日本の女性の年齢階級別労働力人口の割合を示す「労働力率」をグラフで示した際に描かれる曲線のこと。
20代後半から30代前半が谷になり、30代後半から再び増加に転じて山になる「M」型の曲線は、多くの女性が出産や育児を機に一度は離職せざるを得ない日本ならではの状況がよく表れている。
近年はM字が解消されつつあるが、晩婚化や子どものいない既婚者の増加、さらには非正規雇用で働く人が増えたためとの見方もある。
M字カーブに対して女性の労働力人口が年代とともに上昇し、40代でピークを迎える曲線は「逆U字型」と呼ばれ、他の先進国ではこの曲線になる例が多い。