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2023年5月度
中途採用・転職活動の定点調査

転職の際に企業がエンゲージメント向上施策に取り組んでいたら「応募/入社意欲が高まる」正社員は7割以上

◆ 調査概要

内容 中途採用・転職活動の定点調査
調査期間 <企業調査>:2023年6月1日~3日
<個人調査>:2023年6月1日~5日
調査対象  <企業調査>
・スクリーニング調査:従業員数3名以上の企業に所属している全国の経営者・役員または会社員で、中途採用業務を担当している人
・本調査:上記のうち、前月採用活動を行った人、今後3か月で採用活動を行う予定の人
<個人調査>
・スクリーニング調査:従業員数3名以上の企業に所属している全国の20-50代の正社員
・本調査:上記のうち、前月転職活動を行った人、今後3か月で転職活動を行う予定の人(3か月以内に中途入社した人を除く)
調査方法 外部パネルによるインターネット調査
有効回答数 <企業調査>
スクリーニング調査:2,538名 本調査:841名
<個人調査>
スクリーニング調査:21,529名 本調査:1,373名

目次

◆ TOPICS

  • 5月の企業の中途採用活動実施率は前月比で減少・前年同月比で増加。業種別では「医療・福祉・介護」がトップ。
  • 5月の正社員の転職活動実施率は前月比・前年同月比で増加。応募した業種は「IT・通信・インターネット」が最も高く、次いで「メーカー」、「サービス」となった。
  • 企業が最も力を入れて募集した職種は「営業」が最も高く27.8%、正社員が応募した職種は「管理・事務」が最も高く31.4%
  • 企業の採用活動時の悩みは「応募が集まらない」、正社員の転職活動時の悩みは「希望した条件の求人がなかった」がトップ。
  • エンゲージメント向上施策を実施している企業は17.1%。従業員数301名以上では約3割となった。
  • 転職をする際に企業がエンゲージメント向上施策に取り組んでいたら「応募/入社意欲が高まる」正社員は7割以上。

◆ 調査詳細

5月の企業の中途採用活動実施率は前月比で減少・前年同月比で増加。業種別では「医療・福祉・介護」がトップ。

・45月の企業の中途採用活動実施率は39.9%(前月比:4.2pt減、前年同月比:2.1pt増)。【図1】
・業種別の実施率では、「医療・福祉・介護」が最も高く50.5%。次いで「IT・通信・インターネット」が49.0%、「運輸・交通・物流・倉庫」が41.7%となった。【図2】
・中途採用活動を実施した理由は、「退職者・休職者の補填」が最も高く44.1%、次いで「年齢など人員構成の適正化」42.2%、「組織の存続と強化」39.3%となった。【図3】

【図1】 企業の中途採用実施率

企業の中途採用実施率/マイナビ「2023年5月度中途採用・転職活動の定点調査」

【図2】 業種別 企業の中途採用活動実施率

業種別 企業の中途採用実施率/マイナビ「2023年5月度中途採用・転職活動の定点調査」

【図3】 企業の中途採用活動実施理由・上位(複数回答)

企業の中途採用実施理由/マイナビ「2023年5月度中途採用・転職活動の定点調査」

5月の正社員の転職活動実施率は前月比・前年同月比で増加。応募した業種は「IT・通信・インターネット」が最も高く、次いで「メーカー」、「サービス」となった。

・5月の正社員の転職活動実施率は4.6%(前月比:0.2pt増、前年同月比:0.5pt増)。【図1】
・転職活動実施者が応募した業種は、「IT・通信・インターネット」が最も高く24.7%、次いで「メーカー」が24.0%、「サービス」が14.7%となった。【図4】
・転職活動を実施した理由は、「給与を高くしたい」が最も高く58.3%、次いで「将来性のある会社、業界で働きたい」が37.4%となった。【図5】

【図4】正社員の転職活動実施率

正社員の転職活動実施率/マイナビ「2023年5月度中途採用・転職活動の定点調査」

【図5】応募した業種(複数回答)

応募した業種/マイナビ「2023年5月度中途採用・転職活動の定点調査」

【図6】正社員の転職活動実施理由・上位(複数回答)

