「インポスター症候群」とは、客観的に高い評価を受けても成功を認めることができず、自身の能力を過小評価する心理状態を指す。
優秀な女性に多くみられる傾向があり、原因としては、過去の失敗経験や「期待されている」というプレッシャーなどの心理的要因、周囲との和を重んじる幼少期の教育や、女性活躍を進める社会変化などの文化的要因が考えられる。

症状が悪化した場合、メンタルヘルス不調にもつながるため、定期的な面談やフィードバックを通じて、実際の評価と本人の評価のギャップを埋める必要がある。自分の能力に自信がもてるように促すことで症状の緩和が見込めるのだ。

⇔ダニング=クルーガー効果