マイナビ キャリアリサーチLab

2022年4月度
中途採用・転職活動の定点調査

U/J/Iターンに興味がある理由は「自分に合った生活様式や趣味を活かした暮らしがしたい」ため。半数以上が「給与が下がる」ことへ不安

◆ 調査概要

内容 中途採用・転職活動の定点調査
調査期間 <企業調査>:2022年5月2日
<個人調査>:2022年5月2日~4日
調査対象  <企業調査>
・スクリーニング調査:従業員数3名以上の企業に所属している全国の経営者・役員または会社員で、中途採用業務を担当している人
・本調査:上記のうち、前月採用活動を行った人、今後3か月で採用活動を行う予定の人
<個人調査>
・スクリーニング調査:従業員数3名以上の企業に所属している全国の20-50代の正社員
・本調査:上記のうち、前月転職活動を行った人、今後3か月で転職活動を行う予定の人(3か月以内に中途入社した人を除く)
調査方法 外部パネルによるインターネット調査
有効回答数 <企業調査>
スクリーニング調査:2,246名 本調査:854名
<個人調査>
スクリーニング調査:20,392名 本調査:1,358名

◆ TOPICS

  • 4月の企業の中途採用活動実施率、業種別では「医療・福祉・介護」がトップ。前月比で「フードサービス」「レジャー」の伸びが顕著。
  • 4月の正社員の転職活動実施率は前月比で減少、応募した業種は「IT・通信・インターネット」が最も高く、次いで「メーカー」、「不動産・建設・設備・住宅」となった。
  • 企業のテレワークを活用した遠隔に住む人材採用、業種別では「IT・通信・インターネット」「金融・保険、コンサルティング」が特に積極性が高めとなった。
  • U/J/Iターンに興味があるが未実施者において、テレワークを活用希望が高い傾向。
  • U/J/Iターンに興味がある理由は「自分に合った生活様式や趣味を活かした暮らしがしたい」ため。半数以上が「給与が下がる」ことへ不安。

◆ 調査詳細

4月の企業の中途採用活動実施率、業種別では「医療・福祉・介護」がトップ。前月比で「フードサービス」「レジャー」の伸びが顕著。

・4月の企業の中途採用活動実施率は40.8%(前月比:1.3pt減)。【図1_1】
・業種別の実施率では、「医療・福祉・介護」が最も高く54.0%。次いで「IT・通信・インターネット」が53.0%、「フードサービス」が52.5%となった。【図2】
・中途採用活動を実施した理由は、「退職者・休職者の補填」が最も高く47.6%、次いで「年齢など人員構成の適性化」が41.0%となった。【図3】

【図1】 企業の中途採用実施率・正社員の転職活動実施率

企業の中途採用実施率・正社員の転職活動実施率/中途採用・転職活動の定点調査(2022年4月度)

【図2】 業種別 企業の中途採用活動実施率

業種別 企業の中途採用活動実施率/中途採用・転職活動の定点調査(2022年4月度)

【図3】 企業の中途採用活動実施理由・上位(複数回答)

企業の中途採用活動実施理由・上位/中途採用・転職活動の定点調査(2022年4月度)

4月の正社員の転職活動実施率は前月比で減少、応募した業種は「IT・通信・インターネット」が最も高く、次いで「メーカー」、「不動産・建設・設備・住宅」となった。

・4月の正社員の転職活動実施率は4.4%(前月比:0.3pt減)。【図1】
・転職活動実施者が応募した業種は、「IT・通信・インターネット」が最も高く24.3%、次いで「メーカー」が23.9%、「不動産・建設・設備・住宅」が13.2%となった。【図4】
・転職活動を実施した理由は、「給与を高くしたい」が最も高く55.1%、次いで「将来性のある会社、業界で働きたい」が34.3%となった。【図5】

【図4】応募した職種(複数回答)

応募した職種/中途採用・転職活動の定点調査(2022年4月度)

【図5】正社員の転職活動実施理由・上位(複数回答)

