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タイムパフォーマンス たいむぱふぉーまんす

タイムパフォーマンスとは、費やした時間に対する効果や満足度の度合いを示した和製英語である。費用対効果を意味する「コストパフォーマンス」に類する言葉であり、効率性を重視し無駄を嫌う傾向にあるZ世代を中心に普及している。一般的に「タイパ」と略されることが多い。

タイパの例としてよく取りあげられるのが動画の倍速視聴で、再生速度を倍にして視聴することを指す。限られた時間の中で有効な情報が得られれば「タイパが良い」得られなければ「タイパが悪い」と表現される。

近年では仕事でも使用されている言葉であり、注目を集めている背景にはデジタル化による情報の増加と、情報の中から必要なものを早く取捨選択することが求められていること、労働人口の減少によるパフォーマンスの向上などが挙げられる。

特に働き手の「長時間労働は美徳ではない」という意識変化は大きく、短時間で効率良く働き、余暇はプライベートやスキルアップに費やしたいと考えている労働者は年々増加している。そのため、企業側もタイパを意識した業務改善を行う必要がある。具体的には、通勤時間を削減できるリモートワークの導入やITツールの活用など作業効率化による生産性向上を進めれば、従業員のワークライフバランスが向上するため、企業ブランドや採用力の向上も期待できる。