2023年8月度 中途採用・転職活動の定点調査
- 採用活動でAIツールをすでに使っている企業は20.4%。活用したいと思っている企業は56.7%。
株式会社マイナビは、全国の企業・個人を対象に実施した、「中途採用・転職活動の定点調査」の結果を発表した。調査の詳細はページ末尾に記載している。
トピックス
- 中途採用活動実施率は43.9%で前年同月比+3pt増加。実施理由は「退職者・休職者(産休・育休含む)の補填(46.4%)」が最多。
- 採用時にAIツールを活用したい企業は合計56.7%と半数以上。活用している/活用したい場面は「適正検査(50.4%)」が最多。
- 正社員は企業が採用活動時にAIツールを活用していた場合、「応募/入社意欲が高まる」が40.5%。理由は「興味があるから'(59.3%)」が最多。
調査詳細
8月の中途採用活動状況
- 中途採用活動実施率は43.9%で前年同月比+3pt増加。実施理由は「退職者・休職者(産休・育休含む)の補填(46.4%)」が最多。
23年8月に中途採用活動実施率は43.9%で前年同月比+3pt増加【図1】。中途採用活動を実施した理由は、「退職者・休職者(産休・育休含む)の補填」が最も高く46.4%。次いで「年齢など人員構成の適正化」が44.2%となった。【図2】
中途採用へのAIツール導入状況
- 採用時にAIツールを活用したい企業は合計56.7%と半数以上。活用している/活用したい場面は「適正検査(50.4%)」が最多。
採用時のAIツールの活用意向は半数を超えている。活用率では従業員規模に差があり、大企業ほど活用率が高い【図3】。AIツールを活用している、活用したい場面は「適正検査」(50.4%)「求人票作成」(43.6%)「書類選考」(43.0%)。【図4】
企業がAIツールを活用することについて
- 正社員は企業が採用活動時にAIツールを活用していた場合、「応募/入社意欲が高まる」が40.5%。理由は「興味があるから'(59.3%)」が最多。
企業が採用時にAIツールを活用した場合、「応募/入社意欲が高まる」は40.5%。若年層ほど好影響で、20代では半数を超える。【図5】。応募/入社意欲が高まる理由は、「興味があるから」「新しい施策/技術を導入していることに好感が持てるから」「感情でなく公平に評価してくれそうだから」の順番。【図6】。
調査概要
内容 | 中途採用・転職活動の定点調査 |
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調査期間 | <企業調査>:2023年9月1日~5日 <個人調査>:2023年9月1日~5日 |
調査対象 | <企業調査> ・スクリーニング調査:従業員数3名以上の企業に所属している全国の経営者・役員または会社員で、中途採用業務を担当している人 ・本調査:上記のうち、前月採用活動を行った人、今後3か月で採用活動を行う予定の人 <個人調査> ・スクリーニング調査:従業員数3名以上の企業に所属している全国の20-50代の正社員 ・本調査:上記のうち、前月転職活動を行った人、今後3か月で転職活動を行う予定の人(3か月以内に中途入社した人を除く) |
調査方法 | 外部パネルによるインターネット調査 |
有効回答数 | <企業調査> スクリーニング調査:2,319名 本調査:845名 <個人調査> スクリーニング調査:23,191名 本調査:1,375名 |
レポート内目次
【TOPICS】
・企業・正社員の動向概要
【企業調査】
・中途採用活動を行った企業の動向
・今後3か月以内に中途採用活動を行う企業の動向
・中途採用活動を行わず、今後も予定のない企業の動向
・中途入社者がいた企業の動向
・採用時のAIツールの活用について
【個人調査】
・転職活動を行った正社員の動向
・今後3か月以内に転職活動を行う正社員の動向
・転職活動を行わず、今後も予定のない正社員の動向
・中途入社した正社員の動向
・企業が採用時にAIツールを活用していた場合の応募/入社意向
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