正社員の転職活動実施理由・上位/中途採用・転職活動の定点調査(2022年4月度)

企業のテレワークを活用した遠隔に住む人材採用、業種別では「IT・通信・インターネット」「金融・保険、コンサルティング」が特に積極性が高めとなった。

・コロナ禍前と比較して、「Uターン希望者が増えた」と回答した企業は21.4%となった。【図6】
・ テレワークを活用した遠隔に住む人材採用について、「コロナ禍以前から積極的に実施している」は26.2%、「コロナ禍で採用活動を強化した」は25.5%となった。業種別では、「IT・通信・インターネット」「金融・保険、コンサルティング」が特に積極性が高めとなった。【図7】

【図6】コロナ禍前と比較したU/J/I ターン希望者の増減(単一回答)

コロナ禍前と比較したU/J/I ターン希望者の増減/中途採用・転職活動の定点調査(2022年4月度)

【図7】テレワークを活用した遠隔に住む人材採用への積極性(単一回答)

テレワークを活用した遠隔に住む人材採用への積極性/中途採用・転職活動の定点調査(2022年4月度)

U/J/Iターンに興味があるが未実施者において、テレワークを活用希望が高い傾向。


・正社員にU/J/Iターンへの興味を聞いたところ、「興味があり実施にUターンした」は10.3%、未実施だが「Uターンに興味あり」は12.9%となった。若年層ほど、U/J/Iターンへの興味が高いようだ。【図8】
・U/J/Iターンをした人の実現方法は「転職をし、勤務地を変えることで実現」が最も高く約半数、次いで「会社を変えずに、転勤によって実現」が22.3%、「会社を変えずにテレワークすることで実現」が20.0%となった。一方、U/J/Iターンに興味があるがしてない人の希望実現方法は「転職をし、勤務地を変えることで実現」が最も高く44.9%、次いで「会社を変えずに、テレワークすることで実現」が21.0%、「転職をし、テレワークすることで実現」が16.1%となっており、テレワーク活用希望の高さが窺えた。【図9】

【図8】U/J/Iターンに興味があるか(単一回答)

U/J/Iターンに興味があるか/中途採用・転職活動の定点調査(2022年4月度)

【図9】U/J/Iターンの実施方法(単一回答)

U/J/Iターンの実施方法/中途採用・転職活動の定点調査(2022年4月度)

U/J/Iターンに興味がある理由は「自分に合った生活様式や趣味を活かした暮らしがしたい」ため。半数以上が「給与が下がる」ことへ不安。

・U/J/Iターン実施者の興味があった理由、未実施者の興味がある理由ともにトップは「自分に合った暮らし(生活様式、趣味)がしたい」となった。実施者では次いで「家庭の事情(親の世話など)」「友人や親族、協力してくれる支援者がいる」が続くが、未実施者では「自然環境が豊か」「生活環境が充実する」が上位にあげられている。【図10】
・U/J/Iターンを考える際の不安で最も高かったのは「給与が下がる」で50.9%、次いで「仕事に就けるか心配」が41.6%、「求人数そのものが少ない」が36.1となった。【図11】

【図10】U/J/Iターンに興味がある理由(複数回答)上位

U/J/Iターンに興味がある理由/中途採用・転職活動の定点調査(2022年4月度)

【図11】U/J/Iターンを考える際の不安(複数回答)上位

U/J/Iターンを考える際の不安/中途採用・転職活動の定点調査(2022年4月度)

◆ INDEX

【TOPICS】
・企業・正社員の動向概要
【企業調査】
・中途採用活動を行った企業の動向
・今後3か月以内に中途採用活動を行う企業の動向
・中途採用活動を行わず、今後も予定のない企業の動向
・中途入社者がいた企業の動向
【個人調査】
・転職活動を行った正社員の動向
・今後3か月以内に転職活動を行う正社員の動向
・転職活動を行わず、今後も予定のない正社員の動向
・中途入社した正社員の動向

詳しくはPDFデータをご覧ください

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