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PDCAぴーでぃーしーえー

「PDCA」とは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字を取ったもので、継続的に品質を管理するための手法である。

1950年代、品質管理研究の第一人者であったアメリカの統計学者ウィリアム・エドワーズ・デミング博士とウォルター・シューハート博士によって提唱された。今日でも品質管理の国際基準となっているISO 9001、ISO 14001にもPDCAが取り入れられており、数多くの業界、業種、スポーツなどのセルフマネジメントの基本として浸透している。

そしてPDCAのメリットは「目標やタスクを明確に設定し、活動の軸が定まる」「無駄を省き、業務を効率化できる」「失敗をポジティブに捉え、継続的に品質の管理と改善を行える」ことにある。

対してデメリットは「プロセスが長く改善までの時間がかかる」「前例に依存し、保守的になってしまう」「PDCAを行うことが目的になり形骸化してしまう」ことにある。

このような事態を防ぐためにも、深堀りした具体的(数値で定量的)な目標を立てることが重要だ。もちろん、経済的状況などの会社を取り巻く環境要因にも目を向けて検討を行い、前例や過去の成功体験にとらわれないことも重要である。