正社員の転職活動実施理由/マイナビ「2023年5月度中途採用・転職活動の定点調査」

企業が最も力を入れて募集した職種は「営業」が最も高く27.8%、正社員が応募した職種は「管理・事務」が最も高く31.4%

・企業が5月の採用活動で最も力を入れて募集した職種は「営業」が最も高く27.8%、次いで「IT・エンジニア」が11.2%、「医療・福祉」が10.1%となった。【図7】
・ 正社員が5月の転職活動で応募した職種は「管理・事務」が最も高く31.4%、次いで「営業」が16.9%、「ITエンジニア」が12.3%となった。【図8】

【図7】企業が最も力を入れて募集した職種(単一回答)上位

企業が最も力を入れて募集した職種/マイナビ「2023年5月度中途採用・転職活動の定点調査」

【図8】正社員転職活動者が応募した職種(複数回答)上位

正社員転職活動者が応募した職種/マイナビ「2023年5月度中途採用・転職活動の定点調査」

企業の採用活動時の悩みは「応募が集まらない」、正社員の転職活動時の悩みは「希望した条件の求人がなかった」がトップ。


・企業の採用活動時の悩みトップは「応募が集まらない」で30.0%、次いで「応募者の質が良くない」で12.7%となった。【図9】
・ 転職活動時の最も当てはまる悩みは「希望した条件の求人がなかった」が19.8%と最も高く、次いで「情報収集の時間が十分に取れなかった」が13.3%となった。 【図10】

【図9】企業の採用活動時の悩み(単一回答)上位

企業の採用活動時の悩み/マイナビ「2023年5月度中途採用・転職活動の定点調査」

【図10】正社員の転職活動時の悩み(単一回答)上位

正社員の転職活動時の悩み/マイナビ「2023年5月度中途採用・転職活動の定点調査」

エンゲージメント向上施策を実施している企業は17.1%。従業員数301名以上では約3割となった。

・エンゲージメント(*1)向上施策の実施状況は「すでに実施している」が17.1%。未実施だが実施したいと思っている割合(「実施したいと思っており、検討している」+「実施したいと思っているが、検討できていない」)は47.3%となった。【図11】
・エンゲージメント向上施策を実施している企業が、エンゲージメント向上に最も効果があったとしたのは「柔軟な勤務形態の導入(リモート等)」が最も高く16.0%、次いで「キャリア開発支援(新入社員研修、管理職研修等)」が13.2%となった。【図12】
*1=従業員の企業への帰属意識や仕事へのやりがいの度合い

【図11】エンゲージメント向上施策の実施状況

エンゲージメント向上施策の実施状況/マイナビ「2023年5月度中途採用・転職活動の定点調査」

【図12】エンゲージメント向上に最も効果があった施策

エンゲージメント向上に最も効果があった施策/マイナビ「2023年5月度中途採用・転職活動の定点調査」

転職をする際に企業がエンゲージメント向上施策に取り組んでいたら「応募/入社意欲が高まる」正社員は7割以上。

・転職活動をする際に企業がエンゲージメント向上施策に取り組んでいることは「応募/入社意欲が非常に高まる」は39.7%、「やや高まるは31.2%」となった。【図13】
・企業のエンゲージメント向上施策の中で好印象な施策単一回答では「休日制度や勤務時間の改善(残業削減等)」が最も高く29.3%、次いで「柔軟な勤務形態の導入(リモート等)」が14.4%と、ライフワークバランスを重視した施策が上位となった。【図14】

【図13】企業がエンゲージメントの向上に取り組んでいることは
応募/入社意欲にどのように影響するか

企業がエンゲージメントの向上に取り組んでいることは応募/入社意欲にどのように影響するか/マイナビ「2023年5月度中途採用・転職活動の定点調査」

【図14】企業のエンゲージメント向上施策の中で好印象な施策(複数/単一回答)

企業のエンゲージメント向上施策の中で好印象な施策/マイナビ「2023年5月度中途採用・転職活動の定点調査」

◆ INDEX

【TOPICS】
・企業・正社員の動向概要
【企業調査】
・中途採用活動を行った企業の動向
・今後3か月以内に中途採用活動を行う企業の動向
・中途採用活動を行わず、今後も予定のない企業の動向
・中途入社者がいた企業の動向
【個人調査】
・転職活動を行った正社員の動向
・今後3か月以内に転職活動を行う正社員の動向
・転職活動を行わず、今後も予定のない正社員の動向
・中途入社した正社員の動向

詳しくはPDFデータをご覧ください

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