マイナビ キャリアリサーチLab

非正規雇用に関する企業の採用状況調査(2022年9-10月) 

[飲食・宿泊]において人手不足を感じている割合は60.5%、前年同期比6.5pt増と伸長現在スポットワーカーを採用している割合は16.9%、採用への懸念点は「スポットワーカーのスキルが不安なため」がトップ

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、従業員数10名以上の企業に所属している全国の経営者・役員または会社員で、自社の採用方針を把握している人(有効回答数:スクリーニング調査16,500名、本調査959名)を対象に実施した「非正規雇用に関する企業の採用状況調査(22年9-10月)」の結果を発表しました。※非正規雇用:アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託

◆ 調査概要

内容 非正規雇用に関する企業の採用状況調査(22年9-10月)
調査期間 2022年11月1日~11月2日
調査対象 自社の非正規雇用労働者の採用方針を把握している会社員/会社役員/経営者、かつ、従業員数10名以上の企業に所属している者
調査方法 インターネット調査
有効回答数 スクリーニング調査:16,500名 本調査:959名

◆ TOPICS

<2022年9-10月のアルバイト人手不足感と採用実施率>
22年9-10月のアルバイト人手不足の割合が最も高かった業種は[飲食・宿泊]で60.5%となり、22年7-8月より8.3pt増加、前年同期より6.5pt増加した。【図1】 採用活動の実施率も[飲食・宿泊]が48.6%と最も高く、22年7-8月より2.7pt増加、前年同期より12.6pt増加した。【図2】 2022年10月に入国制限の緩和や政府の観光需要喚起施策として全国旅行支援が開始したのを受けて、再び人手不足感が高まり、人員確保のために採用を行う企業が増加したと考えられる。

【図1】業種別 アルバイト 過不足感 ※グラフの業種は一部抜粋

【図2】業種別 アルバイト 採用活動実施率 ※業種は上位を一部抜粋

スポットワーカーの採用状況と採用への懸念点
現在スポットワーカーを採用している割合は16.9%、業種別では[ソフトウェア・通信]で28.8%と最も高く、次いで[飲食・宿泊]で23.8%となった。従業員数別では、[300人以上]で37.8%と最も高く、次いで[50~300人未満]で19.7%、[10~50人未満]で14.6%となり、従業員数が多い企業ほど採用意向が高くなった。【図3】これまでに、スポットワーカーを採用しなかった理由は、「スポットワーカーのスキルが不安なため」が34.0%と最も高く、次いで「人材の管理が複雑なため」が28.3%、「スポットワーカーの採用方法がわからないため」が27.6%となった。【図4】スポットワーカーは、受け入れ企業との間に雇用関係はあるものの、通常のアルバイトのような面接を事前に行わないことが多いため、スキルを把握しにくいという点で不安を持つ企業が多いようだ。

【図3】 業種別 スポットワーカーの採用状況(単一回答)※「わからない」除く 

【図4】 これまでに、スポットワーカーの採用をしなかった理由(複数回答) 

<今後のスポットワーカーの採用意向と採用したい理由
今後スポットワーカーを採用したい割合は38.2%、業種別では[ソフトウェア・通信]で44.2%と最も高く、次いで[飲食・宿泊]で42.9%となり、現在採用率が高い業種で今後の採用意向も高かった。従業員数別では[300人以上]で62.2%と最も高く、次いで[50~300人未満]で41.9%、[10~50人未満]で35.3%となり、企業規模が大きいほど採用率・今後の採用意向ともに高い傾向。【図5】今後、スポットワーカーの採用をしたい理由では、「即戦力人材獲得のため」が37.4%と最も高く、次いで「人件費削減のため」が34.2%、「突発的な欠員に対応するため」が29・5%となった。【図6】業務の繁忙や急な勤務シフトの変更などによる人手不足を補いたい企業は、スポットワーカーに単なる労働だけでなく、即戦力としてのスキルも期待しているようだ。

【図5】 業種別 スポットワーカーの採用意向(単一回答) 

【図6】 今後スポットワーカーの採用をしたい理由(複数回答)

<直近の求人時給の妥当性と時給額>
直近の求人時給は人材を確保する上で十分だと思うか聞いたところ、「十分・計」は36.6%、「どちらともいえない」は40.6%、「不十分・計」は22.8%となった。【図7】
業種別でみると、「十分・計」は[小売]で44.7%と最も高く、次いで[飲食・宿泊]で41.7%となった。一方で、「不十分・計」は[医療・福祉]で26.9%と最も高く、次いで[飲食・宿泊][サービス]で25.0%となった。飲食・宿泊は十分と不十分ともに上位に入っており、企業によってばらつきがあるようだ。直近のアルバイトの求人時給の全体平均は1065円で、直近の時給に対する考えにばらつきがみられた{飲食・宿泊]では「1000円~1099円」で34.0%と最も高く、次いで「1100円~1199円」で21.3%、「900円~999円」で17.0%となった。【図8】

 【図7】 直近の求人時給は人材を確保する上で十分だと思うか(単一回答)
※回答者:9-10月に各雇用形態の採用活動を実施した人または新規採用を行った人、求人時給が「わからない」を除く※回答数30以上の業種を抜粋

 【図8】 業種別 直近のアルバイト時給(数値回答)※回答者:9-10月にアルバイト採用活動を実施した人または新規にアルバイト採用を行った人、「わからない」と外れ値を除く

2022年11月~2022年12月のアルバイトの求人時給変更予定と増加予定額
年内(2022年11月~2022年12月)にアルバイトの求人時給を変更する予定を聞いたところ、「変わらない予定」が66.7%と最も高く、次いで「上げる予定」が18.2%、「未定」が14.3%、「下げる予定」が0.8%となった。【図9】業種別でみると、「上げる予定」は[飲食・宿泊]で32.7%と最も高く、次いで「建設」で28.6%、[小売]で17.1%となった。アルバイトの時給を上げる予定と回答した企業の時給増加額として最も高かったのは、「50円~99円」で27.2%となった。【図10】年末年始の繁忙期に向けて、人手不足感が強かった飲食・宿泊では、3割の企業で人手確保のために時給を上げる動きがみられた。

【図9】 年内(2022年11月~2022年12月)の求人時給変更予定(単一回答)
※回答者:11月以降にアルバイト採用活動を実施予定の人

【図10】年内(2022年11月~2022年12月)の求人時給増加額(数値回答)
※回答者:アルバイトの求人時給を「上げる予定」と答えた人、「わからない」除く除く

◆ INDEX

1,採用活動の実施状況
2,新規採用の状況
3,過不足感
4,雇用調整状況
5,スポットワーカーの採用状況と今後の採用意向 
6,スポットワーカーの採用理由                    
7,雇用形態ごとの直近の求人時給
8,直近の求人時給と最低賃金の妥当性
9,2022年11月~12月の求人時給変更予定                 
10,エリア別・企業規模別集計 
11,業種・職種区分

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