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自己都合退職 じこつごうたいしょく

「自己都合退職」とは労働者個人のプライベートな都合で自発的に申し出た退職のことを指す。
ここで言う都合とは、キャリアアップに向けた転職、結婚・出産・介護などのライフステージの変化、体調不良などに加えて、労働者が犯した規律違反による懲戒処分なども含まれる。
一方で、退職理由が経営不振による倒産や人員整理によるリストラなど、労働者個人の力ではどうしようもならない企業側の都合である場合は「会社都合退職」となる。

自己都合と会社都合では、退職時の手続きや、失業保険のもらえるお金・給付開始日・給付期間、退職届などに違いがあるため注意が必要である。

失業保険が下りるまでの流れを見てみると、自己都合の場合は、労働者側に退職意思表示や退職届などの書類提出の義務が発生するが、会社都合の場合は原則不要である。退職が決まった後は自己都合・会社都合等しく、企業側がどちらの退職にあてはまるかを判断し、必要書類を揃えてハローワークに提出。届け出を受けたハローワークが最終判断を下した後、待機期間を経て労働者に給料に基づいた額の失業手当が給付される。この際に自己都合の場合は、待機期間7日+受給資格認定後2ヶ月間(計2ヶ月+7日)は失業手当を受け取ることができず、給付期間は90日~150日と会社都合に比べて少なく設定されている。

失業保険は退職から再就職までの期間を支える重要な収入になるため、自分がどちらの退職になるのか、人事や就業規則などで確認しておくと良いだろう。

⇔会社都合退職