2023年12月度 中途採用・転職活動の定点調査
現在の勤め先を選んだ最も大きな理由は「新しいキャリア・スキルを身につけることができる」。「給与が良い」を逆転
◆ 調査概要
内容 | 中途採用・転職活動の定点調査 |
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調査期間 | <企業調査>:2024年1月5日~9日 <個人調査>:2024年1月5日~9日 |
調査対象 | <企業調査> ・スクリーニング調査:従業員数3名以上の企業に所属している全国の経営者・役員または会社員で、中途採用業務を担当している人 ・本調査:上記のうち、前月採用活動を行った人、今後3か月で採用活動を行う予定の人 <個人調査> ・スクリーニング調査:従業員数3名以上の企業に所属している全国の20-50代の正社員 ・本調査:上記のうち、前月転職活動を行った人、今後3か月で転職活動を行う予定の人(3か月以内に中途入社した人を除く) |
調査方法 | 外部パネルによるインターネット調査 |
有効回答数 | <企業調査> スクリーニング調査:2,253名 本調査:855名 <個人調査> スクリーニング調査:22,054名 本調査:1,385名 |
目次
◆ TOPICS
- 前月に中途採用活動を行った企業は44.4%と、前月比・前年同月比ともに増加。【図1】実施率が最も高い業種は「医療・福祉・介護」で50.0%。【表1】
- 現在の勤め先を選んだ最も大きな理由は「新しいキャリア・スキルを身につけることができる」が11.3%で最多となり、「給与が良い(10.8%)」を逆転した。【図2、3、4】
◆ 調査詳細
前月に中途採用活動を行った企業は44.4%と、前月比・前年同月比ともに増加。実施率が最も高い業種は「医療・福祉・介護」で50.0%。
23年12月に中途採用活動を行った企業は全体で44.4%。前月比+4.4pt、前年同月比+3.9ptと減少した。【図1】中途採用活動率の高い業種は、「医療・福祉・介護(50.0%)」が最も高く、「メーカー(47.3%)」、「IT・通信・インターネット(46.8%)」と続いた。【表1】
現在の勤め先を選んだ最も大きな理由は「新しいキャリア・スキルを身につけることができる」が11.3%で最多となり、「給与が良い(10.8%)」を逆転した。
23年10-12月に中途入社者がいた企業は22.2%だった。【図2】23年12月の中途入社者に、前職の業種を聞くとIT・通信・インターネット業が29.3%と最も高く、前回比(+8.3pt)、前年同月比(+9.7pt)と大きく増加した。現在の勤め先を選んだ理由を聞くと、「新しいキャリア・スキルを身につけることができる」が11.3%で最も高く、前回調査時、前年同月調査時には最も高かった「給与が良い(10.8%)」を逆転した。専門的なスキルや経験が必要とされる「IT・通信・インターネット」業界の転職者が増えたことで、自身のスキルアップを意識した転職も増加したと考えられる。【図3、4】
◆ INDEX
【TOPICS】
・企業・正社員の動向概要
【企業調査】
・中途採用活動を行った企業の動向
・今後3か月以内に中途採用活動を行う企業の動向
・中途採用活動を行わず、今後も予定のない企業の動向
・中途入社者がいた企業の動向
・冬の賞与について
【個人調査】
・転職活動を行った正社員の動向
・今後3か月以内に転職活動を行う正社員の動向
・転職活動を行わず、今後も予定のない正社員の動向
・中途入社した正社員の動向
・冬の賞与について
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