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サーバントリーダーシップ さーばんとりーだーしっぷ

「サーバントリーダーシップ」とは、「リーダーはまず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」という考えの下で提唱された支援型のリーダーシップである。
具体的には、リーダーがメンバーに対してコミュニケーションや傾聴を積極的に行い、進むべき方向に導き、メンバーを支えながら個々の能力を発揮させる「ツアーコンダクター」のような考え方である。こちらは、立場を用いて一方的に指示を行い、メンバーを動かすという従来の「支配型リーダーシップ」とは対極的な考えである。

「一方で「サーバント」とは、英語で「使用人」「召し使い」「奉仕者」という意味を持つため、言葉のイメージに引きずられ「部下の言いなりになる」「優しくあるべき」などといった誤認をされることがあるが、サーバントリーダーは、奉仕、共感に加えて、組織の方向性を明示し、部下の誤りを正し、成長を促すことも必要となる。リーダーシップを実践した場合、リーダーが自ら動かなくとも、メンバーが率先してメンバーシップを発揮し、自律的に課題に取り組む姿勢を見せるようになることが期待できる。また、サーバントリーダーシップを導入し、成功を収めた企業は日本国内にも増えている。