳では4割に迫る結果に

株式会社マイナビ（本社：東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員：土屋芳明）は、全国の15～69歳の男女（中学生を除く）（有効回答数：スクリーニング調査15,925名、本調査1,580名）を対象に実施した「非正規雇用に関する求職者・就業者の活動状況調査（2022年1-2月）」の結果を発表しました。※非正規雇用：アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託社員

◆ 調査概要

◆ TOPICS

• 22年1-2月に新しくアルバイトに就いた割合は27.6%。21年1-2月比で［オフィスワーク］の新規就業率が最も増加【図1、2】

• 新型コロナウイルスの影響で退職した人は3割弱、20-29歳では4割に迫る結果に【図3、図4】

• オミクロン株の流行で仕事探しの希望条件を変えた人は3割強、変更した条件は「希望職種」が最も高い【図5、6】

◆ 調査詳細

22年1-2月に新しくアルバイトに就いた人は27.6％（21年11-12月比：1.4pt増、21年1-2月比：0.1pt減）となった。【図1】

新しく就いたアルバイトの職種は、［販売・接客・サービス］23.7%が最も高く、次いで［オフィスワーク］17.5%、［飲食・フード］15.2%と続いた。21年11-12月と比較すると増加した職種は、[教育]［レジャー・アミューズメント］、［オフィスワーク］など4職種、21年1-2月比では［オフィスワーク］［レジャー・アミューズメント］[軽作業]など7職種となった。

21年1-2月比の増減率をみると、[オフィスワーク]が7.1pt増で最も増加、[飲食・フード]が19.6pt減で最も減少し、1年間で新しく就いた職種が、大きく変化していることがわかる。【図2】

【図1】　アルバイトの仕事に新しく就いた割合（複数回答）n=1,669

【図2】　新しく就いたアルバイトの上位10職種の推移（n=257）

21年1月～22年2月の間に新型コロナウイルスの影響で退職したことがある人は28.1%。年代別では「20-29歳（36.8%）」で最も高く、次いで「60-69歳（33.1%）」となった。【図3】

退職理由は、「勤め先の休業などにより、シフトや給与の減少があったため」が25.2%で最も高く、次いで「勤め先より、雇い止めされたため」18.5%、「在宅勤務など、働き方が変化したことで体調不良となったため」18.2%が多く挙がった。

在宅勤務などの働き方の変化から体調不良となり退職している人が、雇い止めされた人と同程度おり、新型コロナウイルスが働き方の変化に与えた影響の大きさがうかがえる。【図4】

【図3】新型コロナウイルスの影響による退職有無（単一回答）

【図4】新型コロナウイルスの影響により、退職となった理由（複数回答）

オミクロン株の流行で、非正規雇用の仕事探しの希望条件を変えた人は32.5%。性年代別では、「男性20-29歳（46.9%）」で最も高く、次いで「男性30-39歳（45.0%）」、「男性15-19歳（41.7%）」となった。【図5】

変更した希望条件は、「希望する職種を変えた」が23.4%で最も高く、次いで「希望勤務地を自宅や学校など日常から、近い場所にした」19.1%、「在宅勤務やリモート勤務の仕事を優先した」16.9%となった。【図4】

どの年代でも、「職種変更」や「勤務地」を条件としては重視しているが、40歳以降では「希望時給額の緩和」、60歳以降では「勤務時間の短縮・変更」など年齢が上がるごとに変更した条件が多いことがわかる。【図6】

【図5】オミクロン株の流行で仕事探しの希望条件を変えた割合（単一回答）

【図5】オミクロン株の流行により、変えた希望条件（複数回答）

◆ INDEX

1. 求職状況
2. 今後の求職予定
3. 非正規雇用の仕事を探した人の新規就業状況
4. オミクロン株の流行による、仕事探しにおける希望条件・求職意欲への影響
5. 応募へ影響する企業の施策・制度
6. 新型コロナウイルスの影響による退職経験の有無、退職理由
7. 男性の育児休業取得が促進されることによる、働き方・仕事探しへの影響
8. エリア別集計
9. 職種区分について

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