マイナビ キャリアリサーチLab

2023年 転職市場・中途採用の動向

片山久也
著者
キャリアリサーチLab編集部
HISANARI KATAYAMA

マイナビキャリアリサーチLabでは、これまでに転職市場・中途採用に関する調査を多く発表している。

このコラムでは、転職市場の2023年のトレンドがわかるように転職市場・中途採用の動向についてまとめている。
最新データが出た際にこのコラムの情報も更新するため、転職市場・中途採用の動向把握として活用してほしい。
※2024年1月更新

2024年の転職市場・中途採用の最新動向は下記をご確認ください。

転職市場・中途採用の動向・傾向(2023年)

2023年の転職市場動向とは?

2024年1月に実施した中途採用・転職活動の定点調査より動向を抜粋している。

  • 前月に中途採用活動を行った企業は44.4%と、前月比・前年同月比ともに増加。【図1】実施率が最も高い業種は「医療・福祉・介護」で50.0%。
  • 現在の勤め先を選んだ最も大きな理由は「新しいキャリア・スキルを身につけることができる」が11.3%で最多となり、「給与が良い(10.8%)」を逆転した。
最新の調査結果はこちらをご確認ください。

中途採用・転職活動の定点調査

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正社員初年度年収の推移

全業種の正社員平均初年度年収

全業種の平均は、2023年12月時点で、454.4万円となっている。

全業種の正社員平均初年度年収
マイナビキャリアリサーチLab「市場データ」より抜粋
2023年12月454.4万円
2023年11月458.2万円
2023年10月459.4万円
2023年9月455.2万円
2023年8月455.2万円
2023年7月456.2万円
2023年6月457.9万円
2023年5月460.2万円
2023年4月455.1万円
2023年3月457.9万円
2023年2月455.1万円
2023年1月454.8万円
マイナビキャリアリサーチLab「市場データ」より抜粋
最新の調査結果はこちらをご確認ください。

正社員平均初年度年収

正社員平均初年度年収の過去調査

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掲載求人数・応募数数推移

マイナビ転職の掲載求人数・応募数

総合転職情報サイト『マイナビ転職』に掲載された求人数の推移を紹介する。
12月の求人件数は、2019年平均比157.0%。応募数は、2019年平均比の74.8%となった。

2019年平均を100%とした求人件数・応募数の月次推移
<全国>2019年平均を100%とした求人件数・応募数の月次推移
前年同月を100%とした月次推移
<全国>前年同月を100%とした月次推移
最新の調査結果はこちらをご確認ください。

マイナビ転職の掲載求人数・応募数の過去調査

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転職市場・中途採用に関するコラム紹介

マイナビキャリアリサーチLabでは、転職市場や中途採用の動向に関するコラムも掲載している。

【流通・小売・フード業界】の転職市場を最新調査から考える

マイナビ転職に掲載開始した求人件数について、2019年1~12月の平均値を基準に、2019年1月から2023年6月現在までの推移をみる。COVID‑19の影響前は全体の求人件数と「流通・小売・フード」業界の求人件数はほぼ同じ水準で推移していた。しかし緊急事態宣言が始まってからは、全体と差が生じるようになった……

流通・小売・フード業界の転職市場について調査結果を基に解説している。

続きはこちらをご確認ください。

【医療・福祉・介護業界】の転職市場を最新調査から考える

医療・福祉・介護業界には未経験者を歓迎する求人が多い
マイナビ転職に掲載開始した求人について経験者求人・未経験者求人(※)の比率を集計し、推移をみる。
全体では、2018年の年間平均から現在まで継続して未経験者求人の方が多いが、COVID‑19の影響で2019年から2021年にかけて未経験者求人が減少している。
医療・福祉・介護業界に絞ってみると、全体と比べて2019年からの未経験者求人の減少幅は少ない……

医療・福祉・介護業界の転職市場について調査結果を基に解説している。

続きはこちらをご確認ください。

【IT業界】の転職市場を2022年最新調査から考える

2022年のIT業界の求人掲載数は2018年平均比150%前後
2018年平均を基準に平均月間掲載数の推移をみると、全体では2019年平均から2020年平均で減少し、その後現在まで増加傾向が続いている。
IT・通信・インターネット業界に絞ってみると、2019年平均から2020年平均で減少しているものの、2020年平均も104.7%と2018年比プラスを保ち、2021年平均では137.2%と大きく増加した……

IT業界の転職市場について調査結果を基に解説している。

続きはこちらをご確認ください。

転職時の「年齢の壁」はなくなったのか~20-30代と40代、50代の違いは?~

人生 100 年時代といわれる中で、働く意欲がある労働者がその能力を十分に発揮できるよう、雇用制度改革が進められている。
通年採用による中途採用・経験者採用の拡大を図る必要があるとされ、2021年4 月1日から、常用雇用者数301人以上の企業は、直近3事業年度の各年度において採用した正規雇用労働者のうち中途採用者が占める比率の公表を義務付けられた……

転職における年齢の壁についてコラムを掲載している。

続きはこちらをご確認ください。

ジョブ型雇用制度と少子高齢化

少子高齢化によって起こるのは、生産年齢人口、つまり働く世代が少なくなる、という問題だ。下のグラフは2050年までの生産年齢人口推計である。15~64歳を生産年齢として、人口の推計をまとめている。2000年には約8,600万人だった生産年齢人口は2050年には約5,300万人になると考えられており、全人口に対して生産年齢人口が占める割合は減少していく……

新卒採用に比べ、中途採用の方がジョブ型雇用制度を導入している割合が高い状況が続いている。

続きはこちらをご確認ください。

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転職市場・中途採用以外の調査

マイナビキャリアリサーチLabでは、転職市場・動向に限らず多くの調査を実施している。

各種調査・データに関しては、こちらをご確認ください。

その他の調査・データ

今後も新しい調査を公開する際は、情報を更新していく。

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