2023年4月度
中途採用・転職活動の定点調査
「優秀な人材獲得」等のために、テレワークを活用して遠隔に住む人材の採用に積極的になった企業は24.2%
◆ 調査概要
内容 | 中途採用・転職活動の定点調査 |
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調査期間 | <企業調査>:2023年5月1日~3日 <個人調査>:2023年5月1日~5日 |
調査対象 | <企業調査> ・スクリーニング調査:従業員数3名以上の企業に所属している全国の経営者・役員または会社員で、中途採用業務を担当している人 ・本調査:上記のうち、前月採用活動を行った人、今後3か月で採用活動を行う予定の人 <個人調査> ・スクリーニング調査:従業員数3名以上の企業に所属している全国の20-50代の正社員 ・本調査:上記のうち、前月転職活動を行った人、今後3か月で転職活動を行う予定の人(3か月以内に中途入社した人を除く) |
調査方法 | 外部パネルによるインターネット調査 |
有効回答数 | <企業調査> スクリーニング調査:2,264名 本調査:862名 <個人調査> スクリーニング調査:21,361名 本調査:1,360名 |
目次
- 「優秀な人材獲得」等のために、テレワークを活用して遠隔に住む人材の採用に積極的になった企業は24.2%
- ◆ 調査概要
- ◆ TOPICS
- ◆ 調査詳細
- 4月の企業の中途採用活動実施率は前月比・前年同月比で増加。業種別では「医療・福祉・介護」がトップ。
- 4月の正社員の転職活動実施率は前月比・前年同月比で横ばい。応募した業種は「IT・通信・インターネット」が最も高く、次いで「メーカー」、「サービス」となった。
- 企業が最も力を入れて募集した職種は「営業」が最も高く26.0%、正社員が応募した職種は「管理・事務」が最も高く29.0%
- 企業の採用活動時の悩みは「応募が集まらない」、正社員の転職活動時の悩みは「希望した条件の求人がなかった」がトップ。
- 「優秀な人材獲得」等のために、テレワークを活用して遠隔に住む人材の採用に積極的になった企業は24.2%。
- U・Iターン未実施者のうち、3割以上がU・Iターンいずれかに興味があると回答。
- ◆ INDEX
◆ TOPICS
- 4月の企業の中途採用活動実施率は前月比・前年同月比で増加。業種別では「医療・福祉・介護」がトップ。
- 4月の正社員の転職活動実施率は前月比・前年同月比で横ばい。応募した業種は「IT・通信・インターネット」が最も高く、次いで「メーカー」、「サービス」となった。
- 企業が最も力を入れて募集した職種は「営業」が最も高く26.0%、正社員が応募した職種は「管理・事務」が最も高く29.0%
- 企業の採用活動時の悩みは「応募が集まらない」、正社員の転職活動時の悩みは「希望した条件の求人がなかった」がトップ。
- 「優秀な人材獲得」等のために、テレワークを活用して遠隔に住む人材の採用に積極的になった企業は24.2%。
- U・Iターン未実施者のうち、3割以上がU・Iターンいずれかに興味があると回答。
◆ 調査詳細
4月の企業の中途採用活動実施率は前月比・前年同月比で増加。
業種別では「医療・福祉・介護」がトップ。
・4月の企業の中途採用活動実施率は44.1%(前月比:0.6pt増、前年同月比:3.3pt増)。【図1】
・業種別の実施率では、「医療・福祉・介護」が最も高く56.8%。次いで「IT・通信・インターネット」が55.1%、「フードサービス」が52.8%となった。【図2】
・中途採用活動を実施した理由は、「年齢など人員構成の適正化」が最も高く44.9%、次いで「退職者・休職者の補填」43.8%、「組織の存続と強化」41.5%となった。【図3】
【図1】 企業の中途採用実施率
【図2】 業種別 企業の中途採用活動実施率
【図3】 企業の中途採用活動実施理由・上位(複数回答)
4月の正社員の転職活動実施率は前月比・前年同月比で横ばい。応募した業種は「IT・通信・インターネット」が最も高く、次いで「メーカー」、「サービス」となった。
・4月の正社員の転職活動実施率は4.4%(前月比:±0pt、前年同月比:±0pt)。【図1】
・転職活動実施者が応募した業種は、「IT・通信・インターネット」が最も高く27.7%、次いで「メーカー」が26.4%、「サービス」が18.7%となった。【図4】
・転職活動を実施した理由は、「給与を高くしたい」が最も高く55.0%、次いで「スキルアップがしたい」が32.2%となった。【図5】
【図4】正社員の転職活動実施率
【図5】応募した業種(複数回答)
【図6】正社員の転職活動実施理由・上位(複数回答)
企業が最も力を入れて募集した職種は「営業」が最も高く26.0%、正社員が応募した職種は「管理・事務」が最も高く29.0%
・企業が4月の採用活動で最も力を入れて募集した職種は「営業」が最も高く26.0%、次いで「IT・エンジニア」が12.3%、「管理・事務」が11.7%となった。【図7】
・ 正社員が4月の転職活動で応募した職種は「管理・事務」が最も高く29.0%、次いで「営業」が16.1%、「ITエンジニア」が13.2%となった。【図8】
【図7】企業が最も力を入れて募集した職種(単一回答)上位
【図8】正社員転職活動者が応募した職種(複数回答)上位
企業の採用活動時の悩みは「応募が集まらない」、正社員の転職活動時の悩みは「希望した条件の求人がなかった」がトップ。
・企業の採用活動時の悩みトップは「応募が集まらない」で29.8%、次いで「応募者の質が良くない」で14.3%となった。【図9】
・ 転職活動時の最も当てはまる悩みは「希望した条件の求人がなかった」が13.3%と最も高く、次いで「情報収集の時間が十分に取れなかった」が12.5%となった。 【図10】
【図9】企業の採用活動時の悩み(単一回答)上位
【図10】正社員の転職活動時の悩み(単一回答)上位
「優秀な人材獲得」等のために、テレワークを活用して遠隔に住む人材の採用に積極的になった企業は24.2%。
・コロナ禍と比較した2023年の遠隔地採用*の変化で「積極的になった」は24.2%。従業員数301名以上の企業では36.0%となった。【図11】
*=テレワークを活用した会社や支社の所在地から離れた地域に住む人材の採用
・積極的になった理由は「優秀な人材の確保に繋がるから」が最も高く79.2%、次いで「新しい手法を導入していることが採用ブランディングに繋がるから」が57.9%と、採用強化を目的とした理由が上位となった。【図12】
【図11】コロナ禍(2020~22年)と比較した2023年の遠隔地採用の変化
【図12】会社や支社から離れた地域に住む人材採用に積極的になった理由(複数回答)
U・Iターン未実施者のうち、3割以上がU・Iターンいずれかに興味があると回答。
・U・Iターンをしたことがない人に、興味があるかを聞いたところ、「Uターンに興味がある」は24.9%、「Iターンに興味がある」は23.0%となった。【図13】
・U・Iターンをした、もしくは興味がある理由は「希望地域の活性化に貢献したいから」が最も高く41.5%、次いで「希望地域に希望する求人があるから」「希望する生活環境に合致するから」が32.6%となった。【図14】
・一方でU・Iターンをしてない、もしくは興味がない理由は「希望する求人が少ないから」が最も高く28.9%、次いで「利便性が悪くなるから」が27.8%と、いずれの理由にも「求人の有無」が重要視されているようだ。【図15】
【図13】U・Iターンに興味があるか(複数回答) ※U・Iターン未実施者
【図14】U・Iターンした、もしくは興味がある理由(複数回答)
【図15】U・Iターンしてない、もしくは興味がない理由(複数回答)
◆ INDEX
【TOPICS】
・企業・正社員の動向概要
【企業調査】
・中途採用活動を行った企業の動向
・今後3か月以内に中途採用活動を行う企業の動向
・中途採用活動を行わず、今後も予定のない企業の動向
・中途入社者がいた企業の動向
【個人調査】
・転職活動を行った正社員の動向
・今後3か月以内に転職活動を行う正社員の動向
・転職活動を行わず、今後も予定のない正社員の動向
・中途入社した正社員の動向
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