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非正規雇用に関する求職者・新規就業者の活動状況調査(2023年5-6月)

23年5-6月にアルバイトの仕事を探した割合は15.2%。学生と主婦で23年3-4月比・22年5-6月比ともに増加。
職場の服装・身だしなみの自由化に賛成の人は8割超。服装自由化に賛成の理由は[自分らしく働ける]がトップ

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、全国の15~69歳の男女(中学生を除く)(有効回答数:スクリーニング調査16,472名、本調査1,609名)を対象に実施した「非正規雇用に関する求職者・就業者の活動状況調査(2023年5-6月)」の結果を発表しました。※非正規雇用:アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託社員

◆ 調査概要

内容 非正規雇用に関する求職者・就業者の活動状況調査(2023年5-6月)
調査期間 2023年7月1日~7月4日
調査対象 ・スクリーニング調査:全国の15~69歳の男女(中学生を除く)
・本調査:全国の15~69歳の男女(中学生を除く)のうち、該当期間に非正規雇用の仕事探しをした人
調査方法 外部パネルによるインターネット調査
有効回答数 スクリーニング調査:16,472名 本調査:1,609名

◆ TOPICS

  • 23年5-6月にアルバイトの仕事を探した割合は15.2%。23年3-4月比・22年5-6月比ともに増加。属性別では、[学生]と[主婦]で23年3-4月比・22年5-6月比ともに増加【図1、2】
  • 職場の服装・身だしなみの自由化に賛成の人は8割超。服装自由化に賛成の理由は[自分らしく働ける]がトップ【図3、4】
  • アルバイトの仕事に望むものは「高時給だが高い能力を求められる仕事」よりも「高時給ではないが高い能力は求められない仕事」。【図6】

◆ 調査詳細

<2023年5-6月のアルバイト求職ニーズ>
23年5-6月にアルバイトの仕事を探した人は15.2%(23年3-4月比:0.1pt増、22年5-6月比:1.1pt増)となり、今後の予定(現在アルバイトの仕事を「すでに探している」+「探すことを検討している」)は18.3%となった。【図1】

【図1】アルバイト求職率(複数回答)

アルバイト求職率/マイナビ「非正規雇用に関する求職者・新規就業者の活動状況調査(2023年5-6月)」

属性別では、[学生]が47.4%(23年3-4月比:0.6pt増、22年5-6月比:1.6pt増)で最も高く、23年3-4月比・22年5-6月比ともに増加、次いで[フリーター]が21.1%(23年3-4月比:0.4pt減、22年5-6月比:1.8pt増)。[主婦]が18.1%(23年3-4月比:0.4pt増、22年5-6月比:1.4pt増)となり、23年3-4月比・22年5-6月比ともに増加した。【図2】

【図2】<属性別>アルバイト求職率(複数回答)

<属性別>アルバイト求職率/マイナビ「非正規雇用に関する求職者・新規就業者の活動状況調査(2023年5-6月)」

<服装・身だしなみ自由化に対する求職者意識>
職場の服装や身だしなみ自由化に対する賛否を聞いたところ、[賛成(計)](賛成+どちらかというと賛成)が83.4%となった。
性・年代別では、「女性30-39歳」で[賛成(計)]が90.0%で最も高く、次いで「女性15-19歳」が89.7%、「男性30-39歳」が88.8%となり、男性より女性が服装自由化に賛成している傾向がある。【図3】

【図3】職場の服装や身だしなみについて働く人の自由が認められることに対する賛否(単一回答)

職場の服装や身だしなみについて働く人の自由が認められることに対する賛否

服装自由化に賛成とした人に、その理由を聞いたところ、「自分らしく働けるため」が57.2%で最も高く、次いで「前向きな気持ちで仕事ができるため」が37.5%、「慣れてる恰好だと仕事の能率が上がるため」が37.4%となった。
性・年代別にみると、男性15-19歳で「慣れている格好だと仕事の能率が上がるため」「従業員同士の会話のきっかけになるため」の2項目が全体より10pt以上高い。【図4】

【図4】職場の服装・身だしなみ自由化に賛成の理由(複数回答)

職場の服装・身だしなみ自由化に賛成の理由

<アルバイトの仕事で[高時給だが高い能力を求められる仕事][高時給ではないが高い能力は求められない仕事]どちらを望むか>
アルバイトの仕事において「高時給だが高い能力を求められる仕事」「高時給ではないが高い能力は求められない仕事」のどちらを求めるか聞いたところ、「高時給ではないが高い能力は求められない仕事」が55.8%、「高時給だが高い能力を求められる仕事」が44.2%で、高時給ではないが高い能力は求められない仕事が11.6pt上回った。
性・年代別で「高時給ではないが高い能力は求められない仕事」が全体より10pt以上高いのは、女性30歳以上、属性別では、[主婦]となった。反対に「高時給だが高い能力を求められる仕事」が全体より10pt以上高いのは、男性20~39歳、属性別の[学生]となった。【図5】

【図5】アルバイトの仕事で[高時給だが高い能力を求められる仕事][高時給ではないが高い能力は求められない仕事]どちらを望むか(単一回答)

アルバイトの仕事で[高時給だが高い能力を求められる仕事][高時給ではないが高い能力は求められない仕事]どちらを望むか

「高時給ではないが高い能力は求められない仕事」を望む理由を聞いたところ、「自分にスキルがないから」が59.5%で最も高く、次いで「自信がないから」が59.1%、「長く勤められそうにないから」が30.5%で、トップ2の理由が3位以下の理由を大きく上回り、自分にスキルがないことから自信が持てず、高時給のアルバイトを自ら選択しないのではなく、選択そのものが難しい状況であることが推察される。
性・年代別みると、女性40-49歳で「自分にスキルがないから」「自信がないから」「周りと比較され、自分を悲観してしまいそうだから」の3項目が全体より5pt以上高く、女性50-59歳で「自分にスキルがないから」「スキルは上げたいが、続けられるか不安だから」「周りと比較され、自分を悲観してしまいそうだから」の3項目が全体より5pt以上高いことが目立つ。【図6】

【図6】「高時給ではないが高い能力は求められない仕事」を望む理由

「高時給ではないが高い能力は求められない仕事」を望む理由

◆ INDEX

  1. 求職状況
  2. 今後の求職予定
  3. 新規就業状況
  4. 服装・身だしなみ自由化に対する求職者意識
  5. 服装・身だしなみ自由化が仕事探しや働く意識・働き方に与える影響
  6. アルバイトの仕事で[高時給だが高い能力を求められる仕事][高時給ではないが高い能力は求められない仕事]どちらを望むか
  7. エリア別集計
  8. 職種区分について

詳しくはPDFデータをご覧ください

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