大学生のアルバイト実態調査(2021年)
- アルバイト就業者の割合が前年比8.9pt減
- コロナ禍でアルバイトをしたくてもできなかった大学生が増加
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)は、大学1年生から4年生(年齢:18歳~23歳)を対象とした、「大学生のアルバイト実態調査(2021年)」の結果を発表しました。
目次
調査詳細
大学生のアルバイト就業状況
大学生が現在アルバイトをしている割合は62.9%で、前年と比較して8.9pt減少した(2020年:71.8%)。一方、これまで一度も就業経験がない割合は11.8%と、2.2pt増加した(2020年:9.6%)。【図1】
【図1】大学生のアルバイト就業状況
非就業大学生のアルバイト意向
現在働いていない人のうち、アルバイトをしたい人の割合が前年より増加しており、コロナ禍でアルバイトをしたくてもできなかった大学生が増加したと推察される。【図2】
【図2】非就業大学生のアルバイト意向
アルバイトをしている大学生の1日あたりの勤務時間
現在アルバイトをしている大学生の1日あたりの労働時間について、6時間以上の割合は「長期休み中のアルバイト」では38.4%、「学期中のアルバイト」では20.7%であった。
いずれも前年と比較して減少しており、人手不足の緩和や時短営業等が影響し、大学生の長時間労働割合が減少したと見られる【図3】。
【図3】1日あたりの勤務時間
大学生のアルバイトをしていない理由
現在アルバイトをしていない大学生に、アルバイトをしていない理由を聞いたところ、「なんとなく働きたくない」が27.5%と最も高く、「プライベート(習い事・趣味・社会活動)を大事にしたい(22.4%)」「学校生活(学業・部活など)との両立が難しい(17.7%)」が続いた。前年は「学校生活との両立が難しい」が最も高かったが14.6pt減少した。
一方、「その他(自由回答)」が前年より5.5pt増えたが、そのうち約半数は感染対策やアルバイト先の休業など、新型コロナウイルスの影響によるものという回答であった。オンライン授業の導入など学校で過ごす時間が減ったため、学校生活を理由にアルバイトをしない大学生は前年より減少し、新型コロナウイルスの影響を受けて非就業者となった大学生や、お金を使う機会が減ったことにより、働く明確な理由がなくなった大学生が増加した様子がうかがえた。【図4】
【図4】アルバイトをしていない理由
大学生のアルバイト選びの基準の変化
コロナ禍で「アルバイト選びの基準が変わった」と回答したのは29.3%。具体的に変化した基準としては、「感染対策」に関する項目、人と接する仕事を避けるなど「仕事内容」に関する項目、安定的にシフトに入れるかなど「収入」に関する項目、「勤務場所」に関する項目があげられた【図5】。
【図5】アルバイト選びの基準は変化したか
調査概要
内容 | 大学生のアルバイト実態調査(2021年) |
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調査期間 | 2021年2月26日~3月2日 |
調査対象 | 大学1年生~4年生/年齢:18~23歳※6年制大学、大学院生は除く |
調査方法 | インターネット調査 |
有効回答数 | 1,346名 |
レポート内目次
- 回答者プロフィール
- 大学生のアルバイト就業状況
- 非就業者について
- 大学生のアルバイト探しに関する意識
- 現在のアルバイト先への意識
- アルバイトにおける早期離職の実態と意識
- アルバイトにおける就職活動の意識
- アルバイトにおけるコロナの影響
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