中途採用状況調査2016年版(2015年実績)
- 企業の人材不足は、継続して厳しさが増している状況で、採用条件を緩和する企業が増加
- 中途採用実施の理由は、人材流出による穴埋めから、労働環境の改善を目的とした採用へシフト
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、全国の民間企業等を対象に、中途採用状況とその傾向を調査した「中途採用状況調査2016年版(2015年実績)」を発表しました。
調査詳細
人材の過不足感
2015年の人材の過不足感は、「不足している」の回答が75.7%で過半数を占める結果となった。年別で見ると、本調査を開始した2012年以降「不足している」は年々増加し、企業の人材不足は、継続して厳しさが増している状況である。【図1】
【図1】人材の過不足感
経験者採用の選考基準
企業が中途採用を実施した理由は、『経営状態の好転・既存事業の拡大』が43.1%で最も高く、次いで『組織の存続と強化(活性化)』(42.0%)『年齢など人員構成の適正化』(31.4%)の順となった。
年別で見ると、本調査を開始した2012年以降『退職者の増加』は年々減少し、一方で『年齢など人員構成の適正化』『労働時間短縮への対応』は年々増加している。人材流出による穴埋め採用から、労働環境の改善・整備構築を目的とした採用へとシフトしているようだ。
経験者採用の選考基準は、「前年並み」が68.4%で過半数以上を占める結果となっている。年別では、本調査を開始した2012年以降「前年より厳しくした」は減少傾向にあり、一方で「前年より甘くした」は増加傾向にある。売り手市場で人材獲得が難しいため、採用条件を緩和する企業が増えているようだ。【図2】
【図2】経験者採用の選考基準
調査概要
内容 | 中途採用状況調査2016年版(2015年実績) |
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調査期間 | 2016年1月12日~2月12日 |
調査対象 | 直近1年間(2016年1月~2016年12月)に中途採用活動実績のある企業 |
調査方法 | インターネット調査 |
有効回答数 | 652名 |
レポート内目次
- 人材の過不足感、中途採用実施理由
- 各フェーズの平均人数、面接無断キャンセル率、内定辞退率
- 中途採用選考基準、採用予算
- 中途採用で効果のあった手法
- 次年度の採用見通し